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Netflix「ルーク・ケイジ」主演マイク・コルター初来日インタビュー! 「ルークは皆がそれぞれ自分なりのヒーローになれるように導いていける存在」
2016年8月17日
マイク・コルター (c)TVGroove.com
Netflixオリジナルドラマ「Marvel ルーク・ケイジ」で主人公ルーク・ケイジ役を演じているマイク・コルターが初来日。本作は、9月30日よりオンラインストリーミングが開始される。マイクはインタビューの中で、ルーク・ケイジというキャラクターの魅力から役作り、そしてシリーズの概要についてたっぷり語ってくれた。
「ルーク・ケイジ」は、人体実験によって特殊能力と無敵の皮膚を手に入れた主人公ルークが、現代のニューヨーク市ハーレムで必死に人生を立て直そうとする物語。身を隠そうとするも束の間、ハーレムで正義のために戦いを余儀なくされた彼は、葬り去ったはずの過去と対峙することになる。今回来日したマイク・コルターが、本作の主役ルーク・ケイジを演じる。ルークは、Netflixオリジナルドラマ「Marvel ジェシカ・ジョーンズ」にも登場。今後は、「Marvel デアデビル」「Marvel ジェシカ・ジョーンズ」「アイアン・フィスト(原題)/Iron Fist」に出演するキャラクター4人で結成する「Marvel ザ・ディフェンダーズ」も配信予定となっている。
マイクにとって来日は今回が初。191cmという長身に鍛え抜かれた身体がとにかくカッコいいマイクだが、「日本文化が好きなんだ」と興奮気味に語る顔にはやさしい笑顔が。多忙なスケジュールのため「まだあまり見て回ることができていない」と残念そうに語るも、「朝少し歩き回って、日本食も食べたんだ。お寿司とマッサージが最高だった(笑)」と楽しそうに話す姿はお茶目そのもの。しかし、インタビュー中は、各質問に対しかなり長い時間をかけて真摯に答えてくれた。
1. ブレイドやブラックパンサーのように黒人を主人公にしたスーパー・ヒーローものはあまり多くありません。ルーク・ケイジというヒーローは、黒人にとってなじみ深いヒーローといえるのでしょうか?
僕はコミックの「ルーク・ケイジ」を読んで育ったわけではありません。小さな町の出身で、コミックにアクセスがなかったので。僕が空想していたスーパー・ヒーローは、アフリカ系アメリカ人ではありませんでしたし、肌の色とか考えていませんでした。単純に自分もそういうパワーを持っていたらなと思っていました。これが僕の経験なんです。
でも確かに一部の人で、姿も自分に似ている方が、「自分が彼/彼女だったら」と想像しやすいという方もいると思います。そういう人たちにとってみても、ルークは特別なキャラクターだと思います。特にアフリカ系アメリカ人にとって、ルークはユニークなキャラクターなんです。やっぱりそれは、他のキャラクターよりも先に登場したというタイミング(※)や時代の背景もあったと思いますし、ルークがアメリカ生まれ・育ちのキャラクターで、アメリカ人にとって、ルークがアメリカで生きることを経験しているキャラクターだからこそ、気持ちが入りやすいということもあったのかもしれません。
そういうキャラクターが登場することは、皆にとって嬉しいことにちがいないと思いました。
しかし、実際にそれはアフリカ系アメリカ人に限ったことではないと思います。色々な肌の色の人が僕のところにやってきて、「ルークを楽しみにしている!」と言ってくれるからです。かなりお年をめした白人の男性が僕のところにやってきて、「ずっとこの瞬間を、ルークを待っていたんです」と言う人がいるくらいなんです。だから、多くの人に魅力を感じていただけるスーパー・ヒーローなんだと思っています。
※ルーク・ケイジは、1972年のコミック「Luke Cage, Hero for Hire」で初登場。
2. 黒人の皆さんはスーパー・ヒーローをどう捉えているのでしょうか?もっと黒人のスーパーヒー・ローを見たいと思いますか?
