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ファレル・ウィリアムス、サマソニで圧巻のステージを披露! “ハッピー”で“フリーダム”なオーラ充満
2015年8月17日
シンガー、ソングライター、プロデューサーとしてはもちろん、ファッション/カルチャー・アイコンとしても世界にその名を知らしめるスーパー・マルチ・アーティスト<ファレル・ウィリアムス>が、サマーソニック2015で9年ぶりとなるライヴ・パフォーマンスを披露、約90分に渡るパフォーマンスで、マリン・ステージ(QVCマリンフィールド)に集結した35,000人のオーディエンスを”ハッピー”で”フリーダム”なオーラに包みこんだ。
最新シングル「フリーダム」からスタートしたステージは、日本で25万枚以上のセールスを記録中の大ヒット・アルバム『G I R L / ガール』のコンセプト通り沢山の女性ダンサー達がステージを華やかに彩る中、世界を席巻した「ハッピー」では子供たちをステージへあげたり、初期ナンバーではN*E*R*Dのメンバーで高校時代からの友人でもあるシェイ・ヘイリーとステージをクールに演出、また自身が楽曲とヴォーカルで参加した盟友スヌープ・ドッグの「ビューティフル」ではファレルがステージから降りてフロアでオーディエンスを盛り上げるなど、一瞬たりとも目が離せないパフォーマンスでファンを魅了! 後半に降り始めた雨も、最後に再び演奏された「フリーダム」の時に打ち上げられた花火と共に止んでしまうなど、まさに天候さえも味方につけてしまった圧巻のステージを披露した。
《ファレル・ウィリアムス、サマーソニック2015 ライヴ・レポート(8/16 東京公演)》
2015年のサマーソニックのテーマは、ずばり「ポップ」だった。アリアナ・グランデやカーリー・レイ・ジェプセンのような最新の歌姫から。ZEDDやマデオンのようなダンス・アクト、イマジン・ドラゴンズやマックルモア&ライアン・ルイスのようなバンドまで、「今、世界のポップ・ミュージック・シーンでは何が起こっているのか?」をリアルタイムで見渡せる縮図のラインナップだったからだ。中でも、そんな今年のサマーソニックを象徴するアクトだったのがファレル・ウィリアムスだ。事実、彼ほどここ数年のポップ・ミュージックを先頭で牽引し続けているアーティストはいないし、昨年リリースの最新ソロ・アルバム『G I R L / ガール』も大ヒットを記録、シングルの“Happy”は米ビルボードの年間シングル・チャートでも1位を記録し、2014年を象徴するナンバーとなった。
そんなファレルの約9年ぶりの来日ステージとなったサマーソニック、とっぷり日が暮れて群青色に包まれたスタジアムはスタンドの上のほうまでみっしりオーディエンスで埋まり、その3万5千人の大歓声に迎えられてファレルがダンサーたちと共に登場。記念すべきオープニングは最新シングル“Freedom”だ。「アップルミュージック」独占で先行公開されたことでも話題のこの曲、のっけからファレルのファルセット・シャウトが轟き、会場は一気にヒートアップする。その後も“Come Get It Bae”、ネプチューンズ時代の“Frontin’”と、ソウル、ヒップホップ、ファンクとくるくる表情を変えながら、ノンストップで歌い、踊り繋ぐファレル。その様はまさにエンターテイメント、容赦なくアゲて、アゲて、さらにアゲまくる、フェス・セットとして最高のスターターだ。
それにしても改めて驚くのが、ファレル・ウィリアムスその人の若々しさだ。実年齢を超越した軽やかな身のこなしと相変わらずスタイリッシュな出で立ち、音楽のカリスマとしても、ファッション・アイコンとしても、彼は年を追うごとに洗練され、アップデートされていく。そしてその若々しさを前にすると忘れそうになってしまうが、彼は20年以上のキャリアを誇るベテランでもあって、ソロ・アーティストとして、ヒットソング・メイカーとして、いくつものプロジェクトのフロントマンとして、そしてプロデューサーやコラボレーターとしても多方面で活躍している。この日のセットはそんな彼のいくつもの顔をフィーチャーするオール・キャルアの集大成的内容になっていた。
ショウの中盤はN*E*R*D時代のナンバーが立て続けにプレイされ、ヒップホップとロックの攻撃的ミクスチャー・サウンドでもってスタジアムのムードががらりと一変する。数十人のファンが一斉にステージに上がり、曲に合わせて思い思いに身体を揺らし、その光景に煽られるようにアリーナも狂騒の渦に突入していく。N*E*R*Dの大ヒット・チューン“She Wants to Move”ではセクシーなダンスを繰り広げるファンの女の子たちとファレルがまるでコラボのように絡みながら踊る。最後に「日本の女の子たち、ありがとう!カワイイ~!」と彼は叫んでいたけれど、まさに今回のライヴで大きなテーマとなっていたのが「女性たちへのリスペクト」で、これは『G I R L / ガール』にも共通するテーマだ。
