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WOWOW 独占生中継!第77回アカデミー賞授賞式

2004年12月27日
世界最大の華やかな映画の祭典~今年もWOWOWが独占生中継!
 アメリカ国内のみならず、その年の映画界を総括する世界最大の映画の祭典。それが米国アカデミー賞です。金色に輝くオスカー蔵の行方を見届けようと、米ロサンゼルスのコダック・シアターでの授賞式には着飾ったセレブリティが多数詰めかけ、その華やかさ、晴れやかさは他に類を見ないほど。昨年、従来より3週間繰り上がった日程をそのまま踏襲し、今年の開催日は日本時間で2月28日(月)に決定しています。もちろん、その模様はWOWOWが例年通り生中継。スーパースターたちのレッドカーペット上での笑顔から、オスカー受賞者の感激の涙まで、映画人なら誰もが夢見る檜舞台の興奮を、リアルタイムでオンエアします。

 現地の司会進行役は、抜群の人気を誇るコメディアンのクリス・ロック。オスカー・ナイトを仕切るのはこれが初めてですが、持ち前のマシンガン・トークで場を大いに盛り上げてくれそうです。また、日本のスタジオには大林宣彦監督と藤原紀香が登場。現役の映画関係者ならではの鋭いコメントを交えつつ、賞レースの行方を熱くお伝えします。

 昨年は『ラスト サムライ』で渡辺謙が助演男優賞に、『たそがれ清兵衛』が外国語映画賞にノミネートされ、日本中が沸き立ちました。今年のノミネーションは日本時間2005年1月25日(火)の午後10時30分に映画芸術科学アカデミー本部(米ビバリーヒルズ市)で発表予定。今年は一体どんなドラマが生まれるのか、全世界が注目するビッグ・イベントは映画ファンならずとも見逃せません。

■放送スケジュール
生中継:2005年2月28日(月)午前9時50分~午後3時【二】【HV】
中継録画:2005年2月28日(月)午後9時~深夜1時【字】【S】【HV】
(生中継は同時通訳による二カ国語放送、中継録画はステレオ字幕で放送になります)

アカデミー賞を盛り上げる関連番組ラインナップ
●アカデミー賞ファイル2005
1日(火)~27日(日)随時【S】
●アカデミー賞特集
1日(火)~28日(月)
●WOWOW無料放送の日-アカデミー賞&グラミー賞放送直前スペシャル-
6日(日)午後0時~
●アカデミー賞への招待
6日(日)午後7時15分~【S】【HV】
●第77回アカデミー賞直前スペシャル
27日午後9時50分~【S】
●第77回アカデミー賞授賞式ダイジェスト
3月6日(日)午後10時20分~【S】
●密着!魅惑のアカデミーナイト2005前編・後編
3月6日前編午後10時~ ※後編はダイジェスト終了後【S】

アカデミー賞とは?
映画人による映画人のための映画賞

 アメリカの映画製作関係者で構成する"映画芸術科学アカデミー(A.M.P.A.S.)"が、その年の1年間で制作された昨年に関して各部門で優れた業績を上げた人々に授与する賞のこと。6000人以上が所属するアカデミー会員は、監督、俳優、プロデューサー、カメラマンなどなど、各分野のプロフェッショナルたち。現役の業界人である彼らの投票で決まる賞だけに、世界で最も権威があるムービー・アワードといわれる。
 審査の対象となるのは、前年の1月から12月の間にロサンゼルス地区で一週間以上一般公開された新作。作品賞をはじめ、全部で部門は25個(予定)。受賞者にはそれぞれ"オスカー"像が贈られるが、この通称は1931年に協会の女性事務員マーガレット・ヘリックが像を見て、「あら、うちのオスカーおじさんにそっくり!」と叫んだことが由来とか。当日はアカデミー賞の象徴であるこの像が、いったいどの候補者の手に渡るのか、授賞式そのものが壮大なドラマの様相を呈する。出席者はゴージャスな衣装に身を包んだ超一流のスターばかり、ホストが軽妙な話術でムードを高め、歌やダンスといったパフォーマンスも実施となれば、エンターテイメント大国アメリカの底力を実感せずにはいられない。

ドラマチックな瞬間~アカデミー賞授賞式の楽しみ方
レッドカーペットでファッションCHECK

 出席者の服装はタキシードかイブニング、またはそれに準ずるものと定められている。会場入りする候補者やプレゼンターたちが、豪華な赤いじゅうたんの上でにっこりポーズを取る光景はおなじみのもの。女性には宝飾メーカーがこぞって自社製品を貸し出したりするので、そのあでやかさはまさに目の保養。ちなみに授賞式の翌日にはベストドレッサーも選出。スターのファッション・チェックも楽しめます。

パフォーマンスも豪華
 単なるオスカー像の受け渡しだけでなく、セレモニーでは各部門の発表の合間にさまざまなパフォーマンスも披露される。主題歌賞の候補曲がライブで演奏されるのはもちろん、確証のノミネート作品のパロディ・ムービーが上映されることも。また、プレゼンターによるコントまがいの掛け合いがあったり、内容は実に盛りだくさん。ハリウッドらしい凝った仕掛けも珍しくなく、このきらびやかな空気こそがオスカー・ナイトの真髄である。

