注目トピックス
4月のナショナル ジオグラフィック チャンネル
2004年2月19日
ナショナル ジオグラフィック チャンネル、4月の注目番組は以下のとおり。
■「メーデー!航空機事故の真実と真相」
4月から放送するこの『メーデー』シリーズは、過去に実際起きた悲劇的な飛行機事故を丁寧に検証していくもの(全6話)。事故を引き起こす原因となった証拠を探っていき、事故の生存者や被害者の家族のコメント、運輸安全委員会の調査結果、ブラックボックスが語る全記録などから得た手がかりを繋ぎ合わせ、再現VTRや実際の映像を織り交ぜながら事故の全貌を解明していくドキュメンタリー番組。
日進月歩の勢いで科学技術が進歩している文明社会において、残念ながら飛行機4月から放送するこの『メーデー』シリーズは、過去に実際起きた悲劇的な飛行機事故を丁寧に検証していくもの(全6話)。事故を引き起こす原因となった証拠を探っていき、事故の生存者や被害者の家族のコメント、運輸安全委員会の調査結果、ブラックボックスが語る全記録などから得た手がかりを繋ぎ合わせ、再現VTRや実際の映像を織り交ぜながら事故の全貌を解明していくドキュメンタリー番組。
日進月歩の勢いで科学技術が進歩している文明社会において、残念ながら飛行機事故という悲劇はこれまでに幾度となく起きている。その事故を引き起こしてしまった様々な現象、例えばパイロットの基本的操作ミスや、フライト中に発生した不慮の火災、飛行前の問題である整備不良、そして“ハリーアップ・シンドローム(時間のプレッシャーから生じる危険な精神状態)”などが、これらの大惨事を招いてしまうと考えられる。その惨劇が引き起こされた一部始終の様子を、臨場感溢れる映像でお届けする。また、これらの番組を通して、電子化された飛行技術の最新情報を明らかにしたり、技術の進歩によって提起される議論を考察していく。無論、最近の出来事を従来の事故と比較することによって、航空業界が深刻なミスから如何にして教訓を得るか?といった点にも鋭いメスを入れていく。事故という悲劇はこれまでに幾度となく起きている。その事故を引き起こしてしまった様々な現象、例えばパイロットの基本的操作ミスや、フライト中に発生した不慮の火災、飛行前の問題である整備不良、そして“ハリーアップ・シンドローム(時間のプレッシャーから生じる危険な精神状態)”などが、これらの大惨事を招いてしまうと考えられる。その惨劇が引き起こされた一部始終の様子を、臨場感溢れる映像でお届けする。また、これらの番組を通して、電子化された飛行技術の最新情報を明らかにしたり、技術の進歩によって提起される議論を考察していく。無論、最近の出来事を従来の事故と比較することによって、航空業界が深刻なミスから如何にして教訓を得るか?といった点にも鋭いメスを入れていく。
4/2(金) 22:00 第1話 「機体損壊」
ユナイテッド航空811便がホノルルを離陸直後に発生した、ドアロック解除による事故。貨物室のドアが開いて吹き飛ばされたことで747の機体に巨大な穴があき、9名の乗客を含む5列分の座席が機外へと放り出される。このエピソードでは、設計上の欠陥があると知りながら修理を先延ばしにすることが、恐ろしい結果をもたらすまでの過程を調査する。
4/9(金) 22:00 第2話 「サンダーストーム」
アメリカン航空1420便MD-82は、雷雨により2時間遅れでダラスフォートワース空港をリトルロック空港に向けて出発。アメリカン航空の運航管理者は、エアライン・スケジュールを守るため、嵐よりも先にリトルロックに着かせようと「到着を早めるよう」乗務員に告げる。飛行距離は短く、レーダーの気象データは、運航管理者が「ボウリングのレーン」と呼ぶようにはっきりとしたコリドー(ルート)を示している。そのルートを通れば1420便は目的地まで行き着けるはず―。機長のリチャード・ブッシュマンと副操縦士のマイケル・オリゲルは、嵐とのレースに打ち勝つ覚悟を決める。リトルロックから1,600キロメートル、1420便が降下するにつれ猛烈な雷雨が空港に接近、それに伴い風向きも危険なまでに定まらなくなる。果たしてレースの結果はいかに。
4/16(金) 22:00 第3話 「機内火災」