5人の女性バック・ダンサーによるダンス・バトル風のソロ・コーナーを挟んでの後半戦は、ファレルのプロデューサー、コラボレーターとしての側面を大フィーチャーした問答無用の大ヒット・チューン乱れ撃ち!のセクションだ。ダフト・パンクの“Lose Yourself to Dance”、グウェン・ステファニーの“Hollaback Girl”、スヌープ・ドッグの“Beautiful”と、誰もが知っているあの曲にも、この曲にもファレル印が刻印されていたことを、彼自身のゴージャスなパフォーマンスが証明していく。
特に凄かったのが、ロビン・シックの“Blurred Lines”、ダフト・パンクの“Get Lucky”、そしてファレル自身の“Happy”と、直近2年間の世界のポップ・ミュージックを代表するアンセム中のアンセムが3曲連続で披露されたクライマックスだ。こんなとんでもないセットリストを組める男は地球上でファレルただ一人しかいない!“Get Lucky”以降は3万5千人のオーディエンスがスタンド席まで含めて総立ちのダンス・パーティと化し、子供たちがステージに上がって可愛らしいダンスを披露した“Happy”も最高にピースフルな瞬間だった。
そしてラストは再びの“Freedom”。ハッピーでフリーダム、そんなどこまでもポジティヴで力強いメッセージがエンディングの花火と共にスパークしたファレルのステージは、今年のサマーソニックを、そして今年の夏それ自体を締めくくるに相応しい最高の幕切れを飾った。 (粉川しの)
■ ファレル・ウィリアムス: セットリスト 《8/16(日) サマーソニック2015》
1. Freedom
2. Come Get It Bae
3. Frontin’
4. Hunter
5. Marilyn Monroe
6. Brand New
7. Nothing / Move That Dope / Alright / Hot in Herre / Just Wanna Love U / Pass The Courvoisier, PartⅡ(メドレー)
8. Spaz
9. Rockster
10. Lapdance
11. She Wants To Move
12. It Girl
13. Lose Yourself To Dance
14. Gust Of Wind
15. Hollaback Girl
16. Beautiful
17. Drop It Like It’s Hot
18. Blurred Lines
19. Get Lucky
20. Happy
21. Freedom
■ リリース情報
◇「G I R L / ガール」
発売中
スペシャル・プライス 2,200円+税
日本盤のみのボーナス・トラック「スマイル」収録
☆iTunes購入先はコチラ
※iTunes、iTunes Storeは、Apple Inc.の商標です。
◇「Freedom / フリーダム」
デジタル配信中
☆iTunes購入先はコチラ
※iTunes、iTunes Storeは、Apple Inc.の商標です。
※また、記事中の製品およびサービス名称などは各社の登録商標・商標です。
☆ファレル・ウィリアムス 日本オフィシャル・サイト
//www.sonymusic.co.jp/pharrell
最新シングル「フリーダム」からスタートしたステージは、日本で25万枚以上のセールスを記録中の大ヒット・アルバム『G I R L / ガール』のコンセプト通り沢山の女性ダンサー達がステージを華やかに彩る中、世界を席巻した「ハッピー」では子供たちをステージへあげたり、初期ナンバーではN*E*R*Dのメンバーで高校時代からの友人でもあるシェイ・ヘイリーとステージをクールに演出、また自身が楽曲とヴォーカルで参加した盟友スヌープ・ドッグの「ビューティフル」ではファレルがステージから降りてフロアでオーディエンスを盛り上げるなど、一瞬たりとも目が離せないパフォーマンスでファンを魅了! 後半に降り始めた雨も、最後に再び演奏された「フリーダム」の時に打ち上げられた花火と共に止んでしまうなど、まさに天候さえも味方につけてしまった圧巻のステージを披露した。
《ファレル・ウィリアムス、サマーソニック2015 ライヴ・レポート(8/16 東京公演)》
2015年のサマーソニックのテーマは、ずばり「ポップ」だった。アリアナ・グランデやカーリー・レイ・ジェプセンのような最新の歌姫から。ZEDDやマデオンのようなダンス・アクト、イマジン・ドラゴンズやマックルモア&ライアン・ルイスのようなバンドまで、「今、世界のポップ・ミュージック・シーンでは何が起こっているのか?」をリアルタイムで見渡せる縮図のラインナップだったからだ。中でも、そんな今年のサマーソニックを象徴するアクトだったのがファレル・ウィリアムスだ。事実、彼ほどここ数年のポップ・ミュージックを先頭で牽引し続けているアーティストはいないし、昨年リリースの最新ソロ・アルバム『G I R L / ガール』も大ヒットを記録、シングルの“Happy”は米ビルボードの年間シングル・チャートでも1位を記録し、2014年を象徴するナンバーとなった。
