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事件の始まりは、学生の1人が謎の連続殺人鬼に殺されるところから。殺人鬼は赤い悪魔のコスチュームに身を包み、次々と学生や大学の関係者たちを亡き者にしていく。いったい誰が何のために事件を巻き起こしているのか？　次に狙われるのは誰なのか？　分刻みで新たな真実が暴かれ、二転三転していくジェットコースター展開が注目の的になっている。しかも、犯人の正体が全く読めず、それどころか登場人物の誰もが怪しいという混乱が、次のエピソード、また次のエピソードへと導いていくのも巧みな作り。各エピソードのラストに、「嘘でしょ!?」と声を上げたくなる驚きが用意されているのも心憎い限りだ。ちなみに、シーズンを締めくくる衝撃の結末はキャストたちにも知らされておらず、結末を知りたい出演者が製作陣に賄賂を贈って口を割らせようとしたこともあるとか！

連続殺人事件に震撼させられる一方、キャンパス内のパワーゲームにも震撼必至!?　大学を牛耳るソロリティ（女子社交クラブ）、“カッパ・カッパ・タウ”が物語の舞台となっている。その“カッパ・カッパ・タウ”の会長であり、キャンパスの女王を気取る女子大生シャネル・オーバリン（エマ・ロバーツ）こそが、繰り広げられるパワーゲームの中心人物。ワガママで傲慢な彼女から召使いのように扱われるクラブメンバーはもちろん、“カッパ・カッパ・タウ”への入会を希望する新米会員たちも、それぞれドス黒い感情を密かに隠し持っている。「お金持ちで美人なら全てが許されるわ 」と暴言を吐き続けるシャネルをはじめ、登場人物たちによる過激で赤裸々なトークも笑えるところ。パステルカラーに満ちた女子の世界の内側は、実は真っ黒だった!?

「カール（・ラガーフェルド）おじさんが最新のコレクションをくれるの 」と豪語するシャネルをはじめ、“カッパ・カッパ・タウ”の女子学生たちはみんなオシャレ。ファッションブランドの区別もつかない人間は、それだけでクラブを追放されてしまうこともあるとか…。そんな彼女たちが着こなすワードローブの中には、シャネル、ディオール、フェンディ、プラダといったハイブランドも。また、H&M、TOPSHOP、Forever21といったプチプラのファストファッションもさり気なく取り入れられており、ドラマを楽しむ視聴者たちが真似しやすいコーディネートが披露されている。実際、全米での放送直後には登場人物たちの使用したアイテムに問い合わせが殺到し、その売上げも倍増するそうだ。

エマ・ロバーツ、アリアナ・グランデといったセレブスターはもちろん、そのほかにも要注目の面々が多数出演。“カッパ・カッパ・タウ”と対立する冷酷非道な学生部長を、『ハロウィン』などで“元祖スクリーム・クイーン”の異名を取る名女優ジェイミー・リー・カーティスが怪演。“カッパ・カッパ・タウ”の個性溢れる会員の中でも一際ユニークな美女・シャネル3番を、『スター・ウォーズ』シリーズで知られるキャリー・フィッシャーの娘ビリー・ロードが演じている。そのシャネル3番が常にイヤーマフをつけている設定なのは、母キャリー・フィッシャーが演じたレイア姫の髪型へのオマージュだとか。また、第10話には、アーノルド・シュワルツェネッガーのイケメン長男パトリックが自身を彷彿とさせる（？）役で登場。それぞれの配役にも、ちょっとした遊び心が詰まっている。