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映画「夜に生きる」ベン・アフレック&クリス・メッシーナのインタビュー公開! アウトローな主人公に共感するところとは?[写真あり]
2017年5月18日
クリス・メッシーナ / ベン・アフレック
ベン・アフレックが監督・脚本・主演を務める映画「夜を生きる」が5月20日より全国公開となる。本作は、アカデミー作品賞を受賞した「アルゴ」から5年ぶりに監督・主演をつとめ、脚本も自ら関わる入魂の一作だ。
今回、ベン・アフレック、そして「アルゴ」にも出演していたクリス・メッシーナのインタビューが公開となった。
Q : 「夜に生きる」を映画化しようと思ったきっかけは? 原作者デニス・ルヘイン氏からのリクエストなど、なにかありましたら教えてください。
ベン : いや、デニスからはリクエストを受けていない。ただ、普通のルートを通して、この作品が現実化したんだ。
彼はこの原作の映画権を、レオナルド・ディカプリオの会社に売った。レオが買い、それを僕に送ってきた。僕が製作することに興味があるか、知りたくてね。だから、またデニス・ルヘインの作品を僕が手がけることになったのは偶然だったんだ。
「どうも、また、あなたの作品をやることになったらしい」って、僕の方から彼に報告する感じだったんだ(笑)
Q : 主人公ジョー・コグリンは厳格な家庭に育ち、やがてアウトローへの道を選びますが、ジョーに共感できるところ、ご自身と重なる部分はありましたか。
ベン : うーん、どのキャラクターも、どこか共感できるところがなくては演じることはできない。ジョーは…良い人になりたいと思っている。良い人間になりたいのだが、それに苦労している。彼は高潔な品位ある男になりたいと思っている。僕もそう思っている。
でも、この世に突き当たってしまうことはよくあること。高潔な人を保っていくのは容易ではないと認識する。それは、誰もが共感する部分ではないだろうか。そこが、人々が共感できるキャラクターの側面だと思って演じたんだ。
Q : 本作のオファーを受けた時の第一印象は?
クリス : 興奮でワクワクした。そして、そのあと即、ナーバスになって、怖くなった。その責任や期待に応じたいという気持ちでいっぱいだったから。彼はオーディションなしで、僕に役をオファーしてくれたんだ。その光栄に応じたいとね。
だから、すぐに本を手にして準備を始めた。そして脚本。それは美しく脚色されたものだった。それが聖書となった。そしてスタートしたわけだ。
Q : 今回の映画製作における裏方の人材を、どう選択したのですか。
ベン : ベストの人材と一緒に働くだけさ。衣装デザイナーのジャクリーン・ウェスト。彼女は多くの映画で経歴を積んできた。「レヴェナント 蘇えりし者」「アルゴ」、そして今回の作品も手がけてくれた。彼女は魔術師のよう、この道のマスターだ。
プロダクション・デザイナーのジェス・コンコールは、コーエン兄弟やベネット・ミラーなど、いろんな人たち(監督)と働いてきた経歴があり、彼もまた几帳面で、細部にわたる詳細にこだわってくれる。
そして、シーンをうまくクリーエートするには、実力ある役者たちを雇わなくてはならない。クリス・メッシーナを起用すれば、突如としてシーンはうまくいくわけだ。それが、映画製作というものだ。僕たちはみんなで手をつないで、やっていく。ベターな質ある人材を雇えば、ベターな質の映画が出来上がる。
Q : あなたには、一番のお気に入りのギャング映画がありますか。
ベン : ああ、やはり、「ゴッドファーザー」2が最高だ。1と2両方。君(クリスに向かって)は、「ゴッドファーザー」1と2、どちらがお気に入り?
クリス : 僕は、2だろうね。
ベン : マット・デイモンがマーティンン・スコセッシ監督に、「ゴッドファーザー」1と2のどちらがより好きかを聞いたんだ。そしたら、2だという。理由を聞いたら、「彼にはもっとお金があったから」だって(笑)
クリス : 「チャイナタウン」。
ベン : 「チャイナタウン」も、最高の映画の一つだね。
Q : あなたはオリジナルの脚本も書き、脚色もします。どちらが、あなたは好むのでしょうか。
ベン : それは、どうとも言えないね。もちろん言うまでもなく、脚色の方が容易だ。白紙からスタートするよりはね。スタートできず、ボーと空を見つめキーボード全く進まずの手凍り状態(笑)で、キーを押すんだ~、と自分に言う状態は、本当にタフさ(笑)
だから、映画の土台があることは、特にデニス・ルヘインのような作品を基にできるということは、最初からすでにとてもスペシャルなものからスタートできるということなんだ。
でも、真新しいところからスタートすることは、とても新鮮なことだ。自分で自分の好きなように作りあげていくことができる。例えば「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」のようにね。書き上げるまでに、普通より長い時間を要した。でも、それは僕たちの選択であって、自由があった。
Q : オリジナルの脚本を書くときには、特定の役者を頭において書くのですか。
ベン : ああ、そうだ。誰かが演じるのを想像しながら書いていく。それが、僕の執筆の手助けになる。
■公開情報
「夜に生きる」
2017年5月20日(土) 丸の内ピカデリー 新宿ピカデリー 他 全国ロードショー
監督 : ベン・アフレック
脚本 : ベン・アフレック
出演 : ベン・アフレック、エル・ファニング、フレンダン・グリーソン、クリス・メッシーナ、シエナ・ミラー、ゾーイ・サルダナ、クリス・クーパー
原作 : デニス・ルヘイン「夜に生きる」
配給 : ワーナー・ブラザース映画
公式サイト : warnerbros.co.jp/c/movies/yoruni-ikiru
© 2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED.