例えば、僕自身がアフリカ系アメリカ人のスーパー・ヒーローを多く見たいかといえば、それは違います。何か強制して行うべきことだとは思っていないからです。ストーリーテリング上うまくハマるのであればいいと思いますが、突然、あるコミュニティーのために、そのコミュニティー出身のヒーローを登場させたり、人種を変えて登場させたりすることは違うと思います。というのも、スーパー・ヒーローというキャラクターに対して、人それぞれ共感の仕方が異なるからです。それを自ら、そのヒーローに似ていないからと、共感の対象を限定していくのは変だと私は思います。視覚的にどうなのかということにとらわれず、キャラクターの魅力というものを考えていくべきだと思います。
僕自身はブルース・リーの大ファンなんです(笑)。小さな時に、僕とブルース・リーが似ていないなんて、一瞬も考えたことはありませんでした。僕が12歳の時、身体のサイズはブルース・リーと同じでしたが(笑)、彼の全ての動きとかを真似して、こういう力を持っていたらって考えていましたが、自分が中国人だったらと一瞬たりとも考えたことはありませんでした。やはり一番いいのは、そのキャラクターの魅力を皆がそのまま受け入れ、自分なりのキャラクターとの共感の仕方をそれぞれ見つけていくことだと思います。
3. スーパー・ヒーローは誰もが共感できる存在と仰っていましたが、マイクさん自身がルーク・ケイジに共感した点は?
面白いんだけど、日本語での質問を聞いていて何を言っているのか分かった気がしたよ(笑)。なんでだか分からないけれど、分かっちゃったんだ!スーパー・パワーかもね(笑)。
役者として、キャラクターに共感ポイントを見つけられるということは、役を演じやすくさせてくれるということなので、どの部分が共感できるのか知っていないといけません。脚本に書かれているところから、自分が人間としてどういう風に共感できるのかをみていかないと、自分で作り上げていく部分が大きくなってしまうからです。
キャスティングの段階から幸運だったことは、マーベルがオーディションの段階なのか、自分自身なのか、何か内在している資質がルークがピッタリだと思いキャスティングしてくれているところがあるからなんです。一番自分が共感するポイントというのは、ルークはメインストリームに今起きていることの部分に、自分を置くことを躊躇するところがあります。僕はSNSをやっていませんが、ルークもたぶんやらないでしょうね(笑)。そういうところも似ていると思います。
また、“全ての問題を自分が解決するべきではない”というルークの考え方、つまり人を助けられるときは人を助けるけれど、その人自身が解決していかなければいけない部分もあるわけで、彼のような能力を持っていれば、日常的に悪人をぶちのめして、自分の考えを押し付けていくこともできるかもしれません。しかし、それは彼のいるコミュニティーの助けにならないと思っているので、どちらかと言えば、ルークは皆がそれぞれ自分なりのヒーローになれるように導いていける存在だと考えています。そして、その考えに共感します。自分もそうですが、自分のことをよく考え、どこを直すべきかよくみて、助けられる人は助けていこうと考えているのがルークなんです。
というのも、ルークは自分のやっていない罪で投獄されていたのですが、投獄中の彼は力を持っている男でありながらも、すごく頭で考える聡明な人間でもあります。ですので、投獄中に自分なりに考えた結果なんだと思います。それが外に出た時、すごく彼は助けたという風に思います。彼の抑制の効いた行動に共感します。
4. ルークを演じるためにどういったアプローチで役作りを行いましたか?ジェシカ・ジョーンズに登場した際は助演という立場でしたが、「ルーク・ケイジ」では主演をはります。役作りの一連の流れについて教えてください。
「ジェシカ・ジョーンズ」の際は助演という役回りではありましたが、ちょっと距離を置いて観察してから自分で実践するということは、何事においても助けになると思っています。必ずしもそういう形でやらせてもらえないので、そういう形でやらせてもらえて、役作りの大きな助けになりました。特にコミックスはありますが、今回アプローチとして、現在に舞台を移していたり、テーマ的にも原作に忠実でありながらも、違う方向性をいくので、直接コミックスを参考にしたわけではありません。ですので、ルークが誰であるのか、「ジェシカ・ジョーンズ」の世界とどういった関わりを持っているのかを知る、いいウォームアップになったと感じています。
彼は言葉であまり説明されないキャラクターでもあります。だから、彼がどんな人生を歩んできたかということを表現するのに、大きな手がかりとなっていて、そのために自分もジェシカとの繋がり方などを気にしました。ジェシカとの関係はとても面白いですよね。サポートをしつつも、同時に距離もとっていました。2人をみれば、性的な相性も含め惹かれあっているのがすごく感じられますし、お互いに対したくさんの秘密を持っていることも見て取れます。加えて、ジェシカとルークのルックスは全く異なります。それぞれの住んでいた世界も違います。全く違うからこそ惹かれ合うカップルもいるわけですが、その2人の関係の中で、ジェシカがルークのどういった部分に惚れるのか、彼自身が誰なのかを、ルークの過去にあまり踏み込まず演じられたのがとても助けになりました。こう言えば軽く聞こえてしまうかもしれませんが、ある意味前菜のような感じでした。そこから、今回「ルーク・ケイジ」で、ルークとじっくり向き合うことができました。
5. 「ルーク・ケイジ」は、「ジェシカ・ジョーンズ」や「デアデビル」、他の「アベンジャーズ」作品とは全く色が違うと監督が仰っていましたが、どういう魅力の違いがあると思いますか?
