注目トピックス
ヘレン・ミレンが来日! 「いつまでも輝き続ける秘訣はテクノロジーへの好奇心よ!」 最新主演作「黄金のアデーレ 名画の帰還」をアピール
2015年10月24日
来日したヘレン・ミレン(左)とサイモン・カーティス
(c)TVGroove.com
(c)TVGroove.com
第28回東京国際映画祭の特別招待作品に選出された映画「黄金のアデーレ 名画の帰還」の舞台挨拶が10月24日、TOHOシネマズ六本木で行われ、主演のヘレン・ミレン(70)と監督のサイモン・カーティス(55)が登場した。
映画「黄金のアデーレ 名画の帰還」は、実在の女性マリア・アルトマン(演:ヘレン・ミレン)が、第二次世界大戦中にナチスに没収された「黄金のアデーレ」を取り戻すべく、オーストリア政府を訴えるというストーリー。マリアは、駆け出しの弁護士ランドル・シェーンベルグ(演:ライアン・レイノルズ)と共に、自分の伯母アデーレの肖像画の返還をめぐり、オーストリア政府に果敢に立ち向かっていく。
「REDリターンズ」での来日以来、約2年ぶりに来日を果たしたミレンは、「今日ここに来ることをとても楽しみにしていました。木曜日のレッドカーペットは、天候に恵まれた中で大勢のファンと一緒にとても楽しい時間を過ごすことができました」と話し、また、カーティス監督も「ヘレンと私は、マリア・アルトマンの実話を伝えられること、そして今日皆さんに私たちが誇りに思う作品を観ていただけることを光栄に思います」と観客にメッセージを送った。
実話を基にしたこの作品を作ろうと思ったきっかけについて、カーティス監督は「マリアは活気溢れる20世紀初頭のウィーンで生まれましたが、第二次世界大戦の中で母国を離れることになりましたが、アメリカで新たなスタートを切り、その地で生涯を終えました。私はマリアをとても尊敬していますし、イギリスのユダヤ一家の出身の私にとって思い入れのある物語で、いつか伝えたいと思っていました。ヘレンにマリアを演じてもらうのが私の夢だったので、ヘレンに脚本を気に入ってもらえて本当に嬉しかったです」と語った。
ミレンは、数多くのオファーがある中で、この作品への出演を決めた理由を聞かれると、「多くのオファーは来るけど、『良い』映画のオファーは少ないのよ(笑)」と話し、会場の笑いを誘った。そして、ミレンは次のように続けた。
「女優としての『私』がこれは素晴らしい役だって気付いたの。でも、それ以上に物語にも深く感動したわ。私は第二次世界大戦の直後に生まれたけれど、私の両親が戦争中のロンドンでいったいどんな心境で生きていたかなんて想像も付かなかった。どんなに小さな思い出も人間にとって本当に重要で、それが自分のアイデンティティにもなるの。でも、戦争で一家全員を失うと、そういう小さな思い出も全部自分から引きはがされちゃうのよ」
そして、マリア・アルトマンという実在の人物を演じるにあたっては、次のようなことを意識したという。
「一般の人はマリアのことを知らなくても、マリアを知る彼女の親族は生きているから、本人そっくりにならなければいけない。だから、アクセントや髪型、目の色といった外見だけではなくて、彼女のような仕草もするようになったわ。でも、誰かを演じるときに一番大事なことは、その人の内面に入り込んでその人の目を通して世界を見るということね」
すると、カーティス監督は「マリアの親族や友人も本作を観たけれど、みんなヘレンの演技を絶賛してたよ!」と言い、拍手が上がった。
ここで、初来日の感想を聞かれたカーティス監督が、「ずっと日本に来たかったんだ。私の娘は日本を訪れたことがあったので、先を越されてずっと悔しかったんです(笑)」と言うと、ミレンは「今夜は監督をパチンコに連れて行くのよ! 彼はパチンコが何か見当も付いていないの(笑)」と付け加え、監督が「ちょっと怖くなってきたよ」と言うと、またも観客からは笑いと歓声が上がった。
さらに、「年を重ねても輝き続ける秘訣」について聞かれると、ミレンは「そんな若々しくないし、ましてや寝起きは輝いてなんていないわ(笑)でも、人生を楽観的に見るようにしているし、辛いことや困難なことから目を背けることもしない。この世界は美しい場所で、私はこの地球で生きられることに心から感謝しています。私は、テクノロジーの発展でこれからどんな世界になっていくのが本当に気になって仕方がないから、もっともっと長生きしたいの。もしかしたら、好奇心こそが人間の生きる活力なのかもしれないわね」と語った。
舞台挨拶には、ゲストとして石坂浩二が登場。ミレンとカーティスに花束に贈呈し、「この映画は心から素晴らしい映画だと思います。心に染みて、自分の思い出であるかのように心に残る作品なので、皆さんもそれぞれの思い出として持ち帰ってほしい」と話した。
ヘレン・ミレン主演、サイモン・カーティス監督作品「黄金のアデーレ 名画の帰還」は11月27日より全国ロードショー。
