第10回アメコミリーグ開催！ 日本人女性アメコミアーティストのここでしか聞けない裏話満載で大盛り上がり

アメコミ大好きよしもと芸人やライター、脚本家などが集まりアメコミ愛を語りつくすイベント、「アメコミリーグ」の第10回が2月8日に開催された。

出演者のみならず、観客もアメコミに対する思いが溢れる同イベント。会場には先日公開された「ドクター・ストレンジ」のコスプレや、「スパイダーマン」に登場するブラックキャットのヘアと衣装を忠実に再現しているお客の姿も。それもそのはず、「アメコミリーグ」にはコスプレ割引というお得で楽しい特典があるのだ。

登壇者は2丁拳銃の川谷修士さん、バッファロー吾郎の竹若元博さん、なだぎ武さん、御茶ノ水男子のおもしろ佐藤さん、脚本家のますもとたくやさん、アメコミや映画のフィギュアを扱う豆魚雷のB・黒須さん、ライターのてらさわホークさん。それぞれ筋金入りのアメコミファンで、2016年に初開催された「東京コミコン」にも出演。なんとマーベルの副社長、 C.B.セブルスキー氏と共にステージに立ったという。



イベント前半は「今人気のアメコミドラマ」特集ということで、「ARROW / アロー」、「THE FLASH / フラッシュ」、「デアデビル」など約10作品を紹介。川谷修士さんが「SUPERGIRL/スーパーガール」主人公役のメリッサ・ブノワを「一番かわいい」とべた褒めすると、他の出演者も全員同意するなどアメコミリーグ内での人気の高さがうかがえた。

わかりやすく基本解説をしつつ、時には芸人の鋭い目線でツッコミを入れる出演者たち。初心者でも往年のアメコミファンでも、全員が楽しめるトークに会場は常時爆笑に包まれた。



後半はコーナーゲストとして、世界で活躍する女性アメコミアーティストのQUESTION No.6さん、まつむらあさみさんが登場。QUESTION No.6さんは海外ドラマ「ドクター・フー」や「SHERLOCK(シャーロック)」のコミックスにて複数の表紙を手がける。まつむらさんはArchie comicsのリトルアーチーのワンショットカバーを担当するなど、2人とも素晴らしい実績を持つアーティストだ。



そんな二人に、「どやったらアメコミアーティストになれるのか」とアメコミリーグから質問。すると二人とも「海外に行って自分で作品を売り込んだ」と大胆な体験を話し周りを驚かせた。QUESTION No.6さんは「ドクター・フー」の大ファンで、物語の舞台であるイギリスに憧れ留学したそう。イギリス滞在中にアメコミのイベントに参加し、出版社に自身のポートフォリオを渡せたことからアメコミの仕事に繋がったと明かした。

まつむらさんはサンディエゴで行われたコミコンに参加。会場で自身の描いたキャラクターのバッグを持っていたらなんと、アメコミアーティストの中でもトップに位置するアダム・ヒューズが「これ(バッグ)いいね」と話しかけてきたそう。彼から「ボスを紹介するよ」と言われ、そこからボスにしつこくメールをしたことで今の仕事ができているという。ここでしか聞けないレアな体験談や裏話に観客は興味津々の様子であった。

最後は豪華アメコミグッズが当たる抽選会を実施。大盛り上がりの中イベントは幕を閉じた。