今の時代、人々は人生の色々なタイミングで、やり直したいことが何かしらあると思います。ルーク自身も人生で様々な経験を経てきました。「ジェシカ・ジョーンズ」を見て、ルークに妻がいたり、投獄されていた過去がわかったかと思います。うまくいくかどうかわかりませんが、人というのは何かやり直したいという気持ちを持つもので、その点に共感できると思います。私たちは一日の3分の1を寝て過ごしていて、もしその時間を起きていられるのであれば、もう一つのキャリア、もう一つの人生だって歩むことができるわけです。ルークに関しては、幸せだったり、自分のやりたいことをやって満足感を得られるかということを模索しているんです。
シリーズが始まった時、彼はそれを見つけられずにいます。ある意味ニュートラルな状態でいるんです。そこから、ある人物に出会い、ハーレムというコミュニティと触れ合い、自分より大きなものが動いていて、自分が必要とされていく。必要とされることと目的意識というものが重なって、ルークは人の役に立ちたいと思うようになるのと同時に、自分自身の心の平穏というのを見出していくわけです。ルーク自身、仕事も含めブルーカラーなわけで、自分の人生を何か大切なものに懸けたいという想いというものも、皆さんの共感を得る部分なんじゃないかなと思っています。
6. 「ルーク・ケイジ」や「ディフェンダーズ」について話せる範囲で教えてください。
「ディフェンダーズ」の脚本は、まだ一文字たりとも読んでいないんです。ですので、何も知らないんです。4人(デアデビル、ジェシカ・ジョーンズ、ルーク・ケイジ、アイアン・フィスト)が一緒に戦うということしかわからないのですが、私が個人的に楽しみにしているのが、デアデビルとアイアン・フィストがどうやって出会うかということです。突然部屋に入って来て、「やあ!今日からディフェンダーズとして一緒に戦おう!」ってことにはならないと思うので(笑)。どういう展開があって共闘することになるのか、という部分が、このシリーズの面白い部分になっていくのではないかと思っています。敵に関しても全くわからないんです。
ただし、一つ想像するならば、夜間の戦いが多くなりそうですよね。だって、デアデビルとアイアン・フィストですから!(笑)。
(インタビュー、終わり)
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【動画】「Marvel ルーク・ケイジ」予告編
■公開情報
「Marvel ルーク・ケイジ」
2016年9月30日より、Netflixにてオンラインストリーミング開始
© Netflix. All Rights Reserved.
■Netflixについて
世界最大級のオンラインストリーミングサービス。190以上の国で7500万人のメンバーが利用している。オリジナルコンテンツ、ドキュメンタリー、長編映画など、1日1億2500万時間を超える映画やドラマを配信。
メンバーはあらゆるインターネット接続デバイスで、好きな時に、好きな場所から、好きなだけオンライン視聴可能す。コマーシャルや契約期間の拘束は一切なく、思いのままに再生、一時停止、再開することができる。
・公式サイト : Netflix.com/jp
・公式ツイッター : @NetflixJP
・公式フェイスブック : facebook.com/netflixjp
・公式チャンネル : youtube.com/c/NetflixJP
「ルーク・ケイジ」は、人体実験によって特殊能力と無敵の皮膚を手に入れた主人公ルークが、現代のニューヨーク市ハーレムで必死に人生を立て直そうとする物語。身を隠そうとするも束の間、ハーレムで正義のために戦いを余儀なくされた彼は、葬り去ったはずの過去と対峙することになる。今回来日したマイク・コルターが、本作の主役ルーク・ケイジを演じる。ルークは、Netflixオリジナルドラマ「Marvel ジェシカ・ジョーンズ」にも登場。今後は、「Marvel デアデビル」「Marvel ジェシカ・ジョーンズ」「アイアン・フィスト(原題)/Iron Fist」に出演するキャラクター4人で結成する「Marvel ザ・ディフェンダーズ」も配信予定となっている。
マイクにとって来日は今回が初。191cmという長身に鍛え抜かれた身体がとにかくカッコいいマイクだが、「日本文化が好きなんだ」と興奮気味に語る顔にはやさしい笑顔が。多忙なスケジュールのため「まだあまり見て回ることができていない」と残念そうに語るも、「朝少し歩き回って、日本食も食べたんだ。お寿司とマッサージが最高だった(笑)」と楽しそうに話す姿はお茶目そのもの。しかし、インタビュー中は、各質問に対しかなり長い時間をかけて真摯に答えてくれた。
1. ブレイドやブラックパンサーのように黒人を主人公にしたスーパー・ヒーローものはあまり多くありません。ルーク・ケイジというヒーローは、黒人にとってなじみ深いヒーローといえるのでしょうか?