映画「黄金のアデーレ 名画の帰還」は、実在の女性マリア・アルトマン(演:ヘレン・ミレン)が、第二次世界大戦中にナチスに没収された「黄金のアデーレ」を取り戻すべく、オーストリア政府を訴えるというストーリー。マリアは、駆け出しの弁護士ランドル・シェーンベルグ(演:ライアン・レイノルズ)と共に、自分の伯母アデーレの肖像画の返還をめぐり、オーストリア政府に果敢に立ち向かっていく。
「REDリターンズ」での来日以来、約2年ぶりに来日を果たしたミレンは、「今日ここに来ることをとても楽しみにしていました。木曜日のレッドカーペットは、天候に恵まれた中で大勢のファンと一緒にとても楽しい時間を過ごすことができました」と話し、また、カーティス監督も「ヘレンと私は、マリア・アルトマンの実話を伝えられること、そして今日皆さんに私たちが誇りに思う作品を観ていただけることを光栄に思います」と観客にメッセージを送った。
実話を基にしたこの作品を作ろうと思ったきっかけについて、カーティス監督は「マリアは活気溢れる20世紀初頭のウィーンで生まれましたが、第二次世界大戦の中で母国を離れることになりましたが、アメリカで新たなスタートを切り、その地で生涯を終えました。私はマリアをとても尊敬していますし、イギリスのユダヤ一家の出身の私にとって思い入れのある物語で、いつか伝えたいと思っていました。ヘレンにマリアを演じてもらうのが私の夢だったので、ヘレンに脚本を気に入ってもらえて本当に嬉しかったです」と語った。
(c)TVGroove.com
ミレンは、数多くのオファーがある中で、この作品への出演を決めた理由を聞かれると、「多くのオファーは来るけど、『良い』映画のオファーは少ないのよ(笑)」と話し、会場の笑いを誘った。そして、ミレンは次のように続けた。
「女優としての『私』がこれは素晴らしい役だって気付いたの。でも、それ以上に物語にも深く感動したわ。私は第二次世界大戦の直後に生まれたけれど、私の両親が戦争中のロンドンでいったいどんな心境で生きていたかなんて想像も付かなかった。どんなに小さな思い出も人間にとって本当に重要で、それが自分のアイデンティティにもなるの。でも、戦争で一家全員を失うと、そういう小さな思い出も全部自分から引きはがされちゃうのよ」
そして、マリア・アルトマンという実在の人物を演じるにあたっては、次のようなことを意識したという。
「一般の人はマリアのことを知らなくても、マリアを知る彼女の親族は生きているから、本人そっくりにならなければいけない。だから、アクセントや髪型、目の色といった外見だけではなくて、彼女のような仕草もするようになったわ。でも、誰かを演じるときに一番大事なことは、その人の内面に入り込んでその人の目を通して世界を見るということね」
すると、カーティス監督は「マリアの親族や友人も本作を観たけれど、みんなヘレンの演技を絶賛してたよ!」と言い、拍手が上がった。
ここで、初来日の感想を聞かれたカーティス監督が、「ずっと日本に来たかったんだ。私の娘は日本を訪れたことがあったので、先を越されてずっと悔しかったんです(笑)」と言うと、ミレンは「今夜は監督をパチンコに連れて行くのよ! 彼はパチンコが何か見当も付いていないの(笑)」と付け加え、監督が「ちょっと怖くなってきたよ」と言うと、またも観客からは笑いと歓声が上がった。
(c)TVGroove.com
さらに、「年を重ねても輝き続ける秘訣」について聞かれると、ミレンは「そんな若々しくないし、ましてや寝起きは輝いてなんていないわ(笑)でも、人生を楽観的に見るようにしているし、辛いことや困難なことから目を背けることもしない。この世界は美しい場所で、私はこの地球で生きられることに心から感謝しています。私は、テクノロジーの発展でこれからどんな世界になっていくのが本当に気になって仕方がないから、もっともっと長生きしたいの。もしかしたら、好奇心こそが人間の生きる活力なのかもしれないわね」と語った。
舞台挨拶には、ゲストとして石坂浩二が登場。ミレンとカーティスに花束に贈呈し、「この映画は心から素晴らしい映画だと思います。心に染みて、自分の思い出であるかのように心に残る作品なので、皆さんもそれぞれの思い出として持ち帰ってほしい」と話した。
ヘレン・ミレン主演、サイモン・カーティス監督作品「黄金のアデーレ 名画の帰還」は11月27日より全国ロードショー。
映画「黄金のアデーレ 名画の帰還」主演オスカー女優ヘレン・ミレン、2年ぶりの来日! 第28回東京国際映画祭レッドカーペットでファンに神対応(2015年10月23日)
アカデミー賞女優ヘレン・ミレン主演最新作、クリムトの名画をめぐる感動の実話を描いた映画「黄金のアデーレ 名画の帰還」が11月27日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ他で全国公開する。
本作品は、1...
