「MAJOR CRIMES～重大犯罪課」で声優デビューのウーマンラッシュアワー、ハリウッド進出プランを豪語

人気海外ドラマ「MAJOR CRIMES～重大犯罪課〈セカンド・シーズン〉」の第16話に登場する若者2人の日本語吹き替え版声優を務めたのが、“THE MANZAI 2013”のチャンピオンとして一躍ブレイクを果たしたお笑いコンビのウーマンラッシュアワー(村本大輔・中川パラダイス)。初めて挑んだ声優業の手応えを聞くと共に、漫才界の頂点に君臨した2人だからこそ豪語できるハリウッドへの挑戦を聞いた。

同作は、大ヒットドラマ「クローザー」のスピンオフで、シャロン・レイダー警部(メアリー・マクドネル)が司法取引によって事件を効率的に解決していく様を描く本格的クライムサスペンス。ウーマンラッシュアワーは、第16話「場違いな被害者」に登場する若者のジェイソン(村本)とベン(中川)の日本語吹き替えを担当する。

「声の仕事がしたいということは色々な場所で言っていたので、それが実際に叶ったのが嬉しかった」と声を弾ませながら、練習の成果を本番で見せることが出来たと喜ぶ中川をよそに、村本は「彼が練習したというのは、僕に言わせれば練習していないレベルです。長期間山小屋にこもって特訓をしたならば、言う資格はあります。でもそんな事はしていないでしょ?」と相方に厳しい採点。ただ村本自身は「アスリートが『むちゃくちゃ練習しましたよ』と言わないのと同じように、僕も練習したとは言いません」と多くを語らないが「ただしプロの方から見たら『村本はかなり練習している』と言われるかもしれませんけどね」と一人だけ株を上げる。

しかしその村本は、マスコミを呼び込んだアフレコPRイベントでセリフを飛ばすというミスを犯していたが……。「僕はこう思うんですよ、それはプロの料理人に自宅で『卵焼きとか作って』と言うのと同じだと。プロの料理人の仕事場はお客様を対象とした厨房でしょう?それと同じで、僕もアフレコスタジオという厨房であれば、プロの仕事をきっちりと見せますよ。マスコミの前で披露するのは違うと思いますね」とプロフェッショナルとしての持論を展開。だからこそミスとは受け取らず「逆にONとOFFをはっきりと見せつけたという意味では良かったのかもしれない」と失敗をプラスに捉える。



人気海外ドラマの声優挑戦で、ハリウッドも射程圏内に。妻子持ちの中川は「子供が喜ぶようなお父さんになるのが目標なので、モンスター系のアニメに出たい。僕だけが実写の登場で、どこまでモンスターとして通用するのか試したいですね」とモンスター俳優としてのビジョンを明かす。村本は「声優のプロの背中を追って走っていたと思ったら、それは実は周回差を付けていただけだった」と声優デビュー作にしてプロ超えを自負するだけに「“THE MANZAI”チャンピオンとして乗りに乗っている男ですから、今回のドラマに出演している俳優陣に、僕とどんな仕事がしたいのかを逆に聞きたいですね。僕が彼らをオーディションしてみて、いい俳優さんがいれば一緒に出演してもいい」と自信満々の上から目線だ。

“ゲスキャラ”として知られ、この日も終始居丈高に振る舞う村本だったが、本作を観てほしい人物を聞くと「僕のお母さん」と返答。「福井県の村からハリウッド作品のアフレコをする人が出るとは思わなかったはずだし、僕の一つ前の有名人が杉田玄白ですから。杉田はハリウッド作品のアフレコはやっていないので、自慢になるはず」とその横顔は好青年そのもの。ところが今後のウーマンラッシュアワーとしての活動に話が及ぶと「ますます輪をかけてファンに手を出してTwitterを炎上させたい。守りに入らず攻め続けていきますよ。こうやって声優というプロの土俵に上がらせてもらうのは怖いし、厳しい言葉も受けるけれど、声優さんがバラエティの土俵に来たら、その仕返しに思い切りイジメ抜いてやるつもりです」といつもの好戦的な表情に戻っていた。