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ソロデビュー10周年を迎えた三浦大知に単独インタビュー![前編] 「マイケル・ジャクソンのようなオリジナルの存在になりたい!」
2015年6月16日
(C)TVGroove.com
日本が世界に誇るアーティスト、三浦大知。抜群の歌唱力とリズム感を持つ彼は、曲づくり、振り付けもこなし、国内のみならず海外からも高く評価されている。
そんな彼が、2005年3月にシングル「Keep It Goin’ On」でソロデビューを果たしてから今年で10周年を迎えた。6月17日には、約4ヶ月ぶりとなる、18枚目のニューシングル「music」がリリースされる。
TVグルーヴは単独インタビューを実施。10年を振り返ってみた心境、「Folder」のメンバーとしてデビューした当時の話や、パワフルな歌とダンスをこなすヒケツ、そして今後の目標をたっぷり語ってもらった。
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-----ソロデビュー10周年おめでとうございます。この10年を振り返ってみていかがですか。
ものすごくありきたりですけど、長いようで短いような。なんかそんな10年だったなと思います。色々あったことは色々ありましたし。でもその中で自分がものすごく充実した一年一年を過ごせていたので、色々やっていたんですけど体感スピードとしては早く感じますね。
-----そもそも三浦さんが歌手になろうと思ったきっかけは何だったのでしょうか。
一番最初はダンスから入りました。ダンススクールに6歳か7歳の時に入って通い始めて、そこでマイケル・ジャクソンと出会ったのが一番大きい出来事ですね。
-----マイケル・ジャクソンのどんなところに影響を受けましたか?
当時、僕がすごく印象に残っているのは、マイケルの「ブラック・オア・ホワイト」という曲で、そのミュージックビデオではマイケルが、色んな国のダンスとか、色んな場所に行って踊っているんです。それを見たときに、マイケルが色んな国の曲をダンサーとまざって踊るんですけど、マイケルは何をやってもマイケルなんですよね。それを見たときに、マイケルはすごくオリジナルな人だな、何をしてもマイケル・ジャクソンという軸はぶれない、全てを自分らしく表現できる人なんだなっていうのを子供ながらに感じました。なのでその時から、自分もオリジナルな存在になりたいと思いはじめました。
-----三浦さんといえば、「Folder」のメインボーカルとして、97年に「パラシューター」で鮮烈なデビューを果たしました。大忙しの日々だったと思いますが…当時、自身を取り巻く生活・環境はいかがだったのでしょうか?
子供だったので、何もわかってなかったと思います(笑)。とにかく歌って踊ってっていうのが楽しくて。デビューしてから「Folder」での活動や、当時のレギュラー番組のフェスで、ステージに立ってパフォーマンスする機会が増えたので、それがとにかく楽しかったですね。
-----デビュー直後から忙しくなったんですね。
そうですね。一番最初、テレビ番組でレギュラーをいただいてからずっと出ていたので。デビューして間もない頃から忙しくさせていただいたのは、ありがたいことだなと思います。
-----デビュー時は、澄み切った高音ボイスが持ち味でしたが、変声期に「Folder」の活動を休止されました。その当時、声が変わることに不安などはありましたか?
不安というよりかは、現実として前の週に出たキーが、次の週に出ないっていうのは当たり前のようにありましたね。そういうところで、レコーディングとかがやりにくくなっていきました。前の週にキー合わせして、このキーで行こう!ってなっても、次の週にはキーが低くなってて、レコーディングできないとか。そういう部分で、皆さんに迷惑おかけしてしまったので、悔しかったなっていうのはあります。
-----そういった声変わり時期はどのようなケア、練習方法を行っていたのですか?
そうなってくると、一旦歌うのをやめた方がいいと。のどを酷使しない方がいいということだったので、活動を休業させていただきました。
-----今でも、「Folder」のメンバーの方とは連絡を取り合っているのでしょうか?
ちょこちょこ取っていますね。AKINAとか、ひかり(満島ひかり)とかとも話したり、ご飯食べに行ったりします。
-----現在は、“歌って踊れるアーティスト”として大活躍されていますが、そのスタイルが確立したのはいつ頃ですか?
もうデビューからずっとですね。僕は子供の頃から歌とダンスを切り離さずに、一つのものとして、エンターテインメントとしてパフォーマンスしてきましたね。それは子供のころから変わらないのかなと思っています。
-----歌とダンスの両方をこなすことはすごくパワーが必要で、大変だと思いますが。
確かに疲れはしますが、小さい頃スクールに通っていた時から、スクールでは歌とダンスを分けずにレッスンしていたんですよね。ダンスする時も歌を感じながら、歌う時も止まって歌うんじゃなくて、体を動かしながら歌っていました。
-----小さい頃から培ってきた結果なんですね。いまだに練習するときはそのスタイルですか?
そうですね。レコーディングの時とかも、立って歌うんですけど、首から下は踊っていたりします。
-----歌手として活動する上で“一番大事”にしていることは何ですか?
