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【インタビュー】「ミッション:インポッシブル」クリストファー・マッカリー監督、主演トム・クルーズを絶賛!「あんなに仕事を一生懸命する人は見たことないよ!」

2015年8月4日
クリストファー・マッカリー (C)TVGroove.comクリストファー・マッカリー (C)TVGroove.com
トム・クルーズ主演の大人気スパイ・アクションシリーズの第5弾「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」のプロモーションのため、来日をはたしたクリストファー・マッカリー監督に単独インタビューを実施。20年以上に渡り、ハリウッド界を牽引しているトムが、今一番信頼を寄せるマッカリー監督に、本作についてや、トムの人柄・仕事への取り組み方など、たっぷり語ってもらった。

前作「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」では脚本を務めたマッカリー監督だが、今作では監督・脚本の2つを担当。この同時遂行について、マッカリー監督は「逃げ出したいなっていう思いもあった」と笑いながらふり返る。

また、今作「ローグ・ネイション」で、トムと5度目(※)のタッグとなったマッカリー監督は、トムについて、「最高に楽しい人」と説明。トムと共演者サイモン・ペッグ(ベンジー役)の壮絶(?)なイタズラ合戦についても明かしてくれた。

※「ワルキューレ」「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」「アウトロー」「オール・ユー・ニード・イズ・キル」

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――最新作「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」は、世界34カ国で初登場1位を獲得しているそうですね。おめでとうございます。

ありがとう!


――監督自身は、映画「アウトロー」のプロモーション以来、2度目の来日となりますが、久々の日本はいかがでしょうか?

日本はすばらしいよ。本当はもっと日本を見てまわりたいんだけど、映画のPRで来日すると、(ほぼ)プロモーションだけして帰ることになるんだ。時間がなくて本当に残念だよ。


――日本で行ってみたい場所などはありますか?

もっと街を探索してみたいし、日本の色々な都市にも行ってみたいね。


――前作「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」では脚本を、今作「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」では監督と脚本を担当されましたね。脚本、監督業を引き受けた際、不安はありましたか?

「脚本」をやることに不安は感じなかったけど、「監督」をやるのはとにかく不安だったね。前作「ゴースト・プロトコル」で監督業はどれだけ大変なのかをわかっていたから、ちょっと逃げ出したいなっていう思いもあったよ(笑)。


――今作「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」の脚本を書くのに、どのぐらいの時間を要したのでしょうか? また、苦労した点、注力した部分などはありますか?

撮影中も書いていたから、時間としては一年ぐらい書き続けていたね。一番苦労したのは、監督業を行いながら、ずっと脚本を書いていたってこと。通常は、脚本を書き終えてから撮るんだ。たとえば、「アウトロー」(’12)の場合は、ちゃんと出来上がった脚本で監督するというプロセスだったんだけど、今回は両方同時だったから、すごい大変だったよ。

「オール・ユー・ニード・イズ・キル」(’14)に関して言うと、あれも実は撮影中も脚本を書いていたんだ。ただ、この作品は監督が別の人物で、僕は脚本だけだったから(脚本を書くことに)集中できたんだ。でも今回、両方同時にやってみて思ったのは、どっちか一つに集中できないってことだね。やりにくいっていう感じはあったよ。書く作業と監督っていう作業は、考え方なんかが全く違うんだ。だから、常に脳が半分にわかれている気分だったよ(笑)。

(C)TVGroove.com(C)TVGroove.com


――今作では、トム・クルーズ演じるイーサン・ハントらIMF(米諜報機関)のメンバーが一丸となって、最強の敵に立ち向かう姿が印象的でした。前作よりも、仲間同士の絆、結束感が色濃く描かれていましたが、脚本を書く上で、何か気をつけたことはありますか?