【動画】映画「夜に生きる」予告
今回、ベン・アフレック、そして「アルゴ」にも出演していたクリス・メッシーナのインタビューが公開となった。
Q : 「夜に生きる」を映画化しようと思ったきっかけは? 原作者デニス・ルヘイン氏からのリクエストなど、なにかありましたら教えてください。
ベン : いや、デニスからはリクエストを受けていない。ただ、普通のルートを通して、この作品が現実化したんだ。
彼はこの原作の映画権を、レオナルド・ディカプリオの会社に売った。レオが買い、それを僕に送ってきた。僕が製作することに興味があるか、知りたくてね。だから、またデニス・ルヘインの作品を僕が手がけることになったのは偶然だったんだ。
「どうも、また、あなたの作品をやることになったらしい」って、僕の方から彼に報告する感じだったんだ(笑)
Q : 主人公ジョー・コグリンは厳格な家庭に育ち、やがてアウトローへの道を選びますが、ジョーに共感できるところ、ご自身と重なる部分はありましたか。
ベン : うーん、どのキャラクターも、どこか共感できるところがなくては演じることはできない。ジョーは…良い人になりたいと思っている。良い人間になりたいのだが、それに苦労している。彼は高潔な品位ある男になりたいと思っている。僕もそう思っている。
ベン・アフレック
でも、この世に突き当たってしまうことはよくあること。高潔な人を保っていくのは容易ではないと認識する。それは、誰もが共感する部分ではないだろうか。そこが、人々が共感できるキャラクターの側面だと思って演じたんだ。
Q : 本作のオファーを受けた時の第一印象は?
クリス : 興奮でワクワクした。そして、そのあと即、ナーバスになって、怖くなった。その責任や期待に応じたいという気持ちでいっぱいだったから。彼はオーディションなしで、僕に役をオファーしてくれたんだ。その光栄に応じたいとね。
クリス・メッシーナ
だから、すぐに本を手にして準備を始めた。そして脚本。それは美しく脚色されたものだった。それが聖書となった。そしてスタートしたわけだ。
Q : 今回の映画製作における裏方の人材を、どう選択したのですか。
ベン : ベストの人材と一緒に働くだけさ。衣装デザイナーのジャクリーン・ウェスト。彼女は多くの映画で経歴を積んできた。「レヴェナント 蘇えりし者」「アルゴ」、そして今回の作品も手がけてくれた。彼女は魔術師のよう、この道のマスターだ。
プロダクション・デザイナーのジェス・コンコールは、コーエン兄弟やベネット・ミラーなど、いろんな人たち(監督)と働いてきた経歴があり、彼もまた几帳面で、細部にわたる詳細にこだわってくれる。
そして、シーンをうまくクリーエートするには、実力ある役者たちを雇わなくてはならない。クリス・メッシーナを起用すれば、突如としてシーンはうまくいくわけだ。それが、映画製作というものだ。僕たちはみんなで手をつないで、やっていく。ベターな質ある人材を雇えば、ベターな質の映画が出来上がる。
Q : あなたには、一番のお気に入りのギャング映画がありますか。
ベン : ああ、やはり、「ゴッドファーザー」2が最高だ。1と2両方。君(クリスに向かって)は、「ゴッドファーザー」1と2、どちらがお気に入り?
クリス : 僕は、2だろうね。
ベン : マット・デイモンがマーティンン・スコセッシ監督に、「ゴッドファーザー」1と2のどちらがより好きかを聞いたんだ。そしたら、2だという。理由を聞いたら、「彼にはもっとお金があったから」だって(笑)
クリス : 「チャイナタウン」。
ベン : 「チャイナタウン」も、最高の映画の一つだね。
Q : あなたはオリジナルの脚本も書き、脚色もします。どちらが、あなたは好むのでしょうか。
ベン : それは、どうとも言えないね。もちろん言うまでもなく、脚色の方が容易だ。白紙からスタートするよりはね。スタートできず、ボーと空を見つめキーボード全く進まずの手凍り状態(笑)で、キーを押すんだ~、と自分に言う状態は、本当にタフさ(笑)
(右)シエナ・ミラー
だから、映画の土台があることは、特にデニス・ルヘインのような作品を基にできるということは、最初からすでにとてもスペシャルなものからスタートできるということなんだ。
でも、真新しいところからスタートすることは、とても新鮮なことだ。自分で自分の好きなように作りあげていくことができる。例えば「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」のようにね。書き上げるまでに、普通より長い時間を要した。でも、それは僕たちの選択であって、自由があった。
Q : オリジナルの脚本を書くときには、特定の役者を頭において書くのですか。
ベン : ああ、そうだ。誰かが演じるのを想像しながら書いていく。それが、僕の執筆の手助けになる。
■公開情報
「夜に生きる」
2017年5月20日(土) 丸の内ピカデリー 新宿ピカデリー 他 全国ロードショー
監督 : ベン・アフレック
脚本 : ベン・アフレック
出演 : ベン・アフレック、エル・ファニング、フレンダン・グリーソン、クリス・メッシーナ、シエナ・ミラー、ゾーイ・サルダナ、クリス・クーパー
原作 : デニス・ルヘイン「夜に生きる」
配給 : ワーナー・ブラザース映画
公式サイト : warnerbros.co.jp/c/movies/yoruni-ikiru
© 2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED.
【動画】映画「夜に生きる」予告
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