「ヴィジット」Ｍ・ナイト・シャマラン、ヒット作多数の最強プロデューサーとタッグでついに本領発揮！？

M・ナイト・シャマランが監督・脚本を務めた最新作「ヴィジット」が、本日23日(金)より公開となった。

M・ナイト・シャマランといえば「シックス・センス」の衝撃のどんでん返しによって、世界を恐怖と感動の渦に巻き込み、その後、「アンブレイカブル」「サイン」「ヴィレッジ」で、「予測不能なストーリー」と「驚愕のクライマックス」を描き続けた天才ストーリーテラーとして有名。本作では、「ハプニング」以来7年ぶりに自身のルーツである“スリラー映画”へと原点回帰している。

本作でM・ナイト・シャマラン監督が初のダッグを組んでいるのは、映画「パラノーマル・アクティビティ」や「インシディアス」などの世界的大ヒットホラーシリーズをプロデュースしたジェイソン・ブラム。彼はブラムハウス・プロダクションのCEOを務め、多くのホラーシリーズのほか、第87回アカデミー賞作品賞にノミネートされた「セッション」(14)を含む30本以上の映画を製作している。

シャマラン監督はプロデューサーであるブラムから大きな刺激を受けたそうで、本作の撮影と編集を終えた後、すぐに連絡をとったという。2人は時々連絡を取り合う関係だったため、シャマラン監督自身も脚本・監督を務めた想い入れの強い本作に対して、彼なら正直なフィードバックをくれるだろうと考え、共に製作することが決定した。



ブラムは、「ここ10年の怖い映画は、ほとんど全部観てきたから、僕を怖がらせるのは難しい。でも、『ヴィジット』はひたすら怖かったよ。ただ単に恐ろしいだけじゃなくて、シャマランはものすごく楽しい映画を作り上げていた。こういうスタイルの映画では稀なことだし、このジャンルでは実現することがとても難しいことなんだ」と本作を絶賛。すぐにでも劇場公開したいと思ったそうだ。

彼は小規模映画の専門家で擁護者として、映画に対する様々な取り組み方を考えることが自分の責務だと感じていると語っている。そして、「ハリウッドには“あるジャンルの映画が当たったら、もう一度それを繰り返せ”というような傾向がある。私はそれと全く正反対のことをするべきだと長年思ってきた。考え抜かれ、見事に構成されたカメラワークの疑似ドキュメンタリー作品としてシャマランが仕上げたこの映画は、私の大好きな『シャイニング』や『サイコ』から刺激を受けている。そのことにも心を打たれたよ」とブラム自身、長年の想いを明かし、本作に通ずるものがあると感じたとも。

また、シャマラン監督とのダッグについて、「彼のような監督と協力できたのはすごく光栄だよ。彼は恐怖というものが、見えない箱の中や角を曲がった先にあるものだと本能的に知っている。彼がこの映画で体現している恐怖は見かけによらずシンプルなものだ。祖父母の家を1週間訪れる2人の子供という前提で、安心感や平穏な雰囲気を与えておいて、ものすごく怖くてオリジナルなものを作り上げている」と語っている。

最強のプロデューサーとのダッグによって、シャマランらしさを際立たせながらも、今まで以上に不気味な雰囲気に包まれた世界観を表現している本作に注目だ。


■公開情報

映画「ヴィジット」
10月23日(金)よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開

[ストーリー]
祖母(おばあちゃん)の家には奇妙な「3つの約束」があった。
休暇を利用して祖父母の待つペンシルバニア州メイソンビルへと出発した姉弟。都会の喧騒から離れて、田舎での楽しい1週間を過ごす予定だった―その時までは。優しい祖父と、料理上手な祖母に温かく迎え入れられ、母親の実家へと到着した2人。しかし出会えた喜びも束の間、就寝時、完璧な時間を過ごすためと、奇妙な「3つの約束」が伝えられる。
第一の約束「楽しい時間を過ごすこと」、第二の約束「好きなものは遠慮なく食べること」、
第三の約束「夜9時半以降は部屋から絶対に出ないこと」
夜9時半を過ぎ、異様な気配で目が覚める2人。部屋の外から聞こえるただ事ではない物音に恐怖を覚えた彼らは、絶対に開けてはいけないと言われた部屋のドアを開けてしまう。そこで2人が目にしたものとは――?

監督・脚本: M・ナイト・シャマラン
製作: M・ナイト・シャマラン、ジェイソン・ブラム、マーク・ビエンストック
出演: キャスリン・ハーン、ディアナ・デュナガン、ピーター・マクロビー、エド・オクセンボールド、オリビア・デヨング
上映時間: 94分
配給: 東宝東和

公式サイト://THEVISIT.jp

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