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ロバート・クローリー役ヒュー ・ボネヴィル インタビュー

2016年5月5日
ロバート・クローリー役ヒュー ・ボネヴィルロバート・クローリー役ヒュー ・ボネヴィル
※「ダウントン・アビー」シーズン5までのネタバレとなる情報が含まれます。


「ダウントン・アビー」ロバート・クローリー役ヒュー ・ボネヴィル インタビュー

大人気海外ドラマ「ダウントン・アビー」シーズン5が、スターチャンネルにて、2016年5月8日(日)夜11:00より、独占日本初放送。さらにファイナルとなるシーズン6も続いて放送される。

待望の最新シーズンの放送を前にファンの期待は膨らむ一方だが、今回の日本での放送を記念して、「ダウントン・アビー」のキャストや制作者がシーズン5の見どころを語るインタビューを公開する。英国でシーズン5が放送される直前に収録されたインタビューとあって、キャストらは興奮冷めやらぬ様子でシーズン5について語っている。これを読めば、シーズン5の視聴がさらに楽しくなること間違いなし!

今回は、ロバート・クローリー役のヒュー ・ボネヴィルのインタビューを紹介する。(2014年8月15日、シーズン5プレスジャンケットにて収録)

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Q.シーズン5の撮影では、どんなことが最も楽しかったですか?

クリスマススペシャルのセットが組まれたノーサンバーランドのアニック・カースル(城)での撮影が一番のお気に入りかな。景色も素晴らしかったし、伯爵も伯爵夫人も家族みんなが温かい空気だったよ。

外観の一部は「ハリー・ポッター」でも撮影に使われたらしいけど、城内にカメラが入ることが許されたのは僕たちが初めてなんだ。撮影で使った大広間とダイニングはとにかく巨大でとても楽しかったね。間違いなく今シーズンのハイライトだと思うよ。

長い間ハイクレア城とイーリング・スタジオで撮影をしてきた僕たちキャストやスタッフにとって、そういった環境の変化はうれしかったね。みんなにとって絆の深まるいい機会になったよ。


Q.新たにゲスト俳優を迎え入れたことについてどう思いますか?

ゲスト俳優たちはいつも最高だよ。僕たちはサメのプールで泳ぐサメみたいなもので、プール中の魚を全部食べ尽くしちゃっていたんだ。だから新しく入ってきた魚は大喜びで貪るよ(笑)。

アンナ・チャンセラー、リチャード・E・グラント、スー・ジョンストンが新たに加わったし、おなじみのピーター・イーガンやフィービー・ニコールズも戻ってくる。さらに、初々しい若手のマット・バーバー、ペニー・ダウニー、ジェームズ・フォークナーも加わるよ。そういった実力のある魅力なキャストたちが加わってくれるなんてとても心強いね。本当に今シーズンは見逃せないよ。


Q.もしあなたがゲスト俳優を選べるとしたら、誰がいいですか?またその理由は?

そんなのたくさんいすぎるよ!考えたこともなかったなあ。やりたくない人を引っ張ってくるわけにもいかないけれど、マギー・ギレンホールはやってみたいと言ってたよ。彼女なら最高だね。「The Honourable Woman(原題)」(海外ドラマ)を見る限り、マギーならイギリス人もアメリカ人も演じられることは間違いないしね。彼女の英国なまりは完璧だよ。彼女なら文句なしだね。


Q.第1話を見る限り、前シーズンよりも明るいトーンになっている気がします。

メアリーが喪に服していた暗い前シーズンの第1話でも、明るい部分はあったと思うよ。ジュリアン・フェローズ(脚本・クリエイター)は常に明るさの余地を残しているんだ。おそらく今シーズンの第1話には大きな破壊的な変化がないから、その分明るさは増しているかもね。伯爵夫人(マギー・スミス)もいつも通り調子がいいけれど、心の痛むような出来事も乗り越えなければいけないことになるよ。


Q.なぜ本作は国際的に成功したと思いますか?

僕自身、最初に脚本を読んだときはうれしくて仕方なかったんだ。前年にジュリアンと映画「From Time To Time(原題)」をやった時、僕は「他にはどんなストーリーを考えているんだい?」って聞いたら、彼は「田舎の邸宅を舞台に、そこで働く人々の物語を考えているんだ」と言うから、僕が興味を示したら、彼は脚本ができたら読ませてくれると言ったんだ。

その10か月後、脚本を手にした僕は、読むのをやめられないくらい夢中になったよ。最初のエピソードに16~17人くらいのキャラクターが出てくるんだけど、すべてのキャラクターが魅力的に描かれていて、視聴者もそこに惹きつけられたんだと思うね。

それは僕も同じで、もっともっと彼らと時間を過ごしたいし、彼らの生活を知りたいと思ったよ。架空の世界のようだけど、たった一世代前の人々だからね。

ではなぜ、独特な英国文化のドラマがこんなにも世界的に受け入れられたのか? 正直わからないんだよね。さまざまな国の人々の心に響いたことは、とても不思議だけどとてもうれしいことだよ。


Q.海外で広く認知されていることはまだまだ驚きですか?

もちろん。タイのように遠い国でもそうだし、アメリカにもドラマを楽しみにしてくれている人がたくさんいることにも驚いてるよ。「あのドラマすごく面白い」って話しはじめる人々がいると、僕は「『Twenty Twelve(原題)』と『W1A(原題)』(ボネヴィルの出演作)じゃなくて、『ダウントン・アビー』って言って」と期待しちゃうんだよね(笑)。


Q.『ダウントン・アビー』のシーズンの合間に、『W1A』のような他の作品をやれることは楽しいですか?

とても楽しいよ。一年中ずっと同じシリーズをやり続けるなんて気がふれそうだけど、違うことをしてメリハリをつけられることは健康的だしね。ジョン・モートン(『W1A』の脚本家)のスタイルはジュリアンと全然違うんだ。全く違う色のパレットで描いているみたいなものだね。


Q.伯爵の衣装はずっと変わらないですが、女性キャスト陣の衣装の変化はちょっとうらやましかったりしますか?

その通りなんだ。1912年~1924年は特に女性の服装が革新的に変わっていった時代だから、シリーズを通して見ていて楽しいよ。男性の服装の変化なんて、女性のそれと比べ物にならないからね。白いネクタイから黒いネクタイに変わるくらいで、伯爵夫人なんて男性の衣装の変化に全く気付かないしね(笑)。

でも、男性スーツの仕立て方も近代性を感じさせるヒントにはなってるよ。僕にも4~5着の素晴らしいスーツがオーダーメイドされているけど、女性陣の衣装ほど華やかではないよ。今シーズンの衣装は特にすばらしいしね。


Q.1920年代の暮らしは楽しめましたか?

どうだろう。お金と素敵な家があれば楽しいだろうけど、そうじゃなければみじめかもね。「ダウントン・アビー」の世界は素敵だけど、9割の人々はそこまで恵まれていなかったことも忘れちゃいけないようね。これからゼネストの時代に入り、ドイツでも不満の声が上がってくる。1920年代は訪れるには楽しい場所だけど、住みたいかどうかは別の話だね。


(インタビューおわり)

■ダウントン・アビー シーズン5

5月8日(日)よる11:00より
スターチャンネルにて独占日本初放送!
 
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