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「バーン・ノーティス」ジェフリー・ドノヴァン、日本語で“あの台詞”に挑戦

2010年10月7日
「バーン・ノーティス 元スパイの逆襲」シーズン3のDVDリリースを記念して、マイケル・ウェスティン役のジェフリー・ドノヴァンが来日。10月7日、都内スタジオにて日本語吹き替え版でマイケルの声を担当している栗田貫一と共にアフレコ収録を行った。

アニメ「ルパン三世」でルパンの声を担当していることでも有名な栗田は、実写ドラマの主役に声を当てるのはこのマイケル役が初めてだったとのこと。「アニメと違って息づかいや舌打ちまで声をのせなきゃいけないけど、やりがいがあって楽しい」と、ノリノリの様子で公開アフレコに臨んだ。

「俺の名はマイケル・ウェスティン。最近までスパイだった」
栗田がおなじみのオープニングのナレーションを収録していると、司会者が「栗田さんよりもっとマイケルに似ている人を呼んであるんです」と一言。不審そうな顔をする栗田の前に、ホンモノのマイケル役、ジェフリー・ドノヴァンが現れて、両者感激の対面となった。

グレーのジャケット姿で颯爽と姿を見せたジェフリーは、さわやかな笑顔で栗田と握手して「ありがとうございます」と日本語を披露。彼が1話のアフレコに4時間かけていると聞くと、「僕は1話の撮影に70時間、スタッフは90時間働いている。僕と仕事代わってくれない?」とユーモアたっぷりに答えた。

さらに、実際に自分でもアフレコに挑戦してみたジェフリー。オープニングの英語の台詞はすっかり暗記していて、取材陣の前でかっこよく披露してくれたが、栗田から「日本語の台詞に挑戦してみない?」と提案されると、ちょっと緊張したそぶりを見せた。それでも、その場で教えられた決め台詞「俺の名はマイケル・ウェスティン」を上手に日本語でリピートしてみせるという勘の良さを発揮。史上初(?)となる本人による日本語アフレコは大成功に終わった。

フォトセッションではメイクさんに汗を拭いてもらう栗田の横で、ジェフリーは「僕はマイアミの暑さに慣れているから大丈夫」と余裕の笑顔でカメラに向かってポーズ。栗田と二人でゴルフの話で盛り上がるなど、すっかり打ち解けた様子だった。

ジェフリーはマイケル役について「国のために誇りをもって仕事をしている人物。愛している人を思うあまり、それを失う怖さも同時に抱えながら生きている。それをうまく表現することが自分にとってはチャレンジだった。マイケルは不幸な子供時代を送り、大人になってからは国を助けるために働いている。彼がクライアントとなった子供のために 仕事をするエピソードも出てくるけれど、そういうとき彼は子供を助けると同時に、自分を助けるという気持ちになって働いているんだ」とコメント。

また、栗田についてジェフリーは「大御所の声優さんに演じてもらっていると聞いて光栄に思っていたけど、こんな若々しい人だったなんて。マイケルという難しい役を違う文化の中で演じているのはすごいことだと思う。日本でのヒットは彼のおかげだね」と語り、栗田が「僕もこの仕事を始めてから髪型をマイケルっぽくして、ジムにも通って鍛えている」と言うとうれしそうに大笑いし、「けっこういい線いってますよ、似てきてる!」と太鼓判を押した。

そして、ジェフリーは日本語のアフレコについて、「栗田さんを笑わせることができたからうれしい。外国語だから難しかったけどね。次来るまでには日本語をもっと勉強して話せるようにしてくるよ」とコメント。すかさず栗田が「やめて!僕の仕事、取られちゃう」と横やりを入れると、現場は大爆笑となった。

ハードスケジュールの中、終始フレンドリーな対応で作品をアピールし、にこやかな笑顔でスタジオを後にしたジェフリー。すでに本作はシーズン6までの製作が決定しており、アメリカ本国でもますます人気上昇中だ。日本では、待望のシーズン3のDVDが12月3日よりリリースされる。
 
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