エマ・ストーン＆アンドリュー・ガーフィールドが、400人のファンを前に夫婦漫才！？ 「アメイジング・スパイダーマン2」来日記者会見

大人気映画「アメイジング・スパイダーマン」シリーズ最新作PRのため、主人公スパイダーマン役アンドリュー・ガーフィールド(30)ほか、主要キャスト陣と、監督、プロデューサーが来日。3月31日、都内某所で行われた記者会見には、平日にもかかわらず400人のスパイダーマンファンが集結し、映画さながらに熱い記者会見となった。

2012年、まったく新しい「スパイダーマン」として、世界中で鮮烈なデビューを飾った「アメイジング・スパイダーマン」シリーズ。第二作となる今作「アメイジング・スパイダーマン2」では、前作の大ヒットにより今やスターとなったアンドリュー・ガーフィールドが、スパイダーマン/ピーター・パーカー役を続投。加えてエマ・ストーン(25)も、前作と同じくヒロイン　グウェン・ステーシー役を演じている。さらに、原作ファンにも人気の最強の悪役エレクトロ/マックス・ディロン役に、オスカー俳優ジェイミー・フォックス(46)が大抜擢。高圧電流を操るエレクトロと、NYの空を自由に飛び回るスパイダーマンの死闘のほか、高校を卒業したことで複雑になった、グウェンとピーターのロマンスも見逃せない超大作だ。

この日、都内映画館で開かれた記者会見には、アンドリュー、エマ、ジェイミーに加え、マーク・ウェブ監督ほか、プロデューサー2名が出席。思い思いのコスプレ姿で訪れ、手作りのうちわやボードでメッセージを伝えようとする日本のファンへ、あたたかな笑顔を振りまいた。中でもブラックのセットアップのミニスカートから、まぶしい美脚を覗かせたエマは大人気。会場ではエマから手を振ってもらったことで、感動して泣きだすファンも見られた。


映画ではスパイダーマンの前に立ちはだかる悪役を演じたが、記者会見では“主役級”に目立っていたジェイミー・フォックス。アカデミー賞を獲得した実力派俳優であるかたわら、名門ジュリアード音楽院にも在籍していた経歴を持ち、もともとはコメディアンとしてデビューを飾ったという多彩な彼は、会見中もやりたい放題。大真面目に監督が映画の魅力を語っている最中に、マイクをパーカッション代わりに合いの手を入れたり、全編を作中と同じニューヨークで撮影した感想を「エンパイア・ステイト・オブ・マインド」(アリシア・キーズ&ジェイ・Z)の生歌で表現したりと、自由な言動と、役柄とは程遠い明るいキャラクターで、会場を大いに盛り上げた。ちなみにアリシアは今作のサウンドトラックにも参加しており、思わぬところで“再コラボ”となったようだ。


そんなジェイミーだが、今作出演への感想を聞かれると、「アメイジング・スパイダーマンの一部になれてとても興奮している」とまじめに回答。本来の楽しい人柄はもちろん、「ユーモラスな台詞を全カット」し、「最“凶”の悪役を演じよう」という心意気で作品へ挑んだという。サービス精神旺盛な彼は、会見中も特徴あるエレクトロの低音ボイスで映画の台詞を再現し、ファンを喜ばせてくれた。


私生活では恋人同士であるアンドリューとエマは、今回2ショットで来日。「ラブロマンスとしてのスパイダーマン」の見どころを尋ねられると、壇上で「あなたが答えてよ(エマ)」「きみから答えてよ(アンドリュー)」「あなたの方が向いてるわ」「人前じゃちょっと」「何を言っても許すわ」「正直なところ、質問ってなんだっけ?」と、まるで夫婦漫才さながらの掛け合いを繰り広げる場面も。リアル・カップルの息の合ったやり取りに、会場は笑いで満たされるひと時だった。

結局、エマに促される形で、質問にはアンドリューが回答。「スパイダーマンを演じることの楽しさのひとつは、大好きな女性、こちらのレディへ、恋のメッセージを派手に送ることができること」と、のろけとも取れる発言を笑顔でポロリ。とはいえ幸せなことばかりでもなく、「犠牲」や「グウェン(ヒロイン)と一緒にいられるか葛藤」など壁はさまざま。今作のクライマックスには、ピーターとグウェンにとって、「大きな決断」が描かれているようで、こちらを楽しみにして欲しいと語った。