スイス航空111便のパイロットは、離陸から1時間もしないうちにコックピットで煙の臭いに気づく。ただちに、燃料を捨て着陸するための時間との競争が始まる。数分後、火災と、電気系統の機能が完全に停止したことが引き金となり、MD-11は大西洋に墜落、229名の乗客と乗務員は全員死亡。このエピソードでは火災の原因を探り、火の手が機体を激しく損傷し、瞬く間に広まった理由を問う。
4/23(金) 22:00 第4話 「操縦不能」
アラスカ航空261便がプエルトバジャルタを離陸してまもなく、飛行中に機体の角度を調整する水平安定板が誤作動を起こす。パイロットは、垂直降下する機体を必死に制御しようとするが、機体は横転し海に急降下。88名の乗客と乗務員が死亡する。このエピソードでは、整備上の過失が致命的な墜落事故につながるまでの経緯を伝える。
4/30(金) 22:00 第5話 「計器異常」
夜、ペルー航空603便がリマから離陸するにつれ、対気速度計と高度計が誤作動していると見た乗務員は、計器だけで飛行、惨事へと至る。一方、航空交通官制塔では、機体のコンピューターから誤った表示度数を受け取っていた。757の機体は太平洋に墜落、70名全員が死亡。このエピソードでは、コンピューターの誤作動の原因を突き止めて、その不幸な結末を明らかにする。
5/7(金) 22:00 第6話 「燃料切れ」
ある暖かな晩、エアートランサットのベテラン運航乗務員が操縦するエアバスA-330のジェット旅客機が、ポルトガルのリスボンに向けてトロントを発つ。だが、このフライトが目的地に到着することはなかった。大型の民間営業用ジェット機において、燃料切れは致命的なトラブル。一番近い陸地から85海里の地点でそんな事態が発生すれば、大惨事になる可能性も。このエピソードでは、安全装置があるにも関わらず燃料切れを防がなければならない現代の旅客機で、こういった状況が起こりうる経緯を浮き彫りにする。
■放送日時:4月2日(金)22:00~23:00 〈字幕〉 全6話
再放送: (土)4:00、10:00、16:00/(火)20:00/(水)2:00、8:00、14:00
■「ゾウとライオン:壮絶な戦い」
野生動物の真の営みを捉えた記録映像を数多く手がけてきた番組制作者、デレク・ジュベールとベバリー・ジュベールの2人組みが、ナショナル ジオグラフィック チャンネルの歴史に残る素晴らしいドキュメンタリー『ゾウとライオン:壮絶な戦い』を完成させた。彼らが8年間密着したのは、アフリカのサバンナ地帯。長年にわたって丁寧に収録された映像には、地球の温暖化が招いたと思われる、これまでの常識を覆す驚愕の事実が明らかになっている。陸の王者として君臨する捕食動物ライオンの知られざる能力と狩猟シーンを、35mmフィルムで撮影した映像に、自然界の生の音とクラシックオーケストラ演奏による臨場感あふれるBGMを併せて紹介する。
厳しい自然環境であるボツワナ奥地の水溜りでは、年々減少していく貴重な水を求めて過酷な争奪戦が繰り広げられている。環境の変化が野生界の秩序を乱し、その結果、生態系の流れをも変えていく・・・。そして、通常ではお互いを敬遠しあうゾウとライオンの間にも変化が生じ、生き残り戦争が繰り広げられるまでに事態は進展していく。 まず手始めにライオンは、6トンの母親ゾウを追い払ってその隙に子ゾウを仕留める。そして次第に自信をつけていき、最終的には自分の体より数倍も大きい大人のゾウに集団で襲いかかるのだ。これまでに写真や映像に収めることはおろか、目にすることすらほとんど皆無だった衝撃的な野生の弱肉強食の光景が刹那的に映し出される。
ナショナル ジオグラフィック チャンネルの番組企画・製作・ニュース担当の上級副社長アンドリュー・C・ウィルクは、『ゾウとライオン:壮絶な戦い』について次ぎのように語っている。 「この番組の見どころは、滅多に目にすることのできない野生動物の珍しい行為が記録されている上に、スリルに溢れた映像と、思わず息を呑む至近距離からの撮影や未加工の自然の音である。野生動物の行動や交流を深く理解している者ゆえに捉えられた記録映像で、まさしくこれはナショナル ジオグラフィック チャンネルを代表する真のドキュメンタリー番組と言えるだろう。」
■放送日時:4月25日(日) 20:00~21:00 〈二ヶ国語〉
