「The Handmaid’s Tale」(原題)、Huluで2018年に独占配信決定！ 第69回エミー賞主要５部門制覇

9月17日(日)【日本時間18日(月)】に第69回エミー賞受賞式が開催された。

毎年エミー賞の中でも最も注目が集まるのが、プライムタイム・ドラマシリーズ部門の作品賞。昨年までエミー賞を総なめにしていた絶対王者「ゲーム・オブ・スローンズ」が参戦を見送ったとはいえ、超有力作品がひしめく大激戦を制し、米国Huluオリジナル作品「The Handmaid’s Tale」(原題)が栄冠を手にした。

そして、「The Handmaid’s Tale」(原題)が、2018年にオンライン動画配信サービスHuluで独占配信することが決定した。

また「The Handmaid’s Tale」(原題)は作品賞のみならず、主要部門の主演女優賞、助演女優賞、監督賞、脚本賞も制覇し、圧倒的な評価を受けた。


「The Handmaid’s Tale」(原題)はカナダ文学界の巨匠マーガレット・アトウッドのディストピア小説で、1985年に出版されるやベストセラーとなり、カナダ最高峰の文学賞である総督文学賞をはじめ数々の賞を受賞し、1990年には映画化された。

2017年4月に米国Huluで配信開始されるとすぐに話題騒然となり、「見るべき」(ワシントンポスト紙)「この春で最高のドラマ」(ハリウッド・リポーター誌)など多くのメディアから賞賛を浴びた。

環境汚染により少子化問題が深刻化した宗教主義国ギレアド共和国では、富裕層以外の健康な女性は子作りのために侍女として上位階級の司令官に仕えることが決められている。このドラマはそんな恐ろしい世界で侍女として仕えるオブフレッド(エリザベス・モス)の人生を描いている。

地上波テレビでは描くことができない、女性を“性奴隷”として扱ったテーマは世界に衝撃を与えるとともに、宗教や圧政で女性の人権が侵害されることへの批判を含み、現代のアメリカで幅広く受け入れられ大ヒットしている。

また、オブフレッドを演じるのは「マッドメン」「トップ・オブ・ザ・レイク」に続き、本ドラマで8度目のエミー賞ノミネートを果たした、賞レースの常連エリザベス・モスが体当たりの演技を披露している。



「The Handmaid’s Tale」(原題)は、2018年、Huluにて独占配信。