僕はコミックの「ルーク・ケイジ」を読んで育ったわけではありません。小さな町の出身で、コミックにアクセスがなかったので。僕が空想していたスーパー・ヒーローは、アフリカ系アメリカ人ではありませんでしたし、肌の色とか考えていませんでした。単純に自分もそういうパワーを持っていたらなと思っていました。これが僕の経験なんです。
でも確かに一部の人で、姿も自分に似ている方が、「自分が彼/彼女だったら」と想像しやすいという方もいると思います。そういう人たちにとってみても、ルークは特別なキャラクターだと思います。特にアフリカ系アメリカ人にとって、ルークはユニークなキャラクターなんです。やっぱりそれは、他のキャラクターよりも先に登場したというタイミング(※)や時代の背景もあったと思いますし、ルークがアメリカ生まれ・育ちのキャラクターで、アメリカ人にとって、ルークがアメリカで生きることを経験しているキャラクターだからこそ、気持ちが入りやすいということもあったのかもしれません。
そういうキャラクターが登場することは、皆にとって嬉しいことにちがいないと思いました。
しかし、実際にそれはアフリカ系アメリカ人に限ったことではないと思います。色々な肌の色の人が僕のところにやってきて、「ルークを楽しみにしている!」と言ってくれるからです。かなりお年をめした白人の男性が僕のところにやってきて、「ずっとこの瞬間を、ルークを待っていたんです」と言う人がいるくらいなんです。だから、多くの人に魅力を感じていただけるスーパー・ヒーローなんだと思っています。
※ルーク・ケイジは、1972年のコミック「Luke Cage, Hero for Hire」で初登場。
「ルーク・ケイジ」場面写真 © Netflix. All Rights Reserved.
2. 黒人の皆さんはスーパー・ヒーローをどう捉えているのでしょうか?もっと黒人のスーパーヒー・ローを見たいと思いますか?
例えば、僕自身がアフリカ系アメリカ人のスーパー・ヒーローを多く見たいかといえば、それは違います。何か強制して行うべきことだとは思っていないからです。ストーリーテリング上うまくハマるのであればいいと思いますが、突然、あるコミュニティーのために、そのコミュニティー出身のヒーローを登場させたり、人種を変えて登場させたりすることは違うと思います。というのも、スーパー・ヒーローというキャラクターに対して、人それぞれ共感の仕方が異なるからです。それを自ら、そのヒーローに似ていないからと、共感の対象を限定していくのは変だと私は思います。視覚的にどうなのかということにとらわれず、キャラクターの魅力というものを考えていくべきだと思います。
僕自身はブルース・リーの大ファンなんです(笑)。小さな時に、僕とブルース・リーが似ていないなんて、一瞬も考えたことはありませんでした。僕が12歳の時、身体のサイズはブルース・リーと同じでしたが(笑)、彼の全ての動きとかを真似して、こういう力を持っていたらって考えていましたが、自分が中国人だったらと一瞬たりとも考えたことはありませんでした。やはり一番いいのは、そのキャラクターの魅力を皆がそのまま受け入れ、自分なりのキャラクターとの共感の仕方をそれぞれ見つけていくことだと思います。
3. スーパー・ヒーローは誰もが共感できる存在と仰っていましたが、マイクさん自身がルーク・ケイジに共感した点は?
