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「デアデビル」マット役チャーリー・コックス初来日インタビュー! 撮影で一番キツかったこととは・・?
2016年3月31日
チャーリー・コックス (c)TVGroove.com
Netflixのオリジナルドラマ「Marvel デアデビル」でマット・マードック/デアデビル役を演じているチャーリー・コックスが緊急初来日。シーズン1は批評家より絶賛され、3月18日より配信が開始したシーズン2も話題となっている。チャーリーが語った本作の思い出とは?
「デアデビル」は、「アベンジャーズ」「スパイダーマン」を生み出したマーベルが贈る本格アクション・エンターテインメントドラマ。チャーリー演じるマット・マードックは、昼は弁護士、夜は覆面、恐れ知らずのヒーロー”デアデビル”として、正義のための闘いを繰り広げる。新シーズンでは新たな敵をむかえて繰り広げられるリアル・アクションが最大の見どころとなっている。
プロモーションで世界中をまわっていたチャーリーだが、ここ日本がプロモーションの最後の地となる。写真撮影中は、「すきやばし次郎に行ってみたい」「オススメの観光地はある?」と初めての日本に興味津々の様子だったが、インタビュー中は終始真面目に、じっくりと真摯に質問に答えてくれたチャーリー。彼が語った「デアデビル」での役作りや共演秘話、アクションシーンの思い出などは必読だ。
――ヴィンセント・ドノフリオ(フィスク役)やジョン・バーンサル(キャッスル役)など、錚々たるメンバーがヴィランを演じていますが、彼らと演技をしてみてどうでしたか?
彼らは大好きな役者さんですし、ジョンとヴィンセントはヘビー級の役者なんです。あの世代でも素晴らしい役者ですよ。ヴィンセントは何年も活躍をしていますし、最近のジョンは「ウォーキング・デッド」や「ヒューリー」で見ていて尊敬しています。ジョンが演じているのはヴィランというより敵という感じですが、彼らが演じることで作品のステータスもあがるので、よりワクワクしました。
――シーズン1では個人プレーを好んだマットですが、シーズン2はパニッシャーやエレクトラと闘うことで、チームプレーの方法を徐々に学んでいったように思います。これから「ディフェンダーズ」の計画もありますが、マットのこの変化を演じてみた感想はいかがですか?
それは僕も思ったことです。シーズン1の第1話からシーズン2の最終話まで、どちらかというと彼は一人でやれると思っています。マットはとても頑固ですし、自分に近い人間を危険に近づけたくないと思っていますし、そのことに怯えています。だから、周りの人間を避け、一人で戦ってきました。そして勝ち続けることで、「自分は一人でできるんだ」と自信をつけていったのです。ですが、シーズン2では強いられ、エレクトラの場合は操られ、チームで戦うことを余儀なくされると、マットとしては予想外に楽しんだんです。そこに喜びを見出しましたし、共に戦うことも必要なんだと感じたのです。「ディフェンダーズ」がどんな内容になるのかさっぱりわかりませんが、もしかしたらチームワークを理解し始めたということのなのかもしれません。
――現場で他のキャストとどのような話をされていたのでしょうか?