感動のスピーチを見逃すな
 各部門の受賞者が、目を潤ませながらオスカー蔵を受け取る姿は感動的。続くスピーチでは関係者や家族に感謝の言葉を捧げるのが一般的になっている。最近では時間制限もあるため、人名リストを読み上げるだけのようなスピーチも少なくないが、なかには第75回アカデミー賞で『ボーリング・フォー・コロンバイン』が長編ドキュメンタリー賞に輝いたマイケル・ムーア監督が、「ブッシュ氏、恥を知りなさい。」と言ったように強烈なメッセージを発する人も。どんなハプニングが起こるか分からないのもスピーチのおもしろさだ。

栄冠は誰の手に? 賞レースの行方
見応え充分の伝記ドラマが大豊作!

 ノミネート作品の発表は1月25日(日本時間)だが、今年の有力候補と噂されているラインナップを見渡すと、伝記映画の充実ぶりが目につく。『アビエイター』は富豪で飛行家で映画人でもあったハワード・ヒューズをレオナルド・ディカプリオが、『レイ』は盲目の黒人シンガーのレイ・チャールズをジェイミー・フォックスが、『ネバーランド』はピーター・パンの生みの親ジェームズ・マシュー・バリをジョニー・デップが演じた作品。当然、それぞれ主演男優賞に名を連ねそうで、実在人物をクローズアップしたヒューマン・ドラマの強みが感じられる。また、ジョエル・シュマッカー監督の『オペラ座の怪人』は、大ヒット・ミュージカルの映画化で、主要キャストが吹替なしで歌声を披露しているのがポイント。特にヒロインのエミー・ロッサムの美声は圧巻で、主演女優賞候補との評もチラホラ。WOWOWで放送中の『エンジェルス・イン・アメリカ』で大好評を博したマイク・ニコルズ監督の『Closer(原題)』は、豪華キャストが話題。ジュリア・ロバーツ、ジュード・ロウ、ナタリー・ポートマン、クライヴ・オーウェンによる恋愛劇で、ストリッパーに扮した新生ナタリーの変貌ぶりに注目が集まっているようだ。

日本映画界から世界の舞台に立つのは・・・?
前年度は日本勢が話題に。今年も『誰も知らない』『イノセンス』などが候補に?

 昨年はジャパン・パワーの台頭が目立った年だった。トム・クルーズ主演の『ラスト サムライ』で渡辺謙が助演男優賞に、山田洋次監督の『たそがれ清兵衛』が外国語映画賞にノミネートされ、残念ながら受賞は逃したものの、日本の映画人たちの実力を広く世界に知らしめた。2004年の邦画界のトピックスといえば、5月のカンヌ国際映画祭で弱冠15歳の柳楽優弥が主演男優賞を獲得したことが挙げられる。その是枝裕和監督作『誰も知らない』は、アカデミーから依頼を受けた日本映画製作者連盟が、外国語映画部門の日本代表に選出し、その候補になれるのではと関係者の期待を集めている。また、長編アニメ映画賞のノミネーション前段階の選考で、『Mr.インクレディブル』『シュレック2』などのヒット作に並んで11本の中の1本に選ばれた『イノセンス』にも期待がかかる。本作は、アメリカで大ヒットを記録した『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』の後日譚。命の根源にスポットを当てた濃密かつ重厚なテイストは、いわゆる"アカデミー賞向き"なので、こちらも台風の目になりうるかも!ちなみに、宮崎駿監督『ハウルの動く城』(国際映画題"Howl’s Moving Castle")は、全米公開予定の来年以降、受賞の対象になる模様。

授賞式司会には人気コメディアン、クリス・ロックが大抜擢!
ノリのいいマシンガン・トークが炸裂!?

 長時間に及ぶセレモニーを取りまとめるには、相当なスキルとセンスが必要だ。今年、栄えあるオスカー・ナイトのホスト役に選ばれたのは、スタンダップ・コメディ出身のクリス・ロック。この2月で38歳となる全米お笑い界のスーパー・スター。人気コメディ番組『サタデー・ナイト・ライブ』でレギュラーも務めていた彼だが、メル・ギブソン主演の刑事アクション『リーサル・ウェポン4』や、レニー・ゼルヴィガーが昼メロに夢中の不思議ちゃんに扮したナンセンス・サスペンス『ベディ・サイズモア』など、映画にも積極的に出演。さらにヒップホップ・コメディ『CB4』では制作・主演・脚本を兼任しており、授賞式のプロデューサーが彼の大ファンであることなどから、今回の大抜擢を受けたようだ。彼の持ち味は風刺の効いたマシンガン・トーク。どんなジョークがとびだすかまったく予想が付かず、笑いっぱなし、ハラハラしっぱなしの一夜となりそう。


(情報提供:WOWOW
 
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