　


また、レディのみならず、ファンにも優しいアンドリュー。客席から質問を募る場面では、コスプレ姿ののちびっこスパイダーマンの質問に、優しく受け答え。「スパイダーマンは強いんですか?」という子どもならではの純粋な問いへ、「これまで受けた中で、最高の質問だよ」と満面の笑みで、「スパイダーマンを強くしているのは、本当は普通の少年って部分なんだ。完璧じゃないから、最高の自分になろうとしている。だからこそスーツを着たとき、力を発揮できるんだ」と語った。別の「どうやったらスパイダーマンになれますか?」という質問には、「きみはもうスーツを着てるじゃないか、スパイダーマンだよ」とジョークで返しながらも、「愛するものや、自分の才能を明確にし、他人と分かち合おうとすること」と、ヒーロー精神を説いた。

さらにサプライズは続き、なんとジェイミーの粋な計らいにより、急遽ステージ上でちびっこスパイダーマンをまじえた撮影セッションが設けられることに。彼らの名前を尋ね、日本語で「アリガトウ」とメッセージを送るなど、憎悪を糧にスパイダーマンを苦しめるエレクトロンと、素顔はまるで異なるジェイミー。子どもたちにとっては、春休みの素敵な思い出になったことだろう。


そして、この日のスペシャルゲストとして、エレクトロ訳の日本語吹き替えを担当した俳優の中村獅童(41)が登壇。ジェイミーと並んで、エレクトロンの台詞を披露し合い、交流を深めた。さらにサプライズとして、歌舞伎で使う“クモの糸”をキャストとスタッフ陣へプレゼント。自由な彼らに翻弄される一幕や、ファン思いのアンドリューがステージを降りて、客席へ劇中よろしく“ウェブ”を発射するサービスを挟みながらも、最後は見事にキメてくれた。


前作から引き続き、監督を担当したマーク・ウェブは、映画を「これまで作られたスパイダーマン映画の中でも最大級」と、作品をアピール。「アメイジング・スパイダーマン2」は4月25日、ここ日本において世界最速公開を迎える。


　

本日の「アメイジング・スパイダーマン2」来日記者会見では報道陣に、こんなカワイすぎるスパイダーマンの限定フィギュアが配られました!4/16(水)に開催されるジャパン・プレミアで来場者900名に無料で配布されるそうです! #あめすぱ pic.twitter.com/6L8qWDK7B7

— 海外ドラマ&セレブ情報TVグルーヴ (@TVGroove) 2014, 3月 31

■ ストーリー

ヒーローとしてNY市民から受け入れられたスパイダーマン。ピーターは日々、スパイダーマンとして戦う自分、恋人のグウェンと過ごす自分に満足していた。しかし、幼馴染で巨大企業オズコープ社の御曹司であるハリーがNYに戻ってきたことで、ピーターの運命が予期せぬ方向に動きだす。オズコープ社はピーターを幼い頃から監視し続けていたのだ。ある日、オズコープ社の電気係のマックスが研究所内で起きた事故に巻き込まれエレクトロに変貌する。圧倒的な破壊力をもつ電流を発し、街中を破壊しまくるエレクトロを止めるために、戦いに挑むスパイダーマンだったが…。史上最強の3敵、エレクトロ、グリーン・ゴブリン、ライノが、凶力なタッグを組みスパイダーマンに襲い掛かる!スパイダーマンを憎み、世界を憎むヤツら。なぜヤツらはスパイダーマンを、世界を、滅ぼそうとするのか?その真実は、スパイダーマン誕生の原因となったスーパースパイダー(蜘蛛)を開発したオズコープ社に隠されていた…。


■ 公開情報

「アメイジング・スパイダーマン2」
4月25日(金)より、TOHOシネマズ日劇ほか3D&2D全国ロードショー

監督:マーク・ウェブ
出演:アンドリュー・ガーフィールド、エマ・ストーン、ジェイミー・フォックス、デイン・デハーン、ポール・ジアマッティ、サリー・フィールド
公式サイト://www.amazing-spiderman.jp/
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配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント


【動画】公開までいよいよ1か月!　「アメイジング・スパイダーマン2」予告編


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