いろいろあると思うし、ソロとして10年を迎えてもこれから先の方が長いので、僕自身もまだ本質的な部分をキャッチできているかと言われると、まだまだだと思いますね。ただ、自分で一つ思うのが、理屈じゃないものを作っていけたらいいなとすごく思います。例えば子供の頃に、洋楽とか自分の好きな曲とかあったんですけど、今考えてみると洋楽とか、子供だから当然英語はわからないし、言葉の意味もわからないし、どんなジャンルでどんな人たちが歌ってるとかそういう知識は全くなかったんですよね。でも知識はない中で、その曲を聞くと歌いたくなったり踊りたくなったり、盛り上がったり楽しくなったり…そういうのって音楽の持ってる大切な一つの魅力だと思います。知ってる知らないじゃなくて、聞くだけで楽しくなったり、時には悲しく切ない気持ちになったりと色々あると思います。そういう理屈じゃない部分っていうのが、音楽の力だと思うので、その理屈じゃないっていうのを三浦大知の歌で作っていけたらいいなといつも思っています。
-----歌詞や、メロディはどのような時に思いつくことが多いですか?
毎日いろんな人の話聞いたり、僕CMも好きでCM見たり、そんな時にこんなことあるんだなって思って見たりしますね。僕はダンスの振り付けも作るので、街を歩いてて子供が変なスキップしてたら、あれを何か面白いステップにしてみようかなとか思って見ていますね。
-----すごくアンテナをはって物事をとらえているんですね。
自分でアンテナをはってる意識はないんですけど、それが趣味みたいになってますね。
-----楽曲のアイデアが思いついたときはどのようにして記録していますか?
外で思いついて、これはいいなと思ったときは、携帯に録っておいたりしますね。街中で小声で歌ったりして。
-----これまで、シングルを17枚をリリースしていますが、自身の中で転機となった曲、印象深い・思い出深い曲はありますか?
どの曲も思い入れはあるんですが、デビュー曲で、ゴスペラーズの黒沢さんに作っていただいた楽曲「Keep It Goin’ On」は自分の中でも大きいですね。デビューする前からプロデューサーさんが、ゴスペラーズさんと同じプロデューサーさんで、デビュー前から気にかけていただいていたんです。よくレコーディング現場やライブを見に行かせていただいていました。その中で、大知がソロデビューするんだったらこの曲がいいんじゃないかと言って、楽曲を作っていただいたんです。そういう意味でいうと、そこから三浦大知のソロとしてのスタートということなので、そこはすごく大事なポイントだったなと思います。
ソロデビュー10周年を迎えた三浦大知に単独インタビュー![後編] 「グラミー賞をとって日本の音楽シーンを世界に届けたい」に続く
【動画】三浦大知「music」
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■ リリース情報
そんな彼が、2005年3月にシングル「Keep It Goin’ On」でソロデビューを果たしてから今年で10周年を迎えた。6月17日には、約4ヶ月ぶりとなる、18枚目のニューシングル「music」がリリースされる。
TVグルーヴは単独インタビューを実施。10年を振り返ってみた心境、「Folder」のメンバーとしてデビューした当時の話や、パワフルな歌とダンスをこなすヒケツ、そして今後の目標をたっぷり語ってもらった。
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-----ソロデビュー10周年おめでとうございます。この10年を振り返ってみていかがですか。
ものすごくありきたりですけど、長いようで短いような。なんかそんな10年だったなと思います。色々あったことは色々ありましたし。でもその中で自分がものすごく充実した一年一年を過ごせていたので、色々やっていたんですけど体感スピードとしては早く感じますね。
-----そもそも三浦さんが歌手になろうと思ったきっかけは何だったのでしょうか。
一番最初はダンスから入りました。ダンススクールに6歳か7歳の時に入って通い始めて、そこでマイケル・ジャクソンと出会ったのが一番大きい出来事ですね。
-----マイケル・ジャクソンのどんなところに影響を受けましたか?
当時、僕がすごく印象に残っているのは、マイケルの「ブラック・オア・ホワイト」という曲で、そのミュージックビデオではマイケルが、色んな国のダンスとか、色んな場所に行って踊っているんです。それを見たときに、マイケルが色んな国の曲をダンサーとまざって踊るんですけど、マイケルは何をやってもマイケルなんですよね。それを見たときに、マイケルはすごくオリジナルな人だな、何をしてもマイケル・ジャクソンという軸はぶれない、全てを自分らしく表現できる人なんだなっていうのを子供ながらに感じました。なのでその時から、自分もオリジナルな存在になりたいと思いはじめました。
-----三浦さんといえば、「Folder」のメインボーカルとして、97年に「パラシューター」で鮮烈なデビューを果たしました。大忙しの日々だったと思いますが…当時、自身を取り巻く生活・環境はいかがだったのでしょうか?