共演者あっての作品だと言えますが、ジョンと僕は似ています。とてもね。一つのことを考えすぎる傾向にあります。午後は一緒に過ごして、ご飯も一緒に食べて、リハーサルをして撮影について何度も話し合います。そんなにやらなくてもいいんじゃない?とお互いをからかうぐらいです。ほんとクレイジーですよ。それに僕らはお互いに情熱的でもあります。お互いに似通ったものを感じました。
デボラ(・アン・ウォール)は、キャストのなかでも特に聡明な人物で、彼女のシーンに対する洞察力が素晴らしく、面白いアイディアを出してくれます。彼女と共演するシーンでは、彼女から良いアイディアが出てくるので、あまり頑張りすぎなくてもいいような気持ちにさせてくれるんです。特にその2つの関係性が鮮明にすぐに浮かびました。
みんなとにかくプロですし、心の広い方々で、みんなファミリーなんです。エルデン(・ヘンソン)はすごくフォギーみたいだし、リラックスしています。今回キャストに参加したエロディ(・ユン)は、これだけの作品にこの段階で入ることはどの役者にとっても難しいことですが、そういった意味でとても勇気があり、カリスマ性を持ち合わせています。それはスクリーンをみても分かると思うのですが、すぐにスターになるのではないかと僕は見込んでいます。
――Netflixのマーベル作品は、他のマーベル作品と違い、人間ドラマに重きを置いています。デアデビルも完全無欠のヒーローというよりも苦悩といったものにクローズアップしています。そういった意味では正統派のヒーローとは違うものを演じるということで大変な部分もあるかと思いますが、役作りの際に気を配ったところ、苦心した点を教えてください
Netflixで番組を作れることの利点は、13時間あるということ。テレビでは視聴率に影響されることもありますが、13時間の映画を作るようなものなんです。2時間ものの映画とも違い、13時間あるということで、キャラクターをじっくり描けるのです。プロットがあり結末があるわけですが、その間にキャラクターをじっくり描けるのはNetflixの利点だと思うのです。準備中に最初に心配していたのは、伝統的な完全無欠という資質を持っているスーパーヒーローというのは、善の力を持ち、全ての選択が正しく、他愛的でバランスが取れている。でも理想主義に傾きすぎる危険性を持っていると僕は思っています。それを13時間、シーズン2が終わり26時間、そして今後も続けられる可能性があるなかで、それだけを描いていたら面白くないと思っていました。ですので、一番大切にしていたのは、マットというキャラクターを人間として描くことでした。可能な限り見ている方に共感していただく、そして彼の欠陥を見せていくことが一番の方法だと思いました。そうすれば応援もしてもらえますしね。もちろんマットは正しいことをしたいと思っていますし、良い心を持ち、善の力として人を助けたいと思っていますが、キレやすいという性格が足かせになったり、自分のやっていることに誇りを感じすぎるエゴ的な一面と戦うわけなのです。だからもしかしたら物語の一番のヴィランは、マットの中のダークサイドなのかもしれないですね。彼はそれを乗り越えようとしているのです。人間ってみんなそうですよね。
――シーズン2第3話の吹き抜けの階段のシーンがとても素晴らしかったです。撮影中の印象的なエピソードを教えてください。
実はあのシーンの撮影に関してとてもナーバスになっていました。皆さんもご存知の通り、シーズン1で人気のあった廊下のシーンへのオマージュのようなものでしたので、それを汚すようなことはできませんでした。ちょっと躊躇していました。シーズン1の振り付けも素晴らしく、出来も本当によかったので。でもシーズン1から1年経った今、アクション能力も高まりましたので、同時に喜びも感じていました。一番覚えているのは、ジョン(・バーンサル)を2分間運ばなくてはいけなかったのですが、それが本当にきつかったです。すごく大変でした。そして、デアデビルが銃を突きつけて笑みを浮かべるシーンがありますが、あれはコミック184巻の「No More Mister Nice Guy」からのイメージです。「デアデビル」ファンと会う機会があり、デアデビルというキャラクターがファンの心にどう写っているのかを知って、このシーンを演じたときに「これはキメなくてはいけないな」と思いました。
(インタビュー、終わり)
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【動画】ドラマ「Marvel デアデビル」予告編 2
今回公開された予告編では、エレクトラの姿がついに明らかに。突如マットに協力を求めるエレクトラ。マットの親友フォギーやマットとの仲が気になる看護師クレアの制止を振り払い、マットはエレクトラとともに、ヘルズ・キッチンに再び現れたヤクザに立ち向かう。
緊迫感と臨場感が極限まで高められたリアル・アクションが最大の魅力のこの作品。素手で棒・ナイフなどの武器を操るフィリピン武術“カリ”や中国武術などの要素を取り入れたデアデビルのアクションと、エレクトラの華麗なマーシャルアーツに目が離せない。マットと、カレンはじめデアデビルをとりまく女性たちの関係にも注目だ。
【動画】ドラマ「Marvel デアデビル」予告編 1
■公開情報
「Marvel デアデビル<シーズン2>」
Netflixにて好評独占ストリーミング中!
© Netflix. All Rights Reserved.