再放送: 25日(月)2:00、8:00、14:00/28日(水)22:00/29日(木)4:00、10:00、16:00 他
■2004年度アカデミー賞 ノミネート作品スペシャル「シービスケット:歴史的名馬の奇跡」
日本では2004年1月より公開される映画「シービスケット」。この映画は、本年度アカデミー賞で7部門(最優秀作品賞/最優秀脚本賞/最優秀編集賞/最優秀美術賞/最優秀衣装デザイン賞/最優秀音響賞)にノミネートされた秀逸作。ナショナル ジオグラフィック チャンネルでは、この作品の主役であるサラブレットの真の姿を記録した貴重なドキュメンタリー番組を放送。世界恐慌も終焉間近の1930年代後半、全米を熱中の渦に巻き込んだ競走馬“シービスケット”が人間とともに辿ってきた奇跡的な道のりを、当時のVTRをふんだんに織り交ぜながら鮮明に振り返っていくもの。またこの番組に引き続き、同アカデミー賞で11部門の最多ノミネートを果たした作品「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」の魅力を紐解いたドキュメンタリーも合わせてお楽しみください。
全米を席巻した伝説の競走馬である。1933年5月、ケンタッキーの寂れた名も無い厩舎に一頭の馬が誕生した。発育不良と膝をひきずるように歩く見栄えの悪い子馬だった事もあり、厩舎の期待はその時点で消えた。大恐慌によって、一家離散に見舞われ、片目が見えない天涯孤独の騎手ジョニー・"レッド"・ポラードと、巨万の富を手にしながら、愛する者を失った西部の自動車王チャールズ・ハワード、そして変わり者で孤独な調教師トム・スミス。彼らは“シービスケット”という小柄なサラブレットに導かれるようにして出逢い、競走馬としての素質を開花させていくのだった―。逆境を跳ね返し連戦連勝を重ねる“シービスケット”の雄姿は、虚しさを抱え日々を送る多くの人々に勇気を与えた。貧しき者たちのヒーローとして、どこかでこの馬が走るとなるとアメリカを横断する特別列車「シ-ビスケット・リミテッド」でファンがどっと押し寄せ、周辺の道路は車で埋め尽くされた。週末にはこの馬が出走するレースの実況をラジオで聞くのが国民的行事となり、4千万ものリスナーがじっと耳を傾けた。西海岸で敵なしとなったシービスケットがアメリカでナンバー1の称号を手に入れるためには、東の最強三冠馬“ウォーアドミラル”とのマッチレースで勝利しなくてはならなかった。
この、現代では実現不可能と思われる2頭だけのマッチレースを、スタートからゴールまで、当時のモノクロフィルムと高揚した実況そのままで収録している。このレースの為に全米各地から特別列車が仕立てられた事や、CBSが世界各国にラジオ中継を配信しようとしていた事など、今日では到底信じられないようなエピソードがいくつも残されているのだ。しかしこの後、人馬に訪れる悲劇が待っていた・・・。その試練を乗り越え、再び復活をかけたサンタアニア・ハンディキャップレース。果たして奇跡は起こるのか?!当時の貴重なフィルム、新聞記事、レース実況などで構成された感動のドキュメンタリーをどうぞお見逃しなく。
■放送日時:4月4日(日) 20:00~21:00 〈字幕〉
再放送: 5日(月)2:00、8:00、14:00/7日(水)22:00/8日(木)4:00、10:00、16:00 他
■「アラビアの猟犬」
アラビア半島で重宝されている猟犬の血統を探るドキュメンタリー『アラビアの猟犬』をお届けする。主人であるベドウィン族のためにガゼルを追う役目を、何百年もの間忠実に担ってきている脚の長い猟犬サルーキの、身体能力や狩猟方法、成長過程などを紹介する番組。人間とのつきあいは長く、このサルーキに驚くほどよく似た猟犬が、古代エジプトの墓の壁画に遺されているほど―。番組制作者デレク・ジュベールとベバリー・ジュベールがアラビア半島と北アフリカを横断しながら、この優れた品種の現代の暮らし振りと、言い伝えられてきた歴史的背景を調べていく。狩りを仕込む昔ながらの様子を学んだり、自分の猟犬を王族のように扱うブリーダーたちと出会う。
■放送日時:4月25日(日) 21:00~22:00 〈二ヶ国語〉
再放送: 26日(月)9:00、15:00/28日(水)23:00/29日(木)5:00、11:00、17:00 他
(情報提供:ナショナル ジオグラフィック チャンネル)
