アリアナ・グランデ、来日イベント「#Ariフェス」で2100人が大興奮! 時差ボケのせいで「ねむたん」なAriたんだけど、圧倒的歌唱力でファンを魅了

人気歌手アリアナ・グランデ(22)が、最新アルバム「デンジャラス・ウーマン」プロモーションのため、今年4月ぶりに通算7度目の来日。6月15日、都内にてファンを前に記念イベントを行った。

「#Ariフェス」と題されたこのイベントには、アルバム購入者の中から2000名、当日のグッズ購入者から100名の抽選当選者が来場。会場となったZepp DiverCity周辺には、アリアナをテーマにした展示も充実しており、開場前から多くのファンが詰めかけた。

幕が上がり、ファンからの「Ari」コールに応えるようにアリアナがステージに登場すると、会場は大興奮。ブラックのセットアップ姿のアリアナは、ファンの熱気を鎮めるように、ギターの伴奏をバックにした「プロブレム」アコースティックバージョンをシックに歌い上げ、初来日時から話題の圧倒的な歌唱力を見せつけた。

続けてアリアナは、最新アルバムから「ビー・オールライト」、「イントゥ・ユー 」を立て続けに披露。ダンサーと息の合ったパフォーマンスに、ファンの熱気も急上昇。合間には「ダイスキ、トーキョー」と日本語での挨拶も挟むなど、終始ご機嫌な様子だった。ラストは「一緒に歌ってね」と、最新作のリードナンバー「デンジャラス・ウーマン」を熱唱。終盤ではCDとは一味も二味も違う圧倒的な歌声で、2100人のファンを魅了した。



一転してトークコーナーでは、アリアナのキュートな魅力が次々と炸裂。本物の“アリアナ・グランデ”を目前にして、興奮冷めやらぬといった様子の客席は、「I love you! Thank you!」の二言にも大歓声をあげるほど。アリアナ自身もうれしそうな笑顔を見せていた。

最新アルバムについて話が及ぶと、「時間をかけて、パーソナルなプロセスを経て作ってきた作品だから、お気に入りの1曲を選ぶのって本当に難しい。でもこれまでの作品の中で、一番のお気に入りの作品ってことは確かよ」とニッコリ。仮題として公にしていた「ムーンライト」というタイトルから、どうして現行の「デンジャラス・ウーマン」に変わったのかというエピソードに触れ、「女性的で前向き、強く進んでいこうという楽曲が多かったから」と裏話も聞かせてくれた。ちなみにアリアナいわく「スウィートな」楽曲「ムーンライト」は、最新作の1曲目に収録されている。

「すべての過程が本当に楽しかったの。大好きなスタッフや友だちに囲まれていたから。でも特に記憶に残っているエピソードは、仲良しの(シンガーソングライター)ヴィクトリア・モネと一緒にツアーバスで、パジャマを着たまま、作曲したこと。ガーリータイムもあったりね」

制作過程のすべてが「宇宙的、夢のような体験」というほどうまくいったというだけあり、「デンジャラス・ウーマン」は全英チャート、そして70ヶ国のiTunesアルバム・トップチャートでトップを獲得するという好成績を残している。



親日家としての顔も持つアリアナだが、今回の来日では時差ボケがひどく、本人いわく「ねむたん」な状態のため、あまり出かけられていないそう。それでも買い物に出かけたり、久しぶりに同行した母親をお気に入りの場所に案内したり、友人へのプレゼントをゲットしたりと、マイペースに満喫しているとのこと。

最後は早くも次の来日に触れ、去年8月の公演を「ずっと前のことみたい」、「今度は“デンジャラス・ウーマン”ツアーで戻ってきたいわ。みんな来てくれる?」とうれしい予告を投下。“ねむたん”なアリアナは、「おやすみなさい」と日本語で言い残し、ファンの歓声を背にステージを去っていった。