名女優ヘレン・ミレン、カーアクション映画「ワイルド・スピード」シリーズ次回作への出演を熱望!?(2015年4月2日)
今年7月に70歳になる英女優ヘレン・ミレン。幅広い役柄を見事に演じてきたアカデミー賞受賞常連の名女優が、次に出たい作品といえば? Yahoo Newsのインタビューに対してヘレンが語ったのは、間もなく...
映画「REDリターンズ」オスカー女優ヘレン・ミレンが公式初来日で大はしゃぎ! 共演のイ・ビョンホンが優しくエスコート(2013年11月25日)
いよいよ11月30日(土)に公開を迎える映画「REDリターンズ」。それに先駆け、本作に出演するオスカー女優のヘレン・ミレン(68)と韓国人俳優イ・ビョンホン(43)が、都内で開催されたレッドカーペット...
ライアン・レイノルズ、新米パパ生活を全力エンジョイ! 夜泣きですら「人生最高の出来事」(2015年4月1日)
昨年12月、女優ブレイク・ライブリー(27)との間に、第一子となる女児ジェームズちゃんが誕生し、父親になった俳優ライアン・レイノルズ(38)は、父親生活を心底楽しんでいる様子。夜泣きですら「最高の出来...
関連ニュース
海外ニュース
- ヘレン・ミレン、アラン・リックマンは完璧な遺作を残し天に召されたと確信 ( 2016年3月16日 )
- 第73回ゴールデン・グローブ賞 ノミネート発表[映画部門]「キャロル」が最多4部門5ノミネート! 坂本龍一が作曲賞にノミネート ( 2015年12月11日 )
- 第73回ゴールデン・グローブ賞 授賞式のプレゼンター発表! メル・ギブソン、エディ・レッドメインらが決定 ( 2016年1月5日 )
- 第22回SAG賞ノミネート発表! 「ハウス・オブ・カード」「ゲーム・オブ・スローンズ」「HOMELAND」が最多ノミネート ( 2015年12月11日 )
- ジェニファー・ローレンス、ラブシーン初体験に大パニック! 「相手の奥さんに申し訳なくなっちゃって、ママに電話したの」 ( 2015年11月19日 )
国内ニュース
- アカデミー賞主演男優賞ノミネート! ブライアン・クランストン主演映画「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」7月22日公開決定 ( 2016年4月12日 )
- 【ヘレン・ミレン「黄金のアデーレ 名画の帰還」舞台挨拶動画】名女優が本作への出演を決めた理由とは・・? ( 2015年10月26日 )
- 映画「黄金のアデーレ 名画の帰還」主演オスカー女優ヘレン・ミレン、2年ぶりの来日! 第28回東京国際映画祭レッドカーペットでファンに神対応 ( 2015年10月23日 )
- オスカー女優ヘレン・ミレン、来日決定! 映画「黄金のアデーレ 名画の帰還」サイモン・カーティス監督と共にPRイベント参加へ ( 2015年9月29日 )
DVDニュース
特集記事
- 第90回アカデミー賞、賞レースの裏側で「最短スピーチレース」が開催! 賞品のジェットスキーを得た、驚きの簡潔スピーチ秒数は… ( 2018年3月5日 )
- 最優秀アルバム賞候補のロード、グラミー賞の“オファー”に激怒でパフォーマンスなし! 他の候補がソロパフォーマンスの場を与えられる中、彼女には… ( 2018年1月29日 )
- 全米最大級の音楽授賞式「MTV VMA」が開催! ケンドリック・ラマーが最多6部門に輝く ( 2017年8月28日 )
- 13歳の若きシンガーソングライター グレース・ヴァンダーウォールが初来日! ハローキティの貯金箱に大興奮[動画あり] ( 2017年6月15日 )
- ヒュー・ジャックマン、“ウルヴァリン”として最後の来日! 400人以上のファンが空港に駆けつける ( 2017年5月23日 )
ランキング/まとめ
ピックアップ
- ジャスティン&ヘイリー極寒でもアツアツ!
- カニエがアリアナに激怒! 怒りの連続ツイート
- E・ドゥシュク、M・ウェザリーのセクハラ告発
- ディズニードラマ出演俳優が淫行で逮捕
- カープール・カラオケにカーディ・B出演決定
- マイリー・サイラス、イントロ曲当てクイズに挑戦
- 女性歌手、頬にハリー・スタイルズのタトゥー
- 大坂なおみはBTSのファン!推しはだれ?
- BTSジョングクの一言で「ダウニー」品切れ
- ケンダル・ジェンナー、今年最も稼いだモデルに
- テイラー、ライブ会場でストーカー探ししていた
- 「1D」ナイルとヘイリーが破局
- ヘイリーがショートボブにイメチェン
- マイリーにとって、リアムは婚約者ではなく…
- アリアナ、ついに「imagine」をリリース
- エド・S、インスタに感謝のメッセージを投稿
- アリアナMVの猫パロディが可愛すぎ
- エマ・W、「若草物語」舞台裏写真をシェア
- ミス・アメリカの発言が大炎上
- マルーン5、HTショーに思わぬ危機
ニュース・番組データベース検索
ニュースランキング
- 現在
- 週間
- 月間