英国民的ロック・バンド「ステレオフォニックス」新アルバム９月発売決定！ 1stシングル「セ・ラ・ヴィ」ＭＶも公開

5作連続でUKアルバム・チャート1位を記録するなど、過去20年間のUKで最大級の成功を収めてきた国民的ロック・バンド、ステレオフォニックス。彼らの通算9作目、2年半振りのニュー・アルバム「キープ・ザ・ヴィレッジ・アライヴ」が9月に発売されることが決定、その第1弾シングルとなる「セ・ラ・ヴィ」(C’est La Vie)のミュージック・ビデオが、5月11日に全世界同時公開された。

【動画】新曲「セ・ラ・ヴィ」MV


バンド自ら立ち上げたスタイラス・レコーズからの第1弾作品となった前作「グラフィティ・オン・ザ・トレイン」(13年)では、何にも縛られないその自由な制作環境のもと、ストリングスをフィーチャーするなどバンド史上最も壮大でディープなサウンドスケープを創り上げたことが話題を呼び、全英アルバム・チャート初登場3位かつ8ヶ月に亘ってチャート・インというロングセラー作品となり、13年のUKで最も成功したロック・アルバムの1枚となった。

日本でもサマーソニック13のマウンテンステージでヘッドライナーを務めるなど貫禄のライヴ・パフォーマンスを繰り広げたのは記憶に新しいところだ。

そんな彼らが、15万人以上を動員し大成功に終わったUKアリーナ・ツアーを終え、しばしのオフに入ったと同時に、創作意欲が止まらないフロントマンのケリー・ジョーンズ(Vo&G)は、早くも新曲を書き溜めていったという。

前作発売時に4年のブランクがあった以外は常に2年のインターバルでアルバムを発表してきた彼らだが、デビュー19年目のベテラン・バンドとなった今もなおそのルーティーンを持続できているのは、20代の頃となんら変わらない彼らの音楽に対するひたすらまっすぐで貪欲な姿勢の表れであると同時に、強固な人気を獲得してきたことの証とも言えるだろう。

スタイラス・レコーズからの第2弾となるニュー・アルバムの詳細は未着ながら、この1stシングル「セ・ラ・ヴィ」は、彼らのキャリア史上最大のヒット曲でUKシングル・チャート1位に輝いた名曲「ダコタ」にもどこか通ずる、夏に向かうこの季節にピッタリの疾走感あふれる爽快なロックンロール・パーティー・チューンに仕上がっており、ステレオフォニックスのアッパー・サイドが好きな人にはまさに待望の新曲と言えるだろう。

この後もアルバム発売まで数曲のシングル・カットを予定してるとのこと、活発になってきた今年の彼らの動きに要注目だ。





■ リリース情報



アルバム「キープ・ザ・ヴィレッジ・アライヴ」
2015年9月発売


■ バイオグラフィー

ウェールズ出身。幼馴染のケリー・ジョーンズ(Vo/G)、リチャード・ジョーンズ(B) 、スチュアート・ケーブル(Dr)が結成。スチュアートの父親が持っていた60年代製のステレオ・レシーヴァーに書かれていた“STEREOPHONIC”を見てバンド名に。リチャード・ブランソンが立ち上げたV2レコーズ契約第1弾アーティストとして96年にデビュー。97年のデュ―・アルバム「ワード・ゲッツ・アラウンド」が全英アルバム・チャート6位と大ヒットを記録する。98年の第2回フジロックで初来日。99年2ndアルバム「パフォーマンス&カクテルズ」が全英アルバム・チャート初登場1位、以降6作目で07年のアルバム「プル・ザ・ピン」まで5作連続で初登場1位を記録するなど破竹の勢いでデビューからの10年間を駆け抜け、UKのトップ・バンドとしての地位を不動のものとする。02年にはグラストンベリー、Vフェスのヘッドライナーを務める。03年サマーソニックで来日、その直後の9月にドラマーのスチュアート・ケーブルが脱退する(10年6月に他界)。08年にツアー・サポート・ギタリストのアダム・ジンダーニがバンドに正式に加入し、4人編成となる。12年にスチュアートの後任ドラマーだったハヴィエ・ウェイラーが脱退、代わってジェイミー・モリソン(元ノイゼッツのドラマー)が加入し現在に至る。12年には自身のレーベルであるスタイラス・レコーズを立ち上げ、オアシス、ノエル・ギャラガー所属のマネジメント兼レーベル機能を持つイグニションと提携する。13年2月、日本はソニー・ミュージックジャパンインターナショナル移籍第1弾作品となる8thアルバム「グラフィティ・オン・ザ・トレイン」を発表、全英アルバム・チャート初登場3位かつ34週に亘ってチャート・インというロングセラー作品となる。同年開催のサマーソニック13のマウンテン・ステージではヘッドライナーを務めるなど名実ともにUKロックを代表するバンドである。

//www.sonymusic.co.jp/artist/stereophonics/