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レイチェル・マクアダムスが初来日! 「スポットライト 世紀のスクープ」への出演は「一生に一度のめぐり合わせ」

2016年4月14日
レイチェル・マクアダムス (C)TVGroove.comレイチェル・マクアダムス (C)TVGroove.com
第88回アカデミー賞®で助演女優賞にノミネートされたレイチェル・マクアダムス(37)が、映画「スポットライト 世紀のスクープ」のプロモーションのため初来日。4月14日(木)、日本外国特派員協会にて来日記者会見を行った。

「スポットライト 世紀のスクープ」は、数十人もの神父による児童への性的虐待を、カトリック教会が組織ぐるみで隠ぺいしてきた衝撃のスキャンダルを暴き、ピューリッツァー賞に輝いたボストン・グローブ紙の調査報道チームの実話を描いた物語。ジャーナリスト映画の最高峰とも謳われており、本年度のアカデミー賞では、作品賞&脚本賞の2部門に輝いた。



「きみに読む物語」のアリー・ハミルトン役で、世界中の女性の心を揺さぶり、一躍スターへと躍り出たレイチェル。キュートで親しみやすい笑顔が魅力の彼女は“ラブロマンスのクイーン”とも称されているが、本作ではそのイメージを一新。強く優しい新聞記者サーシャ・ファイファーを演じている。

花柄のミニドレスという出で立ちでメディア陣の前に登場したレイチェルは「コンニチハ! 今日はお集まり頂きありがとう」と、とびっきりの笑顔を浮かべながらあいさつ。その後も、フォトセッションやジャーナリストからの質問などに丁寧に応じていた。

本作に出演するにあたり、サーシャ・ファイファー本人と密に役作りを行ったというレイチェルは、彼女と関わっていく中で、「ジャーナリズムは一筋縄ではいかない仕事」だと感じたという。続けて「ジャーナリズムはすばらしい仕事でもある。彼らは影のヒーローよ」とも発言。“真実”に真摯に向き合うジャーナリストを称賛した。



「スポットライト 世紀のスクープ」には、レイチェルのほか、マーク・ラファロ、マイケル・キートン、スタンリー・トゥッチなど、実力派俳優が多数出演。重厚な作品であっただけに、撮影中は終始緊張感が漂っていたのかと思いきや、意外にも現場はわきあいあいとしていたのだとか。

「(本作は)多分、自分の出演映画の中で最もすばらしいキャストが集結した映画だと思う。実際、サーシャも私もチームの中では唯一の女性で一番若かったんだけど、だからと言って何か違うと感じることは一切なかったわ。現場のお笑い担当はマークで、彼から学んだことは、シリアスな題材であっても、現場で楽しい思いをしてもいいってことね。監督も似たような人で、題材へのリスペクトはあったんだけど、現場の雰囲気をいつも軽くしてくれた」

これまでとは全く異なる役柄を演じたレイチェルは、本作の脚本を初めて読んだときの感想について「最初にこの脚本を読んだとき、『この映画、誰がみるのかしら?』って思ったの」と率直な胸の内を告白。誰もが映画館へ足を運びたくなるブロックバスター映画ではなかったものの、様々な理由から本作に惹きつけられることを明かしてくれた。



「知っていると思っていた事件だけど、細かいところまでは知らなかったの。まだ映画ではこの事件の全貌が描かれていないということも、参加したいと思わせてくれた理由だわ。本作が世に出て、たくさんの人から支持を得たことで、大きな勇気を得ることができた。(中略)『スポットライト』のような作品は一生に一度のめぐり合わせだと思うわ。だけど、一生にニ度を目指して、こういった作品を見つけていきたいわね」

本作への出演で得るものが多かったと語ったレイチェル。そんな彼女の渾身の演技が光る映画「スポットライト 世紀のスクープ」は、4月15日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開される。


■作品情報

「スポットライト 世紀のスクープ」
4月15日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開!

≪STORY≫
2001年の夏、ボストン・グローブ紙に新しい編集局長のマーティ・バロンが着任する。マイアミからやってきたアウトサイダーのバロンは、地元出身の誰もがタブー視するカトリック教会の権威にひるまず、ある神父による性的虐待事件を詳しく掘り下げる方針を打ち出す。その担当を命じられたのは、独自の極秘調査に基づく特集記事欄《スポットライト》を手がける4人の記者たち。デスクのウォルター“ロビー”ロビンソンをリーダーとするチームは、事件の被害者や弁護士らへの地道な取材を積み重ね、大勢の神父が同様の罪を犯しているおぞましい実態と、その背後に教会の隠蔽システムが存在する疑惑を探り当てる。やがて9.11同時多発テロ発生による一時中断を余儀なくされながらも、チームは一丸となって教会の罪を暴くために闘い続けるのだった……。

監督:トム・マッカーシー
脚本:トム・マッカーシー、ジョシュ・シンガー
撮影:マサノブ・タカヤナギ
編集:トム・マカードル
出演:マーク・ラファロ、マイケル・キートン、レイチェル・マクアダムス、スタンリー・トゥッチ、リーヴ・シュレイバー ほか

2015年/アメリカ/英語/128分/原題:SPOTLIGHT/

提供:バップ、ロングライド
配給:ロングライド

Photo by Kerry Hayes (C) 2015 SPOTLIGHT FILM, LLC
 
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