前作からの4人のキャラクターを集結させたいと思ったんだ。なぜかっていうと、なじみのあるキャラだから、紹介する必要がないし、その分彼らの活躍ぶりを見せることができるからね。今回のチャレンジはそれぞれのキャラクターをどれだけ活かせるか、何か仕事をさせるか、っていうことだった。早い時点で、(チームを)2手に分けて、それぞれ探す・追いかけるっていう作業にしたんだ。

前作「ゴースト・プロトコル」では、イーサンは、現場経験の少ないエージェントと、強制的に一緒に仕事をすることになったけど、今作では、経験豊富なエージェントたちが集結して力を合わせるストーリーになっていて、設定が違うんだ。次作で、彼らをどういう関係性に持っていくかっていうのを考えなくちゃいけない人が気の毒だね(笑)。


――トム・クルーズとの仕事は、今作が5作目とのことですが、トムはどのような人ですか? 撮影時のオモシロエピソードなどあれば教えてください。

あんなに仕事を一生懸命やる人は見たことがないよ。でも、トムは最高に楽しい人でもあるんだ。

トムは、現場を「家族的」な雰囲気にしてくれる人だね。共演者であろうと、コーヒーを出すスタッフであろうと、みんなを平等に扱うんだ。トムとサイモン・ペッグ(ベンジー役)は、撮影しているときも、していないときも、常にイタズラをし合ったり、ジョークを言ったりしていたよ。

カーチェイスの撮影を行ったモロッコは極暑だったんだけど、(車中の撮影で)トムはサイモンのシートヒーター(※座席につける温シート)をONにしたんだ。サイモンは汗をいっぱいかいてたね。それがトムの仕業だって気づいたサイモンは、今度はトムのヒーターをつけたんだ(笑)。(ヒーターの)電気がついているか、ついていないかお互いに確認し合ったりもしていたね。そして、サイモンは大道具の人から、黒いテープを借りて、トムのボタンの上に貼り付けた。テープを貼ったものだから、トムは電気がついているかわからなかったみたいで、「おかしいな…」っていう感じになっていたよ。(撮影中は)2人の少年が乗っているかのようだった。毎日毎日撮影があったんだけど、あれにはかなり笑ったね。


――トムが本作で挑戦したスタント(※)は、シリーズ史上最も迫力のあるものだったように思いますが、監督という立場から苦労したこと、大変だったスタントシーンはありますか?

カーチェイス(バイクアクション)が大変だったね。飛行機のシーンはトム本人は大変だったけど、僕は飛行機の中にいたから、全く怖くなかったよ(笑)。カーチェイスのときは、僕も車に乗って、参加していたんだ。もちろん、カメラを持ってね。曲がりくねった山道でのシーンはかなりの速度で走っていたから、かなり怖かった。1000フィート(およそ300メートル)ぐらいはある崖っぷちだったし、落ちる危険性もあった。それが一番怖かったよ。二度とやりたくないね。

※トムは本作にて、上空1500m×時速400kmの飛行機スタント、超高速で駆け抜けるバイクアクション、6分以上息つぎなしの潜水アクションに挑戦

(C)TVGroove.com(C)TVGroove.com


――色々お答え頂きありがとうございました。日本中のファンが本作の公開を楽しみにしていると思います。

僕も楽しみだよ! みんなが気に入ってくれるとうれしいね。ありがとう。


■公開情報

「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」
8月7日(金)より全国公開!

<ストーリー>
超敏腕スパイ:イーサン・ハント率いるIMFは無国籍スパイ「シンジケート」の暗躍により、またしても解体の窮地に追い込まれてしまう。イーサンはこの最強の敵にどう立ち向かうのか?誰が敵か味方かわからない中、究極の諜報バトルが繰り広げられる。史上最難関のミッションをコンプリートできるのか!? イーサンの究極の「作戦」とは?

【動画】「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」予告編


公式HP://missionimpossiblejp.jp/
公式Facebook:https://www.facebook.com/missionimpossibleJPN
公式ツイッター:Twitter:https://twitter.com/MImovie_jp

配給:パラマウント ピクチャーズ ジャパン

(c) 2015 Paramount Pictures. All Rights Reserved.


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