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巨匠マーティン・スコセッシが、アンドリュー・ガーフィールドを飛躍させる! 難役に挑んだ若き俳優にオスカーは微笑むのか!?

2016年11月16日
「沈黙-サイレンス-」よりマーティン・スコセッシとのメイキング写真「沈黙-サイレンス-」よりマーティン・スコセッシとのメイキング写真
Photo Credit Kerry Brown
2007年のロバート・レッドフォード監督作品「大いなる陰謀」で映画デビューを飾ったアンドリュー・ガーフィールドは、テリー・ギリアム監督の「Dr. パルナサスの虜」(09)、デヴィッド・フィンチャー監督の「ソーシャル・ネットワーク」(10)などで着実にキャリアを重ねてきた。

そして、彼の名を一躍世界に知らしめたのは、主人公・ピーター・パーカーを演じた「アメイジング・スパイダーマン」2作(12,14)だ。

その後も、リーマンショック後のアメリカに生きる労働者を演じた「ドリーム ホーム 99%を操る男たち」(14)など、個性的な演技を披露してきた。

また、日本を舞台にした主演最新作「ハックソー・リッジ(原題)」(11/4全米公開)では、敬虔なクリスチャンであることから武器を放棄した救護兵を体当たりで熱演。批評家の評価も高く、日本発の「沈黙-サイレンス-」との2作品で賞レースへのノミネートが確実視されている。

本作でガーフィールドが演じるのは、ポルトガル人の若き宣教師ロドリゴだ。日本に渡ったフェレイラ(リーアム・ニーソン)が棄教したとされる師の真実を確かめるために同僚のガルペ(アダム・ドライバー)と共に日本を目指す。長い旅の中継地であるマカオで出会った日本人キチジロー(窪塚洋介)に導かれ、長崎へとたどり着く。無事に到着したのもつかの間、苛烈な切支丹弾圧を行う長崎奉行の目を逃れ、敬虔な信者であるモキチ(塚本晋也)らが暮らすトモギ村に匿われることになる。

「沈黙-サイレンス-」より「沈黙-サイレンス-」より
Photo Credit Kerry Brown


今回公開された画像は、ガルペと共に潜伏を続けていたロドリゴが、つかの間の休息を求め隠れ家から外に出た姿をとらえた場面写真だ。降り注ぐ陽光によって浮かびあがるその顔には、手入れされていない髪に無精ヒゲが伸び盛っている。

だが、ロドリゴの表情には、輝ける未来を信じる信念が宿り、その瞳は輝きに満ちている。どんな苦難にも耐える信念を胸に秘めたロドリゴだが、この先には過酷な試練が待ち受けていることになる。

世界的な巨匠マーティン・スコセッシの演出によって、アンドリュー・ガーフィールドが、さらなる輝きを放つ。肉体面だけではなく、精神的な表現が必要となる難役に挑んだ若き俳優にオスカーは微笑むことになるのか。レベルアップしたその演技に期待は高まるばかりだ。

■作品情報

タイトル:「沈黙-サイレンス-」

原作:遠藤周作「沈黙」(新潮文庫刊) 

原題:Silence 

監督:マーティン・スコセッシ 

脚本:ジェイ・コックス、マーティン・スコセッシ

出演:アンドリュー・ガーフィールド、リーアム・ニーソン、アダム・ドライバー、窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈ほか

公開日:2017年1月21日(土)

配給:KADOKAWA

公式サイト://chinmoku.jp/
 
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