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「CSI:科学捜査班」サラ・サイドル役 浅野まゆみ&「CSI」ファンの牧瀬里穂にインタビュー! 世界中で愛される大ヒットシリーズの魅力を語る

2015年7月2日
(左から)牧瀬里穂、浅野まゆみ(左から)牧瀬里穂、浅野まゆみ
誕生から15年目を迎えた、世界で最も見られているTVシリーズ「CSI」。海外ドラマ専門チャンネルAXNでは7月より8週に亘り、「CSI:フェス2015」と題して同シリーズを大特集する。それに先駆け、TVグルーヴは、「CSI:科学捜査班」の日本語吹き替えを担当する声優 浅野まゆみさん(サラ・サイドル役)と、大の「CSI」好きという女優 牧瀬里穂さんにインタビューを行った。

「CSI」は最新科学を用いて、悲惨な犯罪をひもといていくクライムサスペンスドラマ。常に高い視聴率を誇ってきており、本家「CSI:科学捜査班」(2000-)の他、これまでに「CSI:マイアミ」(2002-2012)、「CSI:ニューヨーク」(2004-2013)、そして、今年3月にシーズン1が放送開始、既にシーズン2の製作も決まった「CSI: Cyber(原題)」という3本のスピンオフを生み出してきた人気シリーズ。

この日、浅野さんと牧瀬さんは「CSI:フェス2015」特別番組の収録に参加。大盛り上がりだった収録の興奮冷めやらぬなか、お二人にお話を伺った。牧瀬さんが「CSI」ファンならではの視点から同シリーズの魅力を語ってくれた一方、浅野さんは声優として作品に関わりながら感じてきたサラに対する想いなど、関係者ならではのエピソードを語ってくれた。


――「CSI:フェス」番組収録を終えての印象はいかがですか?

浅野「最初にインタビューをしたかったですね。収録からだと緊張しちゃって…」

牧瀬「吹替えを担当している方となかなか会う機会がないのですが、性格的にも雰囲気もサラにピッタリだと思いました。(お会いできて)うれしかったです」

浅野「ありがとうございます」


――座談会形式で収録は大盛り上がりでしたが、今回のように普段から「CSI」を話し合う機会はありますか?

牧瀬「残念ながらないですね。周りに全部観ているという方がいなくて…。だから、今日はとても楽しかったです」

浅野「私もないですね。じっくり話し合うことができたのは今回が初めてです」


――牧瀬さんが「CSI」シリーズにハマった理由を教えてください

牧瀬「1話完結型のドラマなので、何話からでも見られるのが良いですね。でも、1話飛ばしてしまったことを悔やんでしまうほど
番組が魅力的なので、その両方の要素があるから見続けてしまうのかなと思います。私が見始めたのは6年ぐらい前、たまたまケーブルTVをつけたのがきっかけなんですが、オープニングから見ていて『おー、面白い!』って思いました。身近な事件を取り上げているわけではないですが、ニュースで見聞きしたことがあるような内容なので、宇宙人を扱った話よりは身近に感じられて(笑)。最初のエピソードで、警察官がいない隙に、犯行現場に戻ってきた犯人に科学捜査官が殺されてしまうってシーンがあるんですが、『そういう危険もあるんだ』って、今まで気づかなかった視点から見られたことも新鮮で楽しめた記憶があります」

浅野「そうですね。科学捜査班も刑事さんのように、危険にさらされることも少なくありません」

牧瀬「犯人にとっては証拠を見つけられたら不利になっちゃうわけですから、『なるほど、こんな危険な目にも遭っちゃうんだ』って。勉強になる部分があります」

浅野「知識も増えますよね。下手すると何でも証拠になっちゃうので(笑)。飛沫とか、皮膚片とか…(髪をかき分ける仕草をしながら)こうやっただけで何かが落ちちゃうんだってこともわかりますよね(笑)」


――長い間、サラ役を演じ続けてきている浅野さんですが、他のお仕事と比べて「CSI」に対する思い入れはありますか?

浅野「『CSI』は長くやっていても本当に面白いドラマだと思います。一話完結としていながらも、サラだったら母親が父親を殺害したというような、登場人物の背景がシーズンを重ねるごとに少しずつ明らかになっていくエピソードがあって、そこで初めて視聴者が知ることになる。それに関わってくるメンバー、例えばグリッソムがサラを理解してくれるって部分を描くってことは、長く見続けているファンにとってはギフトだと思うんです。私は声優ですが、ファンでもあるので、演じながらそう感じるんです。サラの母親が登場したエピソードでは、『本当にサラのお母さんみたいな女優さんだ!』ってうれしく思いました。オリジナルのものを日本語に吹き替えているだけでしたが、あの時はセリフにサラが『ママ』と母親を呼ぶ箇所があって、サラってやっぱり『ママ』って言いそうだなと思ったこともありました。理解がどんどん深まっていくと欲も出てきてしまって、『このシーンはこう演じたい』と思うこともあります。本当はオリジナルを忠実に日本語に吹き替えることがベストだと思うんですけど、人なので思いが入りすぎてしまうこともあります。そんな時は、ディレクターから『サラっぽく!』と録り直しになったこともありました。長くやるってことは、それだけ冷静さを失ってしまうということで…自分が出やすくなってしまうので、気を付けようって思いながらやっています(笑)。楽しいですよ」

牧瀬「サラは特殊な職業の役なので、冷静な部分と人間的な背景とのバランスを取りながらというご苦労を伺ったので、『今度またちゃんと正座して見ないと!』って思いました(笑)」


――収録の中で牧瀬さんは「CSI:マイアミ」のホレイショに対する想いを、浅野さんは「CSI:科学捜査班」のグリッソムに対する想いを語っていましたが、実生活でもそういった男性に惹かれてしまうことはありますか?

