「レヴェナント:蘇えりし者」レオナルド・ディカプリオが来日! オスカー初受賞後の生活について激白

先日行われた第88回アカデミー賞授賞式で見事、主演男優賞を獲得した俳優レオナルド・ディカプリオ(41)が、新作「レヴェナント:蘇えりし者」のプロモーションのため凱旋来日。3月23日(水)、都内某所で開かれた来日記者会見に出席し、オスカー初受賞の喜びを語った。

「レヴェナント:蘇えりし者」は、昨年のアカデミー賞にて、監督賞を受賞した(「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」)アレハンドロ・G・イニャリトゥがメガホンを取った壮大なサバイバル・ドラマ。仲間の裏切りで最愛の息子の命を奪われた男(演:ディカプリオ)が、復讐の執念のみを武器に300キロに及ぶ旅に出る――。

愛する息子ホークを失った父ヒュー・グラスを演じたディカプリオは、本作の演技が高く評価され、5度目のノミネートにして初のオスカーを獲得。また監督を務めたアレハンドロ・G・イニャリトゥも2年連続で監督賞を受賞するという、65年ぶり3人目の快挙を成し遂げた。



オスカー初受賞直後の来日とだけあって、この日行われた来日記者会見には、首都圏のメディアはもちろん、地方のメディア、海外メディアなど、実に500以上ものマスコミが来場。「アカデミー賞受賞おめでとう!」という掛け声の中、壇上に呼び入れられたディカプリオは若干照れた表情を浮かべながらも「アリガト。日本に戻って来られて本当にうれしいです」と日本語を交えながらあいさつ。

中国でのプロモーションを終えたディカプリオは、今朝未明に日本に到着。「今回が15回目ぐらいの来日」だというディカプリオだが、「今回(の日本滞在)は特に楽しみにしているんだ」とニンマリ。なんでも「いままで桜の時期に来たことがなかったからね。まだ開花したばかりだと聞いているよ」と、ささやかな願望を明かしていた。

休養宣言を撤回してまで、今作に出演したディカプリオは、「レヴェナント:蘇えりし者」への出演は「人生における大事な一章だった」と回顧。出演を快諾した理由を問われると「天才的なイニャリトゥ監督と組めるということだね。ぼくは彼の長年のファンだったから。(中略)映画を作るっていうよりも、壮大な旅に出かけたような感じさ。彼の監督としてのスタイル、撮影方法があまりにも特別で独創的だから、『これは絶対に逃しちゃだめだ!』と思ったよ」とも述べた。



極寒の地での撮影は過酷だったそうだが、今作への出演で悲願のオスカー初受賞を果たしたディカプリオ。やはり気になるのは“オスカー像”の保管場所。授賞式後に訪れたレストランにて、オスカー像を忘れそうになったことが大きな話題となっていたが、現在は「家にあるよ。リビングルームにある」とのこと。ディカプリオの受賞に友人らも沸いているようで、「友達が見せてって好奇心を持ってくる」とも語った。

とはいえ、オスカーを獲得したとて、俳優:レオナルド・ディカプリオの在り方は変わることはないという。ディカプリオはオスカー受賞後の生活について「数週間前の出来事なので、どのように自分の生活が変わったかとか、俳優としてどう変わっていくかとかはわからないよ。未知のことさ。僕としては全く変わらないことを望んでいるよ。受賞はありがたいことだけど、ぼくがこの仕事をしているのは賞をもらうためじゃなく、自分が元々持っていた夢や理想をどんどん追求していって、最高の作品を作り上げることが願いなんだ」と発言。今後も初心を忘れず、俳優活動に打ち込んでいくことを強く宣言した。

「レヴェナント:蘇えりし者」は4月22日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にてロードショー。

■公開情報

「レヴェナント:蘇えりし者」
4月22日(金)TOHOシネマズ 日劇他 全国ロードショー

≪ストーリー≫
舞台は19世紀アメリカの広大な未開拓の荒野。狩猟中に熊に喉を裂かれ瀕死重傷を負ったハンターのヒュー・グラス(レオナルド・ディカプリオ)は、狩猟チームメンバーの一人、ジョン・フィッツジェラルド(トム・ハーディ)に見捨てられ置き去りにされてしまうばかりか、愛する息子を殺されてしまう…。“生きる”という純然たる意志だけを武器に、グラスは大自然の脅威なか、厳しい冬の寒さに耐え、交戦中の部族の熾烈な襲撃を交わし、フィッツジェラルドに復讐を果たすため、約300キロの容赦ない旅を生き延びなければならない――。彼は、生き延びることが出来るのか…。

監督: アレハンドロ・G・イニャリトゥ
出演: レオナルド・ディカプリオ、トム・ハーディ、ドーナル・グリーソン

公式サイト: //www.foxmovies-jp.com/revenant/

配給:20世紀フォックス映画

(C)2016 Twentieth Century Fox

【動画】「レヴェナント:蘇えりし者」予告編