■Netflixについて
世界最大級のオンラインストリーミングサービス。190以上の国で7500万人のメンバーが利用している。オリジナルコンテンツ、ドキュメンタリー、長編映画など、1日1億2500万時間を超える映画やドラマを配信。
メンバーはあらゆるインターネット接続デバイスで、好きな時に、好きな場所から、好きなだけオンライン視聴可能す。コマーシャルや契約期間の拘束は一切なく、思いのままに再生、一時停止、再開することができる。
・公式サイト : Netflix.com/jp
・公式ツイッター : @NetflixJP
・公式フェイスブック : facebook.com/netflixjp
・公式チャンネル : youtube.com/c/NetflixJP
「デアデビル」は、「アベンジャーズ」「スパイダーマン」を生み出したマーベルが贈る本格アクション・エンターテインメントドラマ。チャーリー演じるマット・マードックは、昼は弁護士、夜は覆面、恐れ知らずのヒーロー”デアデビル”として、正義のための闘いを繰り広げる。新シーズンでは新たな敵をむかえて繰り広げられるリアル・アクションが最大の見どころとなっている。
プロモーションで世界中をまわっていたチャーリーだが、ここ日本がプロモーションの最後の地となる。写真撮影中は、「すきやばし次郎に行ってみたい」「オススメの観光地はある?」と初めての日本に興味津々の様子だったが、インタビュー中は終始真面目に、じっくりと真摯に質問に答えてくれたチャーリー。彼が語った「デアデビル」での役作りや共演秘話、アクションシーンの思い出などは必読だ。
(c)TVGroove.com
――ヴィンセント・ドノフリオ(フィスク役)やジョン・バーンサル(キャッスル役)など、錚々たるメンバーがヴィランを演じていますが、彼らと演技をしてみてどうでしたか?
彼らは大好きな役者さんですし、ジョンとヴィンセントはヘビー級の役者なんです。あの世代でも素晴らしい役者ですよ。ヴィンセントは何年も活躍をしていますし、最近のジョンは「ウォーキング・デッド」や「ヒューリー」で見ていて尊敬しています。ジョンが演じているのはヴィランというより敵という感じですが、彼らが演じることで作品のステータスもあがるので、よりワクワクしました。
――シーズン1では個人プレーを好んだマットですが、シーズン2はパニッシャーやエレクトラと闘うことで、チームプレーの方法を徐々に学んでいったように思います。これから「ディフェンダーズ」の計画もありますが、マットのこの変化を演じてみた感想はいかがですか?
それは僕も思ったことです。シーズン1の第1話からシーズン2の最終話まで、どちらかというと彼は一人でやれると思っています。マットはとても頑固ですし、自分に近い人間を危険に近づけたくないと思っていますし、そのことに怯えています。だから、周りの人間を避け、一人で戦ってきました。そして勝ち続けることで、「自分は一人でできるんだ」と自信をつけていったのです。ですが、シーズン2では強いられ、エレクトラの場合は操られ、チームで戦うことを余儀なくされると、マットとしては予想外に楽しんだんです。そこに喜びを見出しましたし、共に戦うことも必要なんだと感じたのです。「ディフェンダーズ」がどんな内容になるのかさっぱりわかりませんが、もしかしたらチームワークを理解し始めたということのなのかもしれません。
(c)TVGroove.com
――現場で他のキャストとどのような話をされていたのでしょうか?
共演者あっての作品だと言えますが、ジョンと僕は似ています。とてもね。一つのことを考えすぎる傾向にあります。午後は一緒に過ごして、ご飯も一緒に食べて、リハーサルをして撮影について何度も話し合います。そんなにやらなくてもいいんじゃない?とお互いをからかうぐらいです。ほんとクレイジーですよ。それに僕らはお互いに情熱的でもあります。お互いに似通ったものを感じました。
デボラ(・アン・ウォール)は、キャストのなかでも特に聡明な人物で、彼女のシーンに対する洞察力が素晴らしく、面白いアイディアを出してくれます。彼女と共演するシーンでは、彼女から良いアイディアが出てくるので、あまり頑張りすぎなくてもいいような気持ちにさせてくれるんです。特にその2つの関係性が鮮明にすぐに浮かびました。
みんなとにかくプロですし、心の広い方々で、みんなファミリーなんです。エルデン(・ヘンソン)はすごくフォギーみたいだし、リラックスしています。今回キャストに参加したエロディ(・ユン)は、これだけの作品にこの段階で入ることはどの役者にとっても難しいことですが、そういった意味でとても勇気があり、カリスマ性を持ち合わせています。それはスクリーンをみても分かると思うのですが、すぐにスターになるのではないかと僕は見込んでいます。
(c)TVGroove.com