牧瀬「男性としてはギルの方が実際は惹かれますね。ホレイショは本当に近寄らないほうがいいのかなって(笑)」

浅野「ケガしますね」

牧瀬「相当な覚悟がないと…」

浅野「そうですね。死んでもいいぐらいの感じでいかないと。それに比べて、ギルは育ててくれます」

牧瀬「シェイクスピアとか、科学以外の知識も豊富ですよね。科学以外のあらゆる側面から捜査できるその人間性がすごいです」

浅野「とにかく何でも知っているので、ひけらかし感はゼロですよね。あまりにも知っているから、こちらも素直になれちゃうんですね」

牧瀬「そんな人に出会ったことないですよね(笑)」


――AXNでは吹替え版と字幕版を両方放送していますが、牧瀬さんはどちらを中心にご覧になっていますか?

浅野「これ、私がいたら答えにくいですよね」(一同爆笑)

牧瀬「両方、魅力があるんですよね。ホレイショだったら、オリジナルでよく『プリーズ(please)』と言うんです。頼み方は上からだけど、必ず使っていて。日本語ではそれは訳されていなくて、オリジナルにはそれが味わえる楽しさがあります。吹替え版は情報量が多い分、ストーリーに入りやすいです。朝、身支度しながらだと、『吹替え版があってよかった』って思います。だから、両方見ていますね」

浅野「英語に堪能ではない方が吹き替えを見ると思うので、吹き替える際、理解してもらうために、お芝居よりもわかりやすい吹き替えを心掛けるときもあります。同時に2つの事件が進行していたりすると、わからなくなってしまうこともあるので。犯人や被害者の名前もたくさん出てきますし、ファーストネームやあだ名などたくさんの呼び方があるときは、統一するようにしています」


――浅野さんは自分が吹き替えした作品を、OAでチェックしたりはしますか?

浅野「はい。一時停止して、巻き戻して見たりすることもあります(笑)」

牧瀬「さすが!」

浅野「いや、自分のことが好きなんです(一同爆笑)。お気に入りの自分のシーンだとか、もう一回見たくなってしまうんですよね」


――AXNではこれから「CSI:科学捜査班」のシーズン13が放送されますが、浅野さんからこのシーズンの見どころを教えていただけますか?

牧瀬「これ、聞きたいです」

浅野「シーズン13では、サラとギルの関係を描くシーンがたくさん出てきます。そのシーンにファンがヤキモキさせられます。第2話『皆殺しのダイナー』では、CSI行きつけのダイナーで事件が起きるんですが、殺されたウェイトレスのストーカーだった男が犯人として疑われます。結局、犯人は別にいましたが、その時、サラはそのストーカーに対し『あなたが彼女のことをここまでストーカーしていなかったら、勤務時間が終わって帰っていたのに。あなたがいなかったら殺されずに済んだ』と言い放つんです。それから少し間があり、第15話『孤独な誕生日』では、その時のストーカーが再登場して、逆恨みからサラを罠にはめようとします。サラを演じる私としては、そのエピソードを是非見てもらいたいです。その中でサラは、ギルとの関係を同僚に打ち明けなくてはいけない展開になります。ギルは同僚から神のように尊敬されている人で、そんな人が旦那さんだなんて辛いだろうなって思っていたので、サラも周りの人と同じ想いだったってことを知って溜飲が下がりました。サラの中で何か次に一歩踏み出していくことができたエピソードだと思うので、是非見てもらいたいです」

牧瀬「見るのがすごく楽しみです」


――女性ならではの目線で「CSI」の魅力とは?番組を見る視聴者の方にメッセージをお願いします


浅野「男性たちがどう思っているかはわかりませんが、主任の魅力は大きいですね。そして、チーム全員が男女対等に能力の差もなくバリバリ仕事をしていますよね。女性も第一線で活躍しているというか」

牧瀬「現場にも出ていますし、走り回って事件解決に奮闘していますよね。拉致されたり…」

浅野「女性だからといって、特別守られているってことはないですよね」

牧瀬「事件解決に関しても、女性ならではの視点で解決に導くってこともないですよね。あんなに泥まみれ、死体まみれになりながら、よくやっているなと感心します(笑)」

浅野「そうですね。証拠採取の時も、ジャンケンで金属片、髪、肉片といった担当を決めていて、サラが肉片になったことがあります(一同爆笑)。『男の子、変わってくれないんだ!』って思いました。とても平等ですよね」

牧瀬「それが面白いなって思います。スケール感も日本のドラマにはないぐらい大きいですし。捜査官が暴走しちゃう瞬間もありますが、日本ではそういった描写はあまりないですよね」

浅野「ホレイショの暴走は、日本だと大問題ですよね(笑)」



■放送情報
「CSI:フェス 2015」
海外ドラマ専門チャンネルAXNで放送
吹替版:7月12日(日)10:00amスタート 毎週日曜10:00am

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7週目 8月23日
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