■「メーデー!航空機事故の真実と真相」
4月から放送するこの『メーデー』シリーズは、過去に実際起きた悲劇的な飛行機事故を丁寧に検証していくもの(全6話)。事故を引き起こす原因となった証拠を探っていき、事故の生存者や被害者の家族のコメント、運輸安全委員会の調査結果、ブラックボックスが語る全記録などから得た手がかりを繋ぎ合わせ、再現VTRや実際の映像を織り交ぜながら事故の全貌を解明していくドキュメンタリー番組。
日進月歩の勢いで科学技術が進歩している文明社会において、残念ながら飛行機4月から放送するこの『メーデー』シリーズは、過去に実際起きた悲劇的な飛行機事故を丁寧に検証していくもの(全6話)。事故を引き起こす原因となった証拠を探っていき、事故の生存者や被害者の家族のコメント、運輸安全委員会の調査結果、ブラックボックスが語る全記録などから得た手がかりを繋ぎ合わせ、再現VTRや実際の映像を織り交ぜながら事故の全貌を解明していくドキュメンタリー番組。
日進月歩の勢いで科学技術が進歩している文明社会において、残念ながら飛行機事故という悲劇はこれまでに幾度となく起きている。その事故を引き起こしてしまった様々な現象、例えばパイロットの基本的操作ミスや、フライト中に発生した不慮の火災、飛行前の問題である整備不良、そして“ハリーアップ・シンドローム(時間のプレッシャーから生じる危険な精神状態)”などが、これらの大惨事を招いてしまうと考えられる。その惨劇が引き起こされた一部始終の様子を、臨場感溢れる映像でお届けする。また、これらの番組を通して、電子化された飛行技術の最新情報を明らかにしたり、技術の進歩によって提起される議論を考察していく。無論、最近の出来事を従来の事故と比較することによって、航空業界が深刻なミスから如何にして教訓を得るか?といった点にも鋭いメスを入れていく。事故という悲劇はこれまでに幾度となく起きている。その事故を引き起こしてしまった様々な現象、例えばパイロットの基本的操作ミスや、フライト中に発生した不慮の火災、飛行前の問題である整備不良、そして“ハリーアップ・シンドローム(時間のプレッシャーから生じる危険な精神状態)”などが、これらの大惨事を招いてしまうと考えられる。その惨劇が引き起こされた一部始終の様子を、臨場感溢れる映像でお届けする。また、これらの番組を通して、電子化された飛行技術の最新情報を明らかにしたり、技術の進歩によって提起される議論を考察していく。無論、最近の出来事を従来の事故と比較することによって、航空業界が深刻なミスから如何にして教訓を得るか?といった点にも鋭いメスを入れていく。
4/2(金) 22:00 第1話 「機体損壊」
ユナイテッド航空811便がホノルルを離陸直後に発生した、ドアロック解除による事故。貨物室のドアが開いて吹き飛ばされたことで747の機体に巨大な穴があき、9名の乗客を含む5列分の座席が機外へと放り出される。このエピソードでは、設計上の欠陥があると知りながら修理を先延ばしにすることが、恐ろしい結果をもたらすまでの過程を調査する。
4/9(金) 22:00 第2話 「サンダーストーム」
アメリカン航空1420便MD-82は、雷雨により2時間遅れでダラスフォートワース空港をリトルロック空港に向けて出発。アメリカン航空の運航管理者は、エアライン・スケジュールを守るため、嵐よりも先にリトルロックに着かせようと「到着を早めるよう」乗務員に告げる。飛行距離は短く、レーダーの気象データは、運航管理者が「ボウリングのレーン」と呼ぶようにはっきりとしたコリドー(ルート)を示している。そのルートを通れば1420便は目的地まで行き着けるはず―。機長のリチャード・ブッシュマンと副操縦士のマイケル・オリゲルは、嵐とのレースに打ち勝つ覚悟を決める。リトルロックから1,600キロメートル、1420便が降下するにつれ猛烈な雷雨が空港に接近、それに伴い風向きも危険なまでに定まらなくなる。果たしてレースの結果はいかに。
4/16(金) 22:00 第3話 「機内火災」
スイス航空111便のパイロットは、離陸から1時間もしないうちにコックピットで煙の臭いに気づく。ただちに、燃料を捨て着陸するための時間との競争が始まる。数分後、火災と、電気系統の機能が完全に停止したことが引き金となり、MD-11は大西洋に墜落、229名の乗客と乗務員は全員死亡。このエピソードでは火災の原因を探り、火の手が機体を激しく損傷し、瞬く間に広まった理由を問う。
