世界中で話題沸騰中の米アカペラ・グループ「ペンタトニックス」が来日・川崎でミニライブ敢行！独創的すぎる超絶パフォーマンスで日本のファンを魅了

YouTubeでの動画総再生回数が5億回を超えるなど、今世界中で話題、人気急上昇中の米国出身アカペラ・グループ「ペンタトニックス」が、8月18日(月)、ラゾーナ川崎でミニライブを含むイベントを開催した。

このイベントは、彼らのSUMMER SONIC 2014出演にともなう初来日と、日本デビュー版「PTX Vols. 1&2(ジャパン・エディション)」の発売を記念して行われた。夜7時からの開演というスケジュールにもかかわらず、炎天下の会場には昼すぎからステージ前にかなりの数のファンが行列を作り始めた。多くのメディアも詰めかけ、彼らに対する関心の高さがうかがえた。



この日、オープニングを飾ったのが、歌うま女子中高生ボーカル・ユニット「Little Glee Monster」。まだあどけなさの残る中高生6人からなる6人のメンバーが、まさに信じられないほど、パワフルかつソウルフルな歌声を披露し、観客の度肝を抜いた。

そして、夜19時過ぎ、ついにペンタトニックスの5人が登場。会場は割れんばかりの歓声に包まれる。1曲目は、アリアナ・グランデの最新ヒット曲「Problem」。ステージ上にあるのは、彼らの体とマイクだけ。そこから溢れ出す、多彩なビートやメロディーにいきなり会場はあっさりと支配されてしまう。

さらにたたみかけるように人気アーティストのヒット曲をペンタトニックス流にアレンジして生まれ変わらせた楽曲の数々を披露。今回初めて観客の前で披露したという「Telephone」(レディー・ガガ ft. ビヨンセ)の他、「ラジオスターの悲劇」(バングルズ)、「ビヨンセ」メドレー、「I Need Your Love」(カルヴィン・ハリス ft. エリー・ゴールディング)、「ロイヤルズ」(ロード)など、ポップな曲を連発。会社帰りのOLやサラリーマンや買い物客もどんどん集まってきて海上の人口密度は高まる一方だ。

極めつけは、彼らの名を一躍世界中に広めた「ダフト・パンク・メドレー」。ダフト・パンクの「ワン・モア・タイム」、「デジタル・ラヴ」、「ゲット・ラッキー」といったヒット曲の波状攻撃に、ファンは酔いしれ、彼らのサウンドをはじめて聴く者は、その独創的な音世界に思わず聞き入る他ないという感じだ。



予定のセットリストはここで終了。しかし、彼らがステージからはけるやいなや、恐ろしいほどの猛烈なアンコールがわき起こり、ペンタトニックスの5人もすぐにステージにカムバック。マックルモア&ライアン・ルイスの「Thrift Shop」とFun.の「We Are Young」の2曲を披露。「We Are Young」では、観客も一緒に歌い、真夏の川崎の夜の空にハートフルな合唱が響きわたった。

全10曲を披露した「ペンタトニックス」は、最後に「日本の来ることができて本当に夢がかなった気分です。ありがとう!」と感謝。観客をバックに、「Little Glee Monster」も一緒に記念撮影をしてイベントは幕を閉じた。

「ペンタトニックス」がすでに多くの日本人の心をガッチリと捉えはじめていることを実感するイベントだった。