子供だったので、何もわかってなかったと思います(笑)。とにかく歌って踊ってっていうのが楽しくて。デビューしてから「Folder」での活動や、当時のレギュラー番組のフェスで、ステージに立ってパフォーマンスする機会が増えたので、それがとにかく楽しかったですね。
-----デビュー直後から忙しくなったんですね。
そうですね。一番最初、テレビ番組でレギュラーをいただいてからずっと出ていたので。デビューして間もない頃から忙しくさせていただいたのは、ありがたいことだなと思います。
(C)TVGroove.com
-----デビュー時は、澄み切った高音ボイスが持ち味でしたが、変声期に「Folder」の活動を休止されました。その当時、声が変わることに不安などはありましたか?
不安というよりかは、現実として前の週に出たキーが、次の週に出ないっていうのは当たり前のようにありましたね。そういうところで、レコーディングとかがやりにくくなっていきました。前の週にキー合わせして、このキーで行こう!ってなっても、次の週にはキーが低くなってて、レコーディングできないとか。そういう部分で、皆さんに迷惑おかけしてしまったので、悔しかったなっていうのはあります。
-----そういった声変わり時期はどのようなケア、練習方法を行っていたのですか?
そうなってくると、一旦歌うのをやめた方がいいと。のどを酷使しない方がいいということだったので、活動を休業させていただきました。
-----今でも、「Folder」のメンバーの方とは連絡を取り合っているのでしょうか?
ちょこちょこ取っていますね。AKINAとか、ひかり(満島ひかり)とかとも話したり、ご飯食べに行ったりします。
-----現在は、“歌って踊れるアーティスト”として大活躍されていますが、そのスタイルが確立したのはいつ頃ですか?
もうデビューからずっとですね。僕は子供の頃から歌とダンスを切り離さずに、一つのものとして、エンターテインメントとしてパフォーマンスしてきましたね。それは子供のころから変わらないのかなと思っています。
-----歌とダンスの両方をこなすことはすごくパワーが必要で、大変だと思いますが。
確かに疲れはしますが、小さい頃スクールに通っていた時から、スクールでは歌とダンスを分けずにレッスンしていたんですよね。ダンスする時も歌を感じながら、歌う時も止まって歌うんじゃなくて、体を動かしながら歌っていました。
-----小さい頃から培ってきた結果なんですね。いまだに練習するときはそのスタイルですか?
そうですね。レコーディングの時とかも、立って歌うんですけど、首から下は踊っていたりします。
(C)TVGroove.com
-----歌手として活動する上で“一番大事”にしていることは何ですか?
いろいろあると思うし、ソロとして10年を迎えてもこれから先の方が長いので、僕自身もまだ本質的な部分をキャッチできているかと言われると、まだまだだと思いますね。ただ、自分で一つ思うのが、理屈じゃないものを作っていけたらいいなとすごく思います。例えば子供の頃に、洋楽とか自分の好きな曲とかあったんですけど、今考えてみると洋楽とか、子供だから当然英語はわからないし、言葉の意味もわからないし、どんなジャンルでどんな人たちが歌ってるとかそういう知識は全くなかったんですよね。でも知識はない中で、その曲を聞くと歌いたくなったり踊りたくなったり、盛り上がったり楽しくなったり…そういうのって音楽の持ってる大切な一つの魅力だと思います。知ってる知らないじゃなくて、聞くだけで楽しくなったり、時には悲しく切ない気持ちになったりと色々あると思います。そういう理屈じゃない部分っていうのが、音楽の力だと思うので、その理屈じゃないっていうのを三浦大知の歌で作っていけたらいいなといつも思っています。
-----歌詞や、メロディはどのような時に思いつくことが多いですか?
毎日いろんな人の話聞いたり、僕CMも好きでCM見たり、そんな時にこんなことあるんだなって思って見たりしますね。僕はダンスの振り付けも作るので、街を歩いてて子供が変なスキップしてたら、あれを何か面白いステップにしてみようかなとか思って見ていますね。
-----すごくアンテナをはって物事をとらえているんですね。
自分でアンテナをはってる意識はないんですけど、それが趣味みたいになってますね。
-----楽曲のアイデアが思いついたときはどのようにして記録していますか?
外で思いついて、これはいいなと思ったときは、携帯に録っておいたりしますね。街中で小声で歌ったりして。
-----これまで、シングルを17枚をリリースしていますが、自身の中で転機となった曲、印象深い・思い出深い曲はありますか?
どの曲も思い入れはあるんですが、デビュー曲で、ゴスペラーズの黒沢さんに作っていただいた楽曲「Keep It Goin’ On」は自分の中でも大きいですね。デビューする前からプロデューサーさんが、ゴスペラーズさんと同じプロデューサーさんで、デビュー前から気にかけていただいていたんです。よくレコーディング現場やライブを見に行かせていただいていました。その中で、大知がソロデビューするんだったらこの曲がいいんじゃないかと言って、楽曲を作っていただいたんです。そういう意味でいうと、そこから三浦大知のソロとしてのスタートということなので、そこはすごく大事なポイントだったなと思います。
ソロデビュー10周年を迎えた三浦大知に単独インタビュー![後編] 「グラミー賞をとって日本の音楽シーンを世界に届けたい」に続く
【動画】三浦大知「music」
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■ リリース情報
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