ハリウッドスター初！来日のレオナルド・ディカプリオ、東京証券取引所で金ピカ記者会見！巨大な金のくす玉割ってアカデミー賞もゲット祈願！？

映画「ウルフ・オブ・ウォールストリート」主演レオナルド・ディカプリオ、共演のジョナ・ヒル、そして同作の監督を務めたマーティン・スコセッシが1月29日、東京証券取引所にて来日記者会見を行った。

[※当記事の後半に映画「ウルフ・オブ・ウォールストリート」の1シーンについての情報が含まれます。]

今回で9回目となる来日を果たしたレオナルドは、本作で主人公のジョーダン・ベルフォートを熱演。第71回ゴールデン・グローブ賞授賞式にてコメディ・ミュージカル部門男優賞を受賞し、アメリカで3月2日開催の第86回アカデミー賞授賞式でも主演男優賞にノミネートされており、早くも有力候補と騒がれている。

「アカデミー賞にノミネートされただけで、僕の熱意を認めてもらった気分」と話すレオ様は、実在する株ブローカー、ジョーダンの破天荒な人生を映画化するまで、実に9年もの時間をかけたほど、同作への思い入れは強い。そんなレオ様の熱心な説得の上、「レオの熱意とやる気に打たれて、監督を務めるに至った」とスコセッシは話した。



東証におけるハリウッド俳優初の記者会見となった本会見についての感想を求められると、「とってもうれしいよ、特にこの作品をプロモーションするにあたってはね」とレオ様。「この映画は、どちらかというと“市場に行くな”というメッセージが込められてるからね(笑)。見る人に警鐘を鳴らす、究極的な話なんだ」とコメントした。

また、本作でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたジョナは、レオ演じるジョーダンとのお寿司を食べるシーンがとても印象的だったとも。「すべてが崩れて行く、最期の象徴的なシーンだからね」としみじみ話した。

もっともこのお寿司のシーン、実はジョナのアドリブにより、レオ様がカンパチを食べ続けなければならなくなったという裏話があったという。「本当は僕がジョナに、『このカンパチ食べる?』って聞くはずだったのに、ジョナが『そのカンパチ食べないの?』ってフェイントで聞いてきたもんだから、結局50貫ぐらい食べる羽目になって、しまいには気持ち悪くなっちゃったんだよね…」と、レオ様は苦々しい表情を見せた。

この他、俳優にならなかったら何になりたい?と聞かれたレオ様は、中学時代の職業体験をふり返り、「俳優で稼げる人なんていないと思ってたから、旅行代理店に勤めるか、海洋生物学者になりたかった」と返答。旅行代理店は、「チケットがタダでもらえるって聞いたから」と、堅実的な(?)理由を述べた。

さらに、もし本作の主人公のように大金があったら何に使うかと質問されると、「ちょっとキザッぽく聞こえるかも知れないけど、世界中の絶滅に瀕してる生き物のいるジャングルや熱帯雨林、珊瑚礁なんかを買い取って保護したい」とコメント。普段から環境問題に取り組むレオ様ならではの答えとなった。

本会見では、同作のヒットを祈願して、東証内に設置されたくす玉を割るというイベントも行われた。金のくす玉に繋がれた糸を引いた3人は、日本の伝統的な催しに大喜び。「ぜひとも映画を観て、楽しんでほしい」とレオ様が締めくくった。



■ウルフ・オブ・ウォールストリート
1月31日(金)全国ロードショー
(c)2013 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
配給: パラマウントピクチャーズジャパン