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世界最高の映像体験を!Netflixオリジナル「火花」HDR化とHDRコンテンツの今後とは?
2016年10月6日
グレッグ・ピーターズ
(c)TVGroove.com
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6月より動画配信サービスNetflixにてオリジナルドラマ「火花」のオンラインストリーミングが始まった。本作は第153回芥川賞受賞作「火花」のドラマ化作品であり、日本制作コンテンツとしては初となる4K/HDR対応ということでも注目を集めている。今後も多数のコンテンツをHDRで配信予定だというNetflixが、「火花」の制作とポストプロダクションを担当した株式会社ザフールと株式会社IMAGICAと共に本作HDR化について語った。
Netflix株式会社取締役社長のグレッグ・ピーターズ氏は、Netflixが映像品質の向上において重要な立場を担っていると語る。「インターネットという柔軟性の高いメディアを使うことで、映像品質の技術革新の速度はこれまでよりも早くなっており、Netflixが技術革新の促進を手助けしている」。「TV、ディスプレイメーカーとの協力により、技術に見合ったコンテンツをすぐに提供できる」ことが理由だ。オリジナル作品を数多く手がけるNetflixは、「最先端のテクノロジーをコンテンツに採用し、コンテンツ制作のパートナーがより素晴らしい映像で作品を視聴者たちに伝える」ことを可能にしているのだ。今年60億ドルをコンテンツ制作に費やしたNetflixは、「2017年には140もの新作オリジナルタイトルを世界中の視聴者に提供できる」と続け、「実写作品だけでなくアニメ作品も同様に最新のフォーマットでファンに届けていく」と意気込みを語った。
Netflixのミッションは「サービスを通じ、最高の視聴体験を届けること」と述べたのは、Nettlixメディアエンジニアリング&パートナーシップ エンジニアの宮川遥氏。解像度がSDからHD、4Kへと移り変わってきた中で、早い段階から4Kでの配信を行ってきたNetflixが、現在、力を入れているのがHDR(ハイダミックレンジ)だ。HDRでは、ダイナミックレンジや色域が広くなったことで、これまで見えなかった暗部のディテールが見えるようになり、表現しきれなかった強いハイライトの表現が可能となり、人間の目で見ているかのような状態で表現できるようになる。つまり、「現実世界に近い映像表現ができるようになる」というのだ。
Nettlixで用意するオリジナルコンテンツは、何十年先も同じ感動体験を提供できるよう、高い基準での制作が行われている。「今、最高の技術でマスタリング、配信を行っても、今後別の規格が登場した際、最初に撮影したものが高い基準のものであれば、それを活かし再マスタリングし、新たな技術を追加した形で作品を提供できる」からだ。そのため、「火花」もその基準に準拠しHDRで制作されたのだと明かしてくれた。
「HDR」の制作を担当した株式会社 ザフール 佐藤正晃氏とポストプロダクションを担当した株式会社 IMAGICA 石田記理氏は、「火花」の制作を通じ「技術的に更にクオリティーの高いものが作れると実証できた」と振り返る。しかし、同作は元々はSDRを前提に作られたという。そのため撮影現場ではHDR化を意識して制作されたわけではなかった。そして、HDR化にあたり懸念されたのは、作品のテイストが変わってしまう可能性だ。まず監督と撮影監督にHDR化された予告編を確認してもらい、制作者の反応を見たという。2人から返ってきたのは、好意的な「驚き」の反応だった。HDR化にあたり苦労もあったが、完成した映像には満足しているようだった。
HDRの特徴は、色味豊かで階調豊かな映像に仕上がるということ。明るい部分をより明るく見せ、見せたい部分をそのまま表現できる。記者に向けてSDR映像とHDR映像が流されたが、HDR映像の方が明るく、色も豊かに表現されているのが明らかだった。
Netflixでは今後も数多くのオリジナル作品のHDR配信を予定している。Netflix×Marvelオリジナル作品ほか、「ブラッドライン」「シドニアの騎士」などだ。映像品質の技術革新の担い手として、視聴者の満足度を高めるべく、今後も品質の高い作品が多く発信されることだろう。
NetflixでHDR配信を予定している作品
「レもニー・スニケットの世にも不幸せな物語(原題)」
「ブラッドライン」
「シェフのテーブル」
「シェフのテーブル:フランス編」
「火花」(既に対応済み)
「シドニアの騎士」
「Marvel デアデビル」(既に対応済み)
「Marvel アイアン・フィスト(原題)」
「Marvel ジェシカ・ジョーンズ」
「Marvel ルーク・ケイジ」
「Marvel ディフェンダーズ(原題)」
「ドゥ・オーバー:もしも生まれ変わったら」(既に対応済み)
「リディキュラス・シックス」(既に対応済み)
【動画】「火花」予告編
■Netflixについて
世界最大級のオンラインストリーミングサービス。190以上の国で8300万人のメンバーが利用している。オリジナルコンテンツ、ドキュメンタリー、長編映画など、1日1億2500万時間を超える映画やドラマを配信。
メンバーはあらゆるインターネット接続デバイスで、好きな時に、好きな場所から、好きなだけオンライン視聴可能です。コマーシャルや契約期間の拘束は一切なく、思いのままに再生、一時停止、再開することができる。
・公式サイト : Netflix.com/jp
・公式ツイッター : @NetflixJP
・公式フェイスブック : facebook.com/netflixjp
