「クリミナル・マインド」 Dr.スペンサー・リード役のマシュー・グレイ・ギュブラー、デレク・モーガン役のシェマー・ムーア インタビュー　[その1]

人気海外ドラマ「クリミナル・マインド/FBI vs.異常犯罪　シーズン5」DVDリリースのPRで来日した、Dr.スペンサー・リード役のマシュー・グレイ・ギュブラー、デレク・モーガン役のシェマー・ムーアに、TVグルーヴがインタビュー。2人は揃って、取材現場に満面の笑顔で現れた。

日本語で「コンニチハ、コンニチハ」と挨拶しながら登場したマシュー。どうやら、彼は「柿の種」の美味しさにハマってしまったようで、取材中、「柿の種」の袋を手放さなかった。そんな彼の足下を見ると、片方はパープル、片方は緑の怪獣のキャラの模様がついたカワイイ靴下がチラリ。記者に「その眼鏡いいね」と声をかけるなど、オシャレ番長ぶりを垣間見せていた。


また、シェマーのほうは、握手した女性記者の手にキスする紳士ぶりを発揮。その一方で、番組の中でペネロープが使っていそうな、カエルのキャラがついたペンを通訳さんが使っているのに注目するなど、意外にも無邪気で好奇心旺盛な一面をのぞかせていた。

そんな2人は、プライベートでも本当に仲良し。2ショット撮影ではじゃれあいながら一緒にポーズを決め、シェマーがマシューを肩車する場面も。それに、マシューは「タイニー・トゥーンズ」みたいと大はしゃぎ。

インタビュー中も、リラックスした様子で質問に答えてくれたマシューとシェマー。2人が語るシーズン5の見どころをぜひチェックしてほしい。

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Q　マシューさんはシーズン5でエピソードの監督に初挑戦しましたが、監督を務めた感想は?

マシュー:

エピソードを監督できたことは、とてもうれしくて光栄なことだったよ。自分の人生の中でも最も楽しい経験のひとつだったと言えるね。僕は、子供の頃から映画を作っていて、大学でも映画を専攻していたんだ。その経験を活かして、長年一緒に仕事してきた家族のような人々と、監督としても一緒に仕事をすることができたのは、すばらしいことだったよ。衣装やキャスティング、音楽選びから編集まで……僕は、そういった監督業のすべてが好きなんだ。

TVシリーズの監督は、毎エピソード変わることがめずらしくないんだ。シリーズを一度も見たことがないひとが監督をすることさえあるんだよ。この番組はもう7年も続いてるから、僕は自分のキャラクターをよく理解しているし、みんなとのコミュニケーションもスムーズにいく。キャラクターをよく知ったうえで、全体の絵を作っていくこともできるし。そういう部分で、出演俳優がエピソードを監督することは、大きなアドバンテージになると思うよ。


Q　シェマーさんから見て、マシューさんの監督ぶりはいかがでしたか?　また、自分でも監督業をやってみたいと思いますか?

シェマー:

マシューは、僕とトーマス(・ギブソン)と同じく、シーズン1の第1話からずっとレギュラー出演しているから、僕たちキャストのことをよく分かってる。しばらくして、A・J・クックも入ってきて……彼女は最初はレギュラーじゃなかったんだよね。でも、僕たちと彼女の相性はバッチリだったし、彼女は視聴者にすぐ気に入られて、レギュラーに決まったんだ。

とにかく、俳優が自分のキャラクターを一番よく知っているのは確か。でも、いつどんなシチュエーションでも100%完璧に演じられるかといえば、そうとは限らない。ときには、監督の指示を仰いだほうがいいこともあるし、違うアプローチもあるんじゃないかとオープンにしておいたほうがいい。マシューは全体のストーリーを語ることを大事にするから、そのなかでキャラクターがどう動いたらベストかということを考えていけた。それに、彼は信頼してキャストに演技を任せてくれたしね。

監督業については……僕はマシューのように、カメラワークや照明とか、テクニカルな面を勉強していないからね。でも、僕がもっとキャリアを重ねて有名になって、テクニカルな面でも知識がついたら、ひょっとしたらいつか監督業をやることもあるかもしれない。デンゼル・ワシントンのようにね。ただし、それは映画じゃなくて舞台かもしれないな。でも、いまのところは、僕にとって、“マシュー監督”に指図されて演じるほうが楽しいよ(笑)

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(取材・文: 小酒 真由子)