アカデミー賞作品賞受賞！ 「スポットライト 世紀のスクープ」ジョン・スラッテリーのインタビューが到着

本年度アカデミー賞作品賞・脚本賞を受賞した「スポットライト　世紀のスクープ」が、4月15日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開となる。映画の公開に先がけ、本作に出演したジョン・スラッテリーのインタビューが到着した。

本作はカトリック教会の神父による児童への性的虐待事件を追った新聞記者たちの姿を描いた真実の物語。マーク・ラファロ、マイケル・キートン、レイチェル・マクアダムス、リーヴ・シュレイダーら豪華出演陣の極上のアンサンブル演技が見どころとなっている。

ボストン・グローブ紙のマイケル・キートン扮するウォルター“ロビー”ロビンソンが率いる≪スポットライト≫チーム。彼らの上司である部長ベン・ブラッドリー・Jrを演じているのがTVシリーズ「マッドメン」の主人公ドン・ドレイパーの上司、ロジャー・スターリング役で知られ、エミー賞助演男優賞に4度ノミネートされたジョン・スラッテリーだ。



「僕はボストン出身だからこのストーリーにはとても感じるものがあったよ。叔父がレッドソックスの仕事をしていたから野球場での撮影は嬉しかったな」と故郷での撮影は快適だったとスラッテリーは語る。劇中にはラファロらとレッドソックスの試合を観戦するシーンがある。

「(モデルとなった)ベン・ブラッドリー・Jrにはボストンで会って食事をしながら記事について、そして物語に出てくる他の記者たちの印象なども聞かせてもらった。当時の会社の様子や(リーヴ・シュレイバーが演じる編集長の)マーティが着任した時の話など自分が演じる役の背景を探っていったんだ」と綿密な役作りを語った。

「長期にわたって取材する調査報道の記者たちは忍耐強くなければいけない。それから事件の核心を感じる力も必要らしい。どうすればそれを証明できる物を入手できるか。それを忍耐強く考えなければならない。信ぴょう性の高い記事には証拠が必要だからね」とベンから学んだ新聞記者の極意を語った。

そして「この作品にはもう1つのテーマがある。新聞が衰退している現実だ。ボストン・グローブ紙も事件当時の2001年と比較しておよそ半数になるまで人員削減をしたそうだ。調査報道も昔とは違う。今の人たちはネットでニュースの見出ししか見ない。」と現在のジャーナリズムへの懸念も述べ、「トム・マッカーシー監督と脚本のジョシュ・シンガーは記者たちから仕入れた山ほどの情報をこの物語に凝縮したんだ。報道がテーマの作品なのに楽しめる内容だ」と本作の魅力を熱く語った。

セクシーな白髪で“シルバー・フォックス”と呼ばれているスラッテリー。「マッドメン」ではダンディでクールな上司で視聴者を魅了した彼がどんな新たな上司キャラを見せてくれるのか注目だ。


■作品情報

「スポットライト　世紀のスクープ」
4月15日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開!

≪STORY≫
2001年の夏、ボストン・グローブ紙に新しい編集局長のマーティ・バロンが着任する。マイアミからやってきたアウトサイダーのバロンは、地元出身の誰もがタブー視するカトリック教会の権威にひるまず、ある神父による性的虐待事件を詳しく掘り下げる方針を打ち出す。その担当を命じられたのは、独自の極秘調査に基づく特集記事欄《スポットライト》を手がける4人の記者たち。デスクのウォルター“ロビー”ロビンソンをリーダーとするチームは、事件の被害者や弁護士らへの地道な取材を積み重ね、大勢の神父が同様の罪を犯しているおぞましい実態と、その背後に教会の隠蔽システムが存在する疑惑を探り当てる。やがて9.11同時多発テロ発生による一時中断を余儀なくされながらも、チームは一丸となって教会の罪を暴くために闘い続けるのだった……。

監督:トム・マッカーシー
脚本:トム・マッカーシー、ジョシュ・シンガー
撮影:マサノブ・タカヤナギ
編集:トム・マカードル
出演:マーク・ラファロ、マイケル・キートン、レイチェル・マクアダムス、スタンリー・トゥッチ、リーヴ・シュレイバー ほか

2015年/アメリカ/英語/128分/原題:SPOTLIGHT/

提供:バップ、ロングライド
配給:ロングライド

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