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ナタリー・インブルーリア、6年ぶり最新作は、愛聴する男性アーティストのヒット・ナンバーを爽やかにカバー

2015年7月30日
ナタリー・インブルーリアナタリー・インブルーリア
1997年の「トーン」の大ヒットで世界を魅了したオーストラリア出身のシンガー、ナタリー・インブルーリア。6年ぶりの最新スタジオ・アルバム が世界最速で7月29日、日本先行発売された。

タイトルはずばり、「男 (Male)」。ナタリーが愛聴する男性アーティストたちのヒット曲を女性目線で歌った全曲カヴァー・アルバムを完成させた。ここ数年女優としての活動に主軸をおき音楽界から距離をおいていたナタリーが、今、新たな1歩を踏み出そうとしている。

最新作は、大人のためのクオリティー・ミュージックを届ける米マスターワークス内のPortraitレーベルからのリリースとなり、全曲カヴァー・アルバムはキャリア初。2009年に発売した4枚目のアルバム「カム・トゥ・ライフ」以来、女優として映画や舞台へ出演しながら演技力を磨くことに専念していたナタリーにとって このアルバムはシンガーとしての再出発の意味を持つ。

ダフト・パンクからピート・タウンゼント、 ニール・ヤング、トム・ぺティ、キャット・スティーヴンスまで、ナタリー独自のテイストに貫かれた幅広いジャンルからのセレクトが洋楽ファンにも嬉しい1枚だ。

カヴァー・アルバムを制作するにあたり、企画当初思いついたのは、ダフト・パンクの「インスタント・クラッシュ」だったそうだ。理由は“メロディがとても美しく、いつも斬新なものを創り出しているから“とのこと。ナタリーの迫真の演技が光るミュージック・ビデオも是非ご覧いただきたい。

【動画】Natalie Imbruglia - Instant Crush


他にも「この曲が嫌いな人なんていない。最高に楽しい曲」として太鼓判をおすザ・キュアーの「フライデイ・アイム・イン・ラヴ」。幼い頃にイギリスへの憧れを募らせるきっかけとなったピート・タウンゼントやモダン・イングリッシュのナンバー。

10代の頃初めて聴いたときから心奪われたというニール・ヤング。父親が大ファンだったので子供時代を思い出すというキャット・スティーヴンス、いずれもナタリーの思い出が深くつまったナンバーばかり全12組の男性ヴォーカリストによるナンバーがセレクトされている。

プロデュースにはP!ink やジョン・レジェンド等を手がけるグラミー受賞のビリー・マンを迎え、ナタリーの澄み渡る独特の声を生かしたオーガニックでシンプル、自然な音世界を完成させた。またビリー・マンの知り合いだったことから、インディゴ・ガールズのエミリー・サリアーズがバックコーラスで参加しているのも嬉しいサプライズとなったようだ。

シンガーとしてのスタートをきった大ヒット・デビュー・シングル「トーン」もUSオルタナ・バンド=エドナスワップのカヴァーだった。40歳となりアーティストとして、女性として充実のときを迎えた今、ナタリーのこれまでの人生を彩ってきたサントラと言えるナンバーをカヴァーした作品で音楽界に戻ってくることは運命的、とさえ言えるのではないだろうか。

アルバム「メール」ジャケット写真アルバム「メール」ジャケット写真


デビュー時と変わらぬまっすぐな眼差しが目に飛び込んでくるCDジャケットのナタリーの顔を囲んでいる精緻なタトゥーの男性、気になるこの腕の持ち主はナタリーのヘアメイク担当、とのこと。


■商品情報

ナタリー・インブルーリア 「メール」
2015年7月29日発売

品番:SICP4469
価格:2400円+税

メール
メール
posted with amazlet at 15.07.30
ナタリー・インブルーリア
SMJ (2015-07-29)
売り上げランキング: 3,076

【収録曲】( )内はオリジナル曲演奏アーティスト名
1. インスタント・クラッシュ(ダフト・パンク)
2. キャノンボール(ダミアン・ライス)
3. ザ・サマー(ジョシュ・パイク)
4. アイル・フォロー・ユー・イントゥ・ザ・ダーク(デス・キャプ・フォー・キューティー)                 
5. グッバイ・イン・ヒズ・アイズ(ザック・ブラウン・バンド)
6. フライデイ・アイム・イン・ラヴ ( ザ・キュアー)
7. ネイキッド・アズ・ウィ・ケイム (アイアン&ワイン) 
8. レット・マイ・ラヴ・オープン・ザ・ドア(ピート・タウンゼント)
9. オンリー・ラヴ・キャン・ブレイク・ユア・ハート(ニール・ヤング)
10. アイ・メルト・ウィズ・ユー(モダン・イングリッシュ)
11. ザ・ウェイティング(トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ)
12. ザ・ウインド(キャット・スティーヴンス)
13.インスタント・クラッシュ(日本盤ボーナストラック/ラジオ・エディット)

■バイオグラフィー

1975年オーストラリア生まれ。10代で人気TVドラマに出演し女優としてキャリアをスタート。その後シンガーを志し渡英、ロンドンで歌手デビュー。

1997年UKチャート初登場2位となった 「トーン」は今も90年代UKポップスシーンを代表するヒット曲として人々の記憶に刻まれている。

1998年発表されたデビュー・アルバムは全世界で700万枚のセールスを記録した。その後もマイペースに3~4年毎アルバムを発表。グラミー賞には3回ノミネートされている。現在はイギリスに移住しロンドンでの生活を満喫中。
 
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