――Netflixのマーベル作品は、他のマーベル作品と違い、人間ドラマに重きを置いています。デアデビルも完全無欠のヒーローというよりも苦悩といったものにクローズアップしています。そういった意味では正統派のヒーローとは違うものを演じるということで大変な部分もあるかと思いますが、役作りの際に気を配ったところ、苦心した点を教えてください
Netflixで番組を作れることの利点は、13時間あるということ。テレビでは視聴率に影響されることもありますが、13時間の映画を作るようなものなんです。2時間ものの映画とも違い、13時間あるということで、キャラクターをじっくり描けるのです。プロットがあり結末があるわけですが、その間にキャラクターをじっくり描けるのはNetflixの利点だと思うのです。準備中に最初に心配していたのは、伝統的な完全無欠という資質を持っているスーパーヒーローというのは、善の力を持ち、全ての選択が正しく、他愛的でバランスが取れている。でも理想主義に傾きすぎる危険性を持っていると僕は思っています。それを13時間、シーズン2が終わり26時間、そして今後も続けられる可能性があるなかで、それだけを描いていたら面白くないと思っていました。ですので、一番大切にしていたのは、マットというキャラクターを人間として描くことでした。可能な限り見ている方に共感していただく、そして彼の欠陥を見せていくことが一番の方法だと思いました。そうすれば応援もしてもらえますしね。もちろんマットは正しいことをしたいと思っていますし、良い心を持ち、善の力として人を助けたいと思っていますが、キレやすいという性格が足かせになったり、自分のやっていることに誇りを感じすぎるエゴ的な一面と戦うわけなのです。だからもしかしたら物語の一番のヴィランは、マットの中のダークサイドなのかもしれないですね。彼はそれを乗り越えようとしているのです。人間ってみんなそうですよね。
(c)TVGroove.com
――シーズン2第3話の吹き抜けの階段のシーンがとても素晴らしかったです。撮影中の印象的なエピソードを教えてください。
実はあのシーンの撮影に関してとてもナーバスになっていました。皆さんもご存知の通り、シーズン1で人気のあった廊下のシーンへのオマージュのようなものでしたので、それを汚すようなことはできませんでした。ちょっと躊躇していました。シーズン1の振り付けも素晴らしく、出来も本当によかったので。でもシーズン1から1年経った今、アクション能力も高まりましたので、同時に喜びも感じていました。一番覚えているのは、ジョン(・バーンサル)を2分間運ばなくてはいけなかったのですが、それが本当にきつかったです。すごく大変でした。そして、デアデビルが銃を突きつけて笑みを浮かべるシーンがありますが、あれはコミック184巻の「No More Mister Nice Guy」からのイメージです。「デアデビル」ファンと会う機会があり、デアデビルというキャラクターがファンの心にどう写っているのかを知って、このシーンを演じたときに「これはキメなくてはいけないな」と思いました。
(c)TVGroove.com
(インタビュー、終わり)
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【動画】ドラマ「Marvel デアデビル」予告編 2
今回公開された予告編では、エレクトラの姿がついに明らかに。突如マットに協力を求めるエレクトラ。マットの親友フォギーやマットとの仲が気になる看護師クレアの制止を振り払い、マットはエレクトラとともに、ヘルズ・キッチンに再び現れたヤクザに立ち向かう。
緊迫感と臨場感が極限まで高められたリアル・アクションが最大の魅力のこの作品。素手で棒・ナイフなどの武器を操るフィリピン武術“カリ”や中国武術などの要素を取り入れたデアデビルのアクションと、エレクトラの華麗なマーシャルアーツに目が離せない。マットと、カレンはじめデアデビルをとりまく女性たちの関係にも注目だ。
【動画】ドラマ「Marvel デアデビル」予告編 1
■公開情報
「Marvel デアデビル<シーズン2>」
Netflixにて好評独占ストリーミング中!
© Netflix. All Rights Reserved.
■Netflixについて
世界最大級のオンラインストリーミングサービス。190以上の国で7500万人のメンバーが利用している。オリジナルコンテンツ、ドキュメンタリー、長編映画など、1日1億2500万時間を超える映画やドラマを配信。
メンバーはあらゆるインターネット接続デバイスで、好きな時に、好きな場所から、好きなだけオンライン視聴可能す。コマーシャルや契約期間の拘束は一切なく、思いのままに再生、一時停止、再開することができる。
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