肉体派アクション海外ドラマ「ストライクバック」主演フィリップ・ウィンチェスター インタビュー公開！ 過酷な役作りを明かす

海外ドラマ「ストライクバック<ファースト・シーズン>」が、10月22日よりDVDリリース開始となった。これに合わせ、本作のマイケル・ストーンブリッジ軍曹役を務める俳優フィリップ・ウィンチェスターのインタビューが公開された。


Q:　ストーンブリッジを演じるにあたり、役作りは大変でしたか?

大変だったよ。ケープタウンに着くなりトレーニング開始でそれが1ヶ月続いた。元SBS隊員と元英国軍パラシュート部隊隊員の指導を受けたんだ。起床は6時で、まずは街中をランニング。体力作りという意味もあったけれど、メンタルトレーニングのためでもあったんだ。

例えば、特定された住所を探してその家のドアの色を報告しなければならなかったり、尾行者をつけられ、それを見分けて位置を特定しなければならなかったり、通りかかる車の詳細やナンバープレートの番号や乗客数を報告しなければならなかったりした。それから泳いだり、懸垂したり、腕立て伏せやスクワットもたくさんしたよ。

それと、僕はもともと細身なので、一日4,000キロカロリー摂取しなければならなかった。ミミに具が入ったピザを食べればいいのなら楽だけど、全部プロテインシェイクとダチョウステーキばかりだったよ。

食べるものは決まっていて、朝は必ずオムレツで卵を6個摂取。2時間後にはプロテインシェイク。その後はダチョウステーキ。また2時間後にプロテインシェイク、さらに2時間後に鳥むね肉、そしてまた2時間後にプロテインシェイク、そして夕食という具合だ。一日中食べてばっかりだったよ。


Q: 体つきはすぐに変わりました?

ケープタウンへ来る前に買っておいたズボンを履いてみたら、スクワットをし過ぎたのか、もう履けなくなっていた。もともとは鶏のように細い脚なんだ。僕に付いていたパーソナル・トレーナーはとにかく僕の脚に筋肉を付けるのが目標の一つになった。「それ見てごらん。脚にもならない脚だ。俺が君の脚を作ってやる」とよく言われた。

結局ストーンブリッジは軍曹だから、実用的でリアルな筋肉をつけなければならなかったんだ。ボディビルダーの筋肉や、俳優の役作りのための筋肉では意味がない。


Q:　ガン・トレーニングはどうでした?

初日にトレーニングの隊長に「本物の武器を使うよ。病院は3マイルも離れたところにある。万が一撃たれたら現場で出来るだけ応急処置はする。無事に病院までたどり着けると良いが」と言われた。そんな風にして始まる1日だから楽しいに決まってる。僕たちは銃の扱いの基本を習い、セーフティトレーニングもやった。あと標的の撃ち方、集団狙撃、密室への入退室時の手順等、接近戦闘のトレーニングなどもやった。


Q:　スタントも沢山こなさなければならなかったようですが、楽しかったですか?

あそこまでスタントと爆発と銃撃戦と車を蛇行させたりしながらのカーチェイスが満載の作品に出演するのは初めてだ。(滑走路を滑りやすくする)スリックパッドを敷いて車を360度スライドさせたりパワースライドさせたりするコツを学んだりもしたよ。ケープタウンのメインのショッピング通りでカーチェイスのロケ撮影をしたりもした。ハンドブレーキを使って車体を180度回転させながら銃を発砲したりしてめちゃくちゃ楽しかった。

そうやって銃を撃ちまくったり、ヘリから飛び降りたりというのが日常茶飯事になった。撮影の度により面白く、より派手と皆意気揚々だったよ。HBOもそのつもりだったらしく、HBOとの契約が決まった時、とにかく爆発と巨乳とカーチェイスというのが条件で、本当にその通りになった。


Q: 怪我はしましたか?

幸運なことにそんなにはなかった。足首をねん挫したことはあったけど、つまらない話だ。スタントをやってる最中だったが、もうワンテイクやろうと後ずさりしたてたらねん挫しちゃったんだ。切り傷や擦り傷や打撲やアザなどはしょっちゅうだが、やっている間はアドレナリンが出ているから気付かないんだ。そういうのは撮影が終わってシャワーを浴びている時に気付くんだ。


Q:　派手なスタントをやらされるということで、奥さんに心配されたりはしませんでしたか?