4/23(金) 22:00 第4話 「操縦不能」
アラスカ航空261便がプエルトバジャルタを離陸してまもなく、飛行中に機体の角度を調整する水平安定板が誤作動を起こす。パイロットは、垂直降下する機体を必死に制御しようとするが、機体は横転し海に急降下。88名の乗客と乗務員が死亡する。このエピソードでは、整備上の過失が致命的な墜落事故につながるまでの経緯を伝える。
4/30(金) 22:00 第5話 「計器異常」
夜、ペルー航空603便がリマから離陸するにつれ、対気速度計と高度計が誤作動していると見た乗務員は、計器だけで飛行、惨事へと至る。一方、航空交通官制塔では、機体のコンピューターから誤った表示度数を受け取っていた。757の機体は太平洋に墜落、70名全員が死亡。このエピソードでは、コンピューターの誤作動の原因を突き止めて、その不幸な結末を明らかにする。
5/7(金) 22:00 第6話 「燃料切れ」
ある暖かな晩、エアートランサットのベテラン運航乗務員が操縦するエアバスA-330のジェット旅客機が、ポルトガルのリスボンに向けてトロントを発つ。だが、このフライトが目的地に到着することはなかった。大型の民間営業用ジェット機において、燃料切れは致命的なトラブル。一番近い陸地から85海里の地点でそんな事態が発生すれば、大惨事になる可能性も。このエピソードでは、安全装置があるにも関わらず燃料切れを防がなければならない現代の旅客機で、こういった状況が起こりうる経緯を浮き彫りにする。
■放送日時:4月2日(金)22:00~23:00 〈字幕〉 全6話
再放送: (土)4:00、10:00、16:00/(火)20:00/(水)2:00、8:00、14:00
■「ゾウとライオン:壮絶な戦い」
野生動物の真の営みを捉えた記録映像を数多く手がけてきた番組制作者、デレク・ジュベールとベバリー・ジュベールの2人組みが、ナショナル ジオグラフィック チャンネルの歴史に残る素晴らしいドキュメンタリー『ゾウとライオン:壮絶な戦い』を完成させた。彼らが8年間密着したのは、アフリカのサバンナ地帯。長年にわたって丁寧に収録された映像には、地球の温暖化が招いたと思われる、これまでの常識を覆す驚愕の事実が明らかになっている。陸の王者として君臨する捕食動物ライオンの知られざる能力と狩猟シーンを、35mmフィルムで撮影した映像に、自然界の生の音とクラシックオーケストラ演奏による臨場感あふれるBGMを併せて紹介する。
厳しい自然環境であるボツワナ奥地の水溜りでは、年々減少していく貴重な水を求めて過酷な争奪戦が繰り広げられている。環境の変化が野生界の秩序を乱し、その結果、生態系の流れをも変えていく・・・。そして、通常ではお互いを敬遠しあうゾウとライオンの間にも変化が生じ、生き残り戦争が繰り広げられるまでに事態は進展していく。 まず手始めにライオンは、6トンの母親ゾウを追い払ってその隙に子ゾウを仕留める。そして次第に自信をつけていき、最終的には自分の体より数倍も大きい大人のゾウに集団で襲いかかるのだ。これまでに写真や映像に収めることはおろか、目にすることすらほとんど皆無だった衝撃的な野生の弱肉強食の光景が刹那的に映し出される。
ナショナル ジオグラフィック チャンネルの番組企画・製作・ニュース担当の上級副社長アンドリュー・C・ウィルクは、『ゾウとライオン:壮絶な戦い』について次ぎのように語っている。 「この番組の見どころは、滅多に目にすることのできない野生動物の珍しい行為が記録されている上に、スリルに溢れた映像と、思わず息を呑む至近距離からの撮影や未加工の自然の音である。野生動物の行動や交流を深く理解している者ゆえに捉えられた記録映像で、まさしくこれはナショナル ジオグラフィック チャンネルを代表する真のドキュメンタリー番組と言えるだろう。」
■放送日時:4月25日(日) 20:00~21:00 〈二ヶ国語〉
再放送: 25日(月)2:00、8:00、14:00/28日(水)22:00/29日(木)4:00、10:00、16:00 他
■2004年度アカデミー賞 ノミネート作品スペシャル「シービスケット:歴史的名馬の奇跡」
