「24」“ジャック・バウアー”が5年ぶりに来日!(1)東京の街に潜入!?

ファイナル・シーズンとなるシーズンVIIIのDVDリリースがスタートし、ついにグランドフィナーレを迎える「24 -TWENTY FOUR-」。そのPRのため、11月15日にジャック・バウアー役のキーファー・サザーランドが緊急来日した。今回、5年ぶりの来日を果たしたキーファーは、翌16日、東京・六本木で開催された「24 ファン感謝祭」に出席。一般公募の抽選で選ばれた24人のファンと取材陣の前に姿を現した。

ファイナル・シーズンのDVD予告編が流された後、激しくカメラのフラッシュがたかれる中、手を振りながら満面の笑顔で登場したキーファー。彼が開口一番、「まずは日本の皆さんに感謝を述べさせていただきたいです。自分のキャリア、人生にとって大切な仕事となったこの『24』が、アメリカだけでなく海外でも大きな成功を得られたのは、日本のファンの皆さんが支持してくれたおかげ。心から感謝を申し上げます」と挨拶すると、会場からは大きな拍手がわき起こった。

そして、5年ぶりに訪れた日本の印象を尋ねられたキーファーは、驚きのエピソードを告白。「実は昨日の夜、独りでホテルを出て東京の街を歩いてみたんだ。僕にとっては全く初めての体験だったよ。アメリカから持ってこなかったカミソリやシェービング・クリームなんかを調達しようと思ってお店に入ってみたけど、言葉が分からないから迷ってしまって。そしたら、通りがかりの人が僕の買い物を手伝ってくれたんだ。日本人の優しさをつくづく感じたよ」。そんな “ジャック・バウアーが迷子になった”という意外なシチュエーションに、会場からは思わず温かい笑いがもれた。

さらに、FOXチャンネルがお正月にシーズン1～7の一挙放送を行い、それをギネス記録に申請することについての感想を聞かれたキーファーは、「それはすごいね!　このシリーズはどのシーズンもすべて誇りに思ってるよ。DVDでひとつのシーズンをぶっ通しで一気に観てくれるという人もいるし、1週間でどれぐらいの人が観てくれるのか楽しみだね」と笑顔に。

また、キーファー自身が劇中のジャック同様、孫をもつ若き“お祖父さん”であることに話題が及ぶと、「シーズン5～7にかけてジャックを取り巻く世界はどんどんダークになっていって、娘のキムも自分から離れていってしまう。娘のためにしてあげられなかったことを孫娘のためにしてあげたい、そういう思いがジャックにはあるんだ。(ファイナルとなる)シーズン8はそんなところからスタートするわけだけど……ご想像通り、やはり事態はジャックにとって悪い方向へと進んでいき、彼は娘や孫娘を守るために奮闘することになるんだ」

「孫娘を演じてくれた子役はとっても可愛い子だったよ。僕の一番下の娘も、もう大学を卒業してしまってるからね、クレヨンで遊んでいる子供を見て、娘と一緒に遊んだことを懐かしく思い出したりしたよ」と、家庭人の素顔を見せてくれた。

(2)に続く