私が楽しそうにやっているのを知っているので、心配している様子はなかったよ。ミーガンは素晴らしい。二人ともモンタナで一緒に育っているので、銃や狩猟の文化に親しんでいる。だから私が楽しそうにしているのを理解してくれるんだ。

ミーガンとのデートも射撃が出来るところへ行ったりしたものさ。ロマンチックでしょう。トレーニング中はプラスチックの銃を持たせてくれたので、よく自宅で部屋の入退室の練習や角を回る練習をしたよ。妻に見つかると「今おうちにいるんだからそういうことしちゃだめ」とたしなめられたりした。


Q:　あなたはアメリカ人ですが、イギリス英語は難しかったですか?

僕は母がイギリス人で父がアメリカ人なので、幼少の頃はアメリカ英語とイギリス英語を交互にしゃべっていた。今は周りにいる人につられて訛りを変える。ただ、仕事でイギリス英語を話すことになっているときは、なるべく終始徹底してイギリス英語を話すようにしている。そのほうが楽だ。アメリカへ戻って友達に会ったり、実家へ帰ったりするとずるずるとアメリカ英語に戻ってしまう。


Q: するとあなたにとって故郷はどこになるのですか?

今はロスに倉庫があったりするし、祖母がロンドンでB&Bを経営しているので、イギリスに居る時はそこを訪れるのが好きだ。といっても私の実家もミーガンの実家もモンタナなんだ。結婚して3年が経つので、拠点をどこにしようかとあれこれ考えているところなのだが、落ち着けて、仕事にも行きやすいところでないといけないね。ここ1年はずっとホテル暮らしだ。


Q:　サリヴァンとの相性はどれくらい重要だったのですか?

相性が悪かったらこのシリーズは成り立たないよ。トレーニングでライバル意識を駆り立てられたり、冗談を言い合えるようになったり、たまにケープタウンの街へ飲みに出かけたりしたが、そういう経験は全て現場に活かされている。マイケルもダミアンも軍人ではあるけれど、人間味を持たせなければならないからね。


Q:　マイケル・ストーンブリッジはどんな男?

複雑な生活を送っている男だ。軍曹のスイッチが入ると容赦ないし、残忍。任務を遂げるためならなんだってやる男だ。ただ家へ帰ると、夫としての務めもあるし、妻は子供を身ごもっている。ダミアンがセクション20にリクルートされる時は戸惑うし、(ポーターが暗殺された際の)暗号が何故ダミアンにしか解けないのかも不思議がる。

脚本を読んだ時、マイケルが単なるマシーンではなく、複雑な男で、立体的に描かれているのがよく分かった。一番気がかりだったのは、十分に説得力のあるキャラクターに仕上がるか否かだった。実際にアフガニスタン等で活躍している軍人達に見せてもちゃんと納得してもらえるものでなければならない。


【動画】DVD「ストライクバック<ファースト・シーズン>」トレーラー



■ ストーリー

イギリスの対テロ極秘部隊“セクション20”に所属する国籍も性格も異なる2人がコンビを組み、大量破壊兵器を利用した米英への大規模な攻撃“ドーン計画”の首謀者とされる冷酷なテロリストのラティーフを追いかける!

インド、アフリカ、チェチェン、ハンガリーなど世界各国で展開する危険極まりない壮絶ミッションを通じ凶悪なテロリストに立ち向かうのは、任務に忠実でマジメな優等生タイプのイギリス人軍曹マイケル・ストーンブリッジと、腕は立つが超女好きで自由奔放な元アメリカ軍デルタフォース隊員のダミアン・スコット。

同じくセクション20の隊員であるジョン・ポーターの活躍を描いた「反逆のレスキュー・ミッション」から派生した本作は、キャストも内容も一新され全く新しいシリーズとして生まれ変わった!


■ キャスト&スタッフ

マイケル・ストーンブリッジ軍曹: フィリップ・ウィンチェスター 「クルーソー」「マンイーター」
ダミアン・スコット: サリヴァン・ステイプルトン 「300<スリーハンドレッド> ～帝国の進撃～」
製作総指揮: アンディ・ハリース、エレイン・パイク


■ リリース情報

2014年10月22日リリース

◇ストライクバック<ファースト・シーズン> コンプリート・ボックス
全10話・各話約47分 / 5枚組 / 9,400円+税


◇レンタル DVD
Vol.1～5 各巻2話収録

発売・販売元:ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント

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※掲載のジャケット、レーベル及びスペックは変更になる場合があります。

公式サイトstrike-back.jp