【NETFLIXアメリカ本社突撃記(その1)】日本よ、これが世界企業だ! 海外で働きたい人必見! NETFLIXの本社を徹底取材

2015年9月、ストリーミングサービスの黒船として、ついに日本上陸を果たした米企業「NETFLIX」。エミー賞獲得ドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」、「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック 塀の中の彼女たち」や、90年代の大人気作品「フルハウス」の続編「フラーハウス」など、次々にヒット作を生み出し、フレッシュな話題を提供し続ける国際企業の実態は?　今回、TVGrooveは、同社のアメリカ本社を訪問。NETFLIXの実態に迫った。

こちらの記事では、文字通り、NETFLIXの本社オフィスに潜入!　日本の会社ではありえない、夢のような仕事場をご覧あれ。



今回の取材のため私たちが訪れたのは、米カリフォルニア州サンフランシスコ。NETFLIXの本社があるロスガトスは、そこからおよそ1時間程度の距離に位置する。人口およそ3万人程度の街だが、多くのハイテク企業が存在し、中でもNETFLIXはここで創業。現地のIT企業を代表する存在となっている。

ハイウェイを降りると、目に入るのは工事中のビルの数々。ロスガトス本社は現在、改装や新築が行われており、ますます拡大していくNETFLIXの勢いをまるで象徴するようだった。ここには1500人あまりが勤務しているそうで、そのほとんどが技術系や制作部の社員であり、いわゆるコンテンツ制作に関わる社員は、米ロサンゼルスのビバリーヒルズオフィスに詰めているとのこと。そのため「廊下でついスターとばったり」なんてラッキーサプライズは起きなかったので、今後の記事に期待することなきよう願います。

なお、上記のビバリーヒルズオフィスは、近々ハリウッドへ移転予定。より大規模なオフィスを構える予定だという、景気のいい話も気前よく披露していただいた。



私たちが通された棟も、昨年12月に使用を開始したばかりのピカピカの新築。そんなオフィスの正面玄関で、まず来訪者を迎えてくれるのは、黄金に輝くトロフィーの数々だった。これは“ドラマ界のアカデミー賞”ともいわれる、エミー賞のもので、NETFLIXが「ハウス・オブ・カード 野望の階段」や「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」といった、自社オリジナルコンテンツを通じて得たもの。自社への誇りと自信が感じられる空間となっている。





これはつまり彼らに言わせるところ、「カルチャーへの祝福」を象徴するもの。複数のビルにおよぶNETFLIX本社は、各フロアごとに世界の大陸をテーマに掲げており、そのうちの一部屋ごとに、テーマにちなんだエンターテインメント作品の名前を付けるなど、あらゆる方向からエンタメ賛美を打ち出しているのだという。



(2)へ続く