・公式チャンネル : youtube.com/c/NetflixJP
Netflix株式会社取締役社長のグレッグ・ピーターズ氏は、Netflixが映像品質の向上において重要な立場を担っていると語る。「インターネットという柔軟性の高いメディアを使うことで、映像品質の技術革新の速度はこれまでよりも早くなっており、Netflixが技術革新の促進を手助けしている」。「TV、ディスプレイメーカーとの協力により、技術に見合ったコンテンツをすぐに提供できる」ことが理由だ。オリジナル作品を数多く手がけるNetflixは、「最先端のテクノロジーをコンテンツに採用し、コンテンツ制作のパートナーがより素晴らしい映像で作品を視聴者たちに伝える」ことを可能にしているのだ。今年60億ドルをコンテンツ制作に費やしたNetflixは、「2017年には140もの新作オリジナルタイトルを世界中の視聴者に提供できる」と続け、「実写作品だけでなくアニメ作品も同様に最新のフォーマットでファンに届けていく」と意気込みを語った。
Netflixのミッションは「サービスを通じ、最高の視聴体験を届けること」と述べたのは、Nettlixメディアエンジニアリング&パートナーシップ エンジニアの宮川遥氏。解像度がSDからHD、4Kへと移り変わってきた中で、早い段階から4Kでの配信を行ってきたNetflixが、現在、力を入れているのがHDR(ハイダミックレンジ)だ。HDRでは、ダイナミックレンジや色域が広くなったことで、これまで見えなかった暗部のディテールが見えるようになり、表現しきれなかった強いハイライトの表現が可能となり、人間の目で見ているかのような状態で表現できるようになる。つまり、「現実世界に近い映像表現ができるようになる」というのだ。
宮川遥
(c)TVGroove.com
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Nettlixで用意するオリジナルコンテンツは、何十年先も同じ感動体験を提供できるよう、高い基準での制作が行われている。「今、最高の技術でマスタリング、配信を行っても、今後別の規格が登場した際、最初に撮影したものが高い基準のものであれば、それを活かし再マスタリングし、新たな技術を追加した形で作品を提供できる」からだ。そのため、「火花」もその基準に準拠しHDRで制作されたのだと明かしてくれた。
「HDR」の制作を担当した株式会社 ザフール 佐藤正晃氏とポストプロダクションを担当した株式会社 IMAGICA 石田記理氏は、「火花」の制作を通じ「技術的に更にクオリティーの高いものが作れると実証できた」と振り返る。しかし、同作は元々はSDRを前提に作られたという。そのため撮影現場ではHDR化を意識して制作されたわけではなかった。そして、HDR化にあたり懸念されたのは、作品のテイストが変わってしまう可能性だ。まず監督と撮影監督にHDR化された予告編を確認してもらい、制作者の反応を見たという。2人から返ってきたのは、好意的な「驚き」の反応だった。HDR化にあたり苦労もあったが、完成した映像には満足しているようだった。
(左から)佐藤正晃、石田記理
(c)TVGroove.com
(c)TVGroove.com
HDRの特徴は、色味豊かで階調豊かな映像に仕上がるということ。明るい部分をより明るく見せ、見せたい部分をそのまま表現できる。記者に向けてSDR映像とHDR映像が流されたが、HDR映像の方が明るく、色も豊かに表現されているのが明らかだった。
SDR画像(上)、HDR画像(下)
Netflixオリジナルドラマ「火花」 (C)2016YDクリエイション
Netflixオリジナルドラマ「火花」 (C)2016YDクリエイション
Netflixでは今後も数多くのオリジナル作品のHDR配信を予定している。Netflix×Marvelオリジナル作品ほか、「ブラッドライン」「シドニアの騎士」などだ。映像品質の技術革新の担い手として、視聴者の満足度を高めるべく、今後も品質の高い作品が多く発信されることだろう。
Netflix本社
(c)TVGroove.com
(c)TVGroove.com
NetflixでHDR配信を予定している作品
「レもニー・スニケットの世にも不幸せな物語(原題)」
「ブラッドライン」
「シェフのテーブル」
「シェフのテーブル:フランス編」
「火花」(既に対応済み)
「シドニアの騎士」
「Marvel デアデビル」(既に対応済み)
「Marvel アイアン・フィスト(原題)」
「Marvel ジェシカ・ジョーンズ」
「Marvel ルーク・ケイジ」
「Marvel ディフェンダーズ(原題)」
「ドゥ・オーバー:もしも生まれ変わったら」(既に対応済み)
「リディキュラス・シックス」(既に対応済み)
【動画】「火花」予告編
■Netflixについて
世界最大級のオンラインストリーミングサービス。190以上の国で8300万人のメンバーが利用している。オリジナルコンテンツ、ドキュメンタリー、長編映画など、1日1億2500万時間を超える映画やドラマを配信。
メンバーはあらゆるインターネット接続デバイスで、好きな時に、好きな場所から、好きなだけオンライン視聴可能です。コマーシャルや契約期間の拘束は一切なく、思いのままに再生、一時停止、再開することができる。
・公式サイト : Netflix.com/jp
・公式ツイッター : @NetflixJP
・公式フェイスブック : facebook.com/netflixjp
・公式チャンネル : youtube.com/c/NetflixJP
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