日本では2004年1月より公開される映画「シービスケット」。この映画は、本年度アカデミー賞で7部門(最優秀作品賞/最優秀脚本賞/最優秀編集賞/最優秀美術賞/最優秀衣装デザイン賞/最優秀音響賞)にノミネートされた秀逸作。ナショナル ジオグラフィック チャンネルでは、この作品の主役であるサラブレットの真の姿を記録した貴重なドキュメンタリー番組を放送。世界恐慌も終焉間近の1930年代後半、全米を熱中の渦に巻き込んだ競走馬“シービスケット”が人間とともに辿ってきた奇跡的な道のりを、当時のVTRをふんだんに織り交ぜながら鮮明に振り返っていくもの。またこの番組に引き続き、同アカデミー賞で11部門の最多ノミネートを果たした作品「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」の魅力を紐解いたドキュメンタリーも合わせてお楽しみください。
全米を席巻した伝説の競走馬である。1933年5月、ケンタッキーの寂れた名も無い厩舎に一頭の馬が誕生した。発育不良と膝をひきずるように歩く見栄えの悪い子馬だった事もあり、厩舎の期待はその時点で消えた。大恐慌によって、一家離散に見舞われ、片目が見えない天涯孤独の騎手ジョニー・"レッド"・ポラードと、巨万の富を手にしながら、愛する者を失った西部の自動車王チャールズ・ハワード、そして変わり者で孤独な調教師トム・スミス。彼らは“シービスケット”という小柄なサラブレットに導かれるようにして出逢い、競走馬としての素質を開花させていくのだった―。逆境を跳ね返し連戦連勝を重ねる“シービスケット”の雄姿は、虚しさを抱え日々を送る多くの人々に勇気を与えた。貧しき者たちのヒーローとして、どこかでこの馬が走るとなるとアメリカを横断する特別列車「シ-ビスケット・リミテッド」でファンがどっと押し寄せ、周辺の道路は車で埋め尽くされた。週末にはこの馬が出走するレースの実況をラジオで聞くのが国民的行事となり、4千万ものリスナーがじっと耳を傾けた。西海岸で敵なしとなったシービスケットがアメリカでナンバー1の称号を手に入れるためには、東の最強三冠馬“ウォーアドミラル”とのマッチレースで勝利しなくてはならなかった。
この、現代では実現不可能と思われる2頭だけのマッチレースを、スタートからゴールまで、当時のモノクロフィルムと高揚した実況そのままで収録している。このレースの為に全米各地から特別列車が仕立てられた事や、CBSが世界各国にラジオ中継を配信しようとしていた事など、今日では到底信じられないようなエピソードがいくつも残されているのだ。しかしこの後、人馬に訪れる悲劇が待っていた・・・。その試練を乗り越え、再び復活をかけたサンタアニア・ハンディキャップレース。果たして奇跡は起こるのか?!当時の貴重なフィルム、新聞記事、レース実況などで構成された感動のドキュメンタリーをどうぞお見逃しなく。
■放送日時:4月4日(日) 20:00~21:00 〈字幕〉
再放送: 5日(月)2:00、8:00、14:00/7日(水)22:00/8日(木)4:00、10:00、16:00 他
■「アラビアの猟犬」
アラビア半島で重宝されている猟犬の血統を探るドキュメンタリー『アラビアの猟犬』をお届けする。主人であるベドウィン族のためにガゼルを追う役目を、何百年もの間忠実に担ってきている脚の長い猟犬サルーキの、身体能力や狩猟方法、成長過程などを紹介する番組。人間とのつきあいは長く、このサルーキに驚くほどよく似た猟犬が、古代エジプトの墓の壁画に遺されているほど―。番組制作者デレク・ジュベールとベバリー・ジュベールがアラビア半島と北アフリカを横断しながら、この優れた品種の現代の暮らし振りと、言い伝えられてきた歴史的背景を調べていく。狩りを仕込む昔ながらの様子を学んだり、自分の猟犬を王族のように扱うブリーダーたちと出会う。
■放送日時:4月25日(日) 21:00~22:00 〈二ヶ国語〉
再放送: 26日(月)9:00、15:00/28日(水)23:00/29日(木)5:00、11:00、17:00 他
(情報提供:ナショナル ジオグラフィック チャンネル)
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