アリアナ・グランデ、一夜限りの単独公演が開催！ 待ちに待ったフルライヴに観客、大熱狂！ 「ダイスキ」のあふれる公演に

8月19日、東京国際フォーラムにて、米歌手アリアナ・グランデ(22)の日本初となるフルライヴが開催。2日にわたって出演した「サマーソニック2015」に続き、ファンを大いに魅了した。

今回で自身通算5度目の来日となるアリアナだが、意外にも日本国内でのフルライヴははじめて。昨年2月の日本デビューから待ち続けてきたファンにとっては、待ちに待った一夜となった。客席の照明が落ち、アリアナのインタビュー映像が流れ、ステージ上のスクリーンでカウントダウンがはじまると、観客は早くも大熱狂。ついに登場したアリアナを、大歓声が迎えた。

コンサートはニッキー・ミナージュ、ジェシー・Jとのコラボ曲「バン・バン」のアリアナ・ソロバージョンからスタート。もはやトレードマークとなったネコ耳カチューシャと、ブラックのセクシーな衣装で登場したアリアナは、さっそく持ち味のよく響く高音と、ダンスを惜しみなく披露。アレンジを効かせた歌声に、客席は大熱狂。「カモン、トーキョー!」と煽られると、悲鳴のような歓声を上げていた。



続く「ハンズ・オン・ミー」、「ベスト・ミステイク」でも、アリアナが曲の合間に「トーキョー、騒いで!」「みんなの声、もっと聞かせて!」と、客席に語りかける場面も。序盤では、大先輩であるホイットニー・ヒューストンの「アイム・エブリ・ウーマン」と、アリアナ本人も敬愛するマドンナの「ヴォーグ」を掛け合わせたマッシュアップも披露し、新たな一面を見せてくれた。

さらに、「ライト・ゼア」、「ザ・ウェイ」と初期の楽曲を立て続けに歌ったアリアナは、MCにてこの日は日本の観客のため、他会場のセットリストには含まれていない「ベイビー・アイ」を、特別にパフォーマンスすることを発表。「みんなのお気に入りだって聞いたわ」という言葉、日本のマンガめいたリリックビデオが流れる徹底ぶりに、ファンは感動。また、セカンドアルバム「マイ・エヴリシング」の日本版で特別に共演した、バイオリニストの葉加瀬太郎も、サプライズゲストとしてこの場に駆け付け、アリアナのパフォーマンスに彩りを添えた。



前半のラストにて披露されたバラード「タトゥード・ハート」は、とっておきの聞かせるナンバー。アリアナは、小さな身体から信じられないほどの声量で見事に熱唱すると、CD版とはひと味もふた味も違った深みのあるボーカルで、“歌手アリアナ・グランデ”の本領を発揮した。

黒の衣装から、シルバーのキラキラセットアップにチェンジしたアリアナは、ここから「ワン・ラスト・タイム」、「マイ・エヴリシング」と、立て続けに人気曲を披露。「今日は来てくれてありがとう。みんなのことが、本当に本当に本当に、本当に大好き。日本のことが、本とーうに大好き」と、普段から応援してくれる日本のファンへ礼を述べたアリアナは、自分にとっての特別な1曲として、デビューアルバムより「ハネムーン・アベニュー」を、かわいらしく歌い上げた。



本編ラストの曲として、「ブレイク・フリー」を披露すると、観客は再び熱狂の渦に。SF映画を思わせるミュージックビデオを模したかのような、近未来的なライティングが、客席の興奮を煽り、サビ部分の合唱を誘った。鳴りやまない「アリ」コールを受けて、アリアナはアンコールに登場。こちらも大きな話題になったミュージックビデオを彷彿させる、モノクロブロッキングワンピースで、「プロブレム」を披露し、この日を締めくくった。



ステージから去るギリギリの一瞬まで、「ダイスキ、トーキョー」、「みんなが大好き!」、「アリガトウゴザイマス!」と繰り返していたアリアナ。かねてより日本語を勉強していただけあり、MCでも「お元気ですが?」、「日本のファンを愛しています」と、なめらかな日本語でファンへ語りかける場面も。ファン、そしてアリアナ、双方からの「ダイスキ」にあふれた公演だった。




【セットリスト】
1. Bang Bang
2. Hands On Me
3. Best Mistake
4. Break Your Heart Right Back
5. Woman/Vogue( Whitney / Madonna Cover )
6. Be My Baby
7. Right There
8. The Way
9. Baby I
10. Tattooed Heart
11. One Last Time
12. My Everything
13. Lovin’It/Love Me Harder
14. All My Love
15. Honeymoon Avenue
16. Break Free
EN1. Problem