そんなファレルの約9年ぶりの来日ステージとなったサマーソニック、とっぷり日が暮れて群青色に包まれたスタジアムはスタンドの上のほうまでみっしりオーディエンスで埋まり、その3万5千人の大歓声に迎えられてファレルがダンサーたちと共に登場。記念すべきオープニングは最新シングル“Freedom”だ。「アップルミュージック」独占で先行公開されたことでも話題のこの曲、のっけからファレルのファルセット・シャウトが轟き、会場は一気にヒートアップする。その後も“Come Get It Bae”、ネプチューンズ時代の“Frontin’”と、ソウル、ヒップホップ、ファンクとくるくる表情を変えながら、ノンストップで歌い、踊り繋ぐファレル。その様はまさにエンターテイメント、容赦なくアゲて、アゲて、さらにアゲまくる、フェス・セットとして最高のスターターだ。
それにしても改めて驚くのが、ファレル・ウィリアムスその人の若々しさだ。実年齢を超越した軽やかな身のこなしと相変わらずスタイリッシュな出で立ち、音楽のカリスマとしても、ファッション・アイコンとしても、彼は年を追うごとに洗練され、アップデートされていく。そしてその若々しさを前にすると忘れそうになってしまうが、彼は20年以上のキャリアを誇るベテランでもあって、ソロ・アーティストとして、ヒットソング・メイカーとして、いくつものプロジェクトのフロントマンとして、そしてプロデューサーやコラボレーターとしても多方面で活躍している。この日のセットはそんな彼のいくつもの顔をフィーチャーするオール・キャルアの集大成的内容になっていた。
ショウの中盤はN*E*R*D時代のナンバーが立て続けにプレイされ、ヒップホップとロックの攻撃的ミクスチャー・サウンドでもってスタジアムのムードががらりと一変する。数十人のファンが一斉にステージに上がり、曲に合わせて思い思いに身体を揺らし、その光景に煽られるようにアリーナも狂騒の渦に突入していく。N*E*R*Dの大ヒット・チューン“She Wants to Move”ではセクシーなダンスを繰り広げるファンの女の子たちとファレルがまるでコラボのように絡みながら踊る。最後に「日本の女の子たち、ありがとう!カワイイ~!」と彼は叫んでいたけれど、まさに今回のライヴで大きなテーマとなっていたのが「女性たちへのリスペクト」で、これは『G I R L / ガール』にも共通するテーマだ。
5人の女性バック・ダンサーによるダンス・バトル風のソロ・コーナーを挟んでの後半戦は、ファレルのプロデューサー、コラボレーターとしての側面を大フィーチャーした問答無用の大ヒット・チューン乱れ撃ち!のセクションだ。ダフト・パンクの“Lose Yourself to Dance”、グウェン・ステファニーの“Hollaback Girl”、スヌープ・ドッグの“Beautiful”と、誰もが知っているあの曲にも、この曲にもファレル印が刻印されていたことを、彼自身のゴージャスなパフォーマンスが証明していく。
特に凄かったのが、ロビン・シックの“Blurred Lines”、ダフト・パンクの“Get Lucky”、そしてファレル自身の“Happy”と、直近2年間の世界のポップ・ミュージックを代表するアンセム中のアンセムが3曲連続で披露されたクライマックスだ。こんなとんでもないセットリストを組める男は地球上でファレルただ一人しかいない!“Get Lucky”以降は3万5千人のオーディエンスがスタンド席まで含めて総立ちのダンス・パーティと化し、子供たちがステージに上がって可愛らしいダンスを披露した“Happy”も最高にピースフルな瞬間だった。
そしてラストは再びの“Freedom”。ハッピーでフリーダム、そんなどこまでもポジティヴで力強いメッセージがエンディングの花火と共にスパークしたファレルのステージは、今年のサマーソニックを、そして今年の夏それ自体を締めくくるに相応しい最高の幕切れを飾った。 (粉川しの)
■ ファレル・ウィリアムス: セットリスト 《8/16(日) サマーソニック2015》
1. Freedom
2. Come Get It Bae
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☆ファレル・ウィリアムス 日本オフィシャル・サイト
//www.sonymusic.co.jp/pharrell
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