面白いんだけど、日本語での質問を聞いていて何を言っているのか分かった気がしたよ(笑)。なんでだか分からないけれど、分かっちゃったんだ!スーパー・パワーかもね(笑)。
役者として、キャラクターに共感ポイントを見つけられるということは、役を演じやすくさせてくれるということなので、どの部分が共感できるのか知っていないといけません。脚本に書かれているところから、自分が人間としてどういう風に共感できるのかをみていかないと、自分で作り上げていく部分が大きくなってしまうからです。
キャスティングの段階から幸運だったことは、マーベルがオーディションの段階なのか、自分自身なのか、何か内在している資質がルークがピッタリだと思いキャスティングしてくれているところがあるからなんです。一番自分が共感するポイントというのは、ルークはメインストリームに今起きていることの部分に、自分を置くことを躊躇するところがあります。僕はSNSをやっていませんが、ルークもたぶんやらないでしょうね(笑)。そういうところも似ていると思います。
また、“全ての問題を自分が解決するべきではない”というルークの考え方、つまり人を助けられるときは人を助けるけれど、その人自身が解決していかなければいけない部分もあるわけで、彼のような能力を持っていれば、日常的に悪人をぶちのめして、自分の考えを押し付けていくこともできるかもしれません。しかし、それは彼のいるコミュニティーの助けにならないと思っているので、どちらかと言えば、ルークは皆がそれぞれ自分なりのヒーローになれるように導いていける存在だと考えています。そして、その考えに共感します。自分もそうですが、自分のことをよく考え、どこを直すべきかよくみて、助けられる人は助けていこうと考えているのがルークなんです。
というのも、ルークは自分のやっていない罪で投獄されていたのですが、投獄中の彼は力を持っている男でありながらも、すごく頭で考える聡明な人間でもあります。ですので、投獄中に自分なりに考えた結果なんだと思います。それが外に出た時、すごく彼は助けたという風に思います。彼の抑制の効いた行動に共感します。
(c)TVGroove.com
4. ルークを演じるためにどういったアプローチで役作りを行いましたか?ジェシカ・ジョーンズに登場した際は助演という立場でしたが、「ルーク・ケイジ」では主演をはります。役作りの一連の流れについて教えてください。
「ジェシカ・ジョーンズ」の際は助演という役回りではありましたが、ちょっと距離を置いて観察してから自分で実践するということは、何事においても助けになると思っています。必ずしもそういう形でやらせてもらえないので、そういう形でやらせてもらえて、役作りの大きな助けになりました。特にコミックスはありますが、今回アプローチとして、現在に舞台を移していたり、テーマ的にも原作に忠実でありながらも、違う方向性をいくので、直接コミックスを参考にしたわけではありません。ですので、ルークが誰であるのか、「ジェシカ・ジョーンズ」の世界とどういった関わりを持っているのかを知る、いいウォームアップになったと感じています。
彼は言葉であまり説明されないキャラクターでもあります。だから、彼がどんな人生を歩んできたかということを表現するのに、大きな手がかりとなっていて、そのために自分もジェシカとの繋がり方などを気にしました。ジェシカとの関係はとても面白いですよね。サポートをしつつも、同時に距離もとっていました。2人をみれば、性的な相性も含め惹かれあっているのがすごく感じられますし、お互いに対したくさんの秘密を持っていることも見て取れます。加えて、ジェシカとルークのルックスは全く異なります。それぞれの住んでいた世界も違います。全く違うからこそ惹かれ合うカップルもいるわけですが、その2人の関係の中で、ジェシカがルークのどういった部分に惚れるのか、彼自身が誰なのかを、ルークの過去にあまり踏み込まず演じられたのがとても助けになりました。こう言えば軽く聞こえてしまうかもしれませんが、ある意味前菜のような感じでした。そこから、今回「ルーク・ケイジ」で、ルークとじっくり向き合うことができました。
5. 「ルーク・ケイジ」は、「ジェシカ・ジョーンズ」や「デアデビル」、他の「アベンジャーズ」作品とは全く色が違うと監督が仰っていましたが、どういう魅力の違いがあると思いますか?
今の時代、人々は人生の色々なタイミングで、やり直したいことが何かしらあると思います。ルーク自身も人生で様々な経験を経てきました。「ジェシカ・ジョーンズ」を見て、ルークに妻がいたり、投獄されていた過去がわかったかと思います。うまくいくかどうかわかりませんが、人というのは何かやり直したいという気持ちを持つもので、その点に共感できると思います。私たちは一日の3分の1を寝て過ごしていて、もしその時間を起きていられるのであれば、もう一つのキャリア、もう一つの人生だって歩むことができるわけです。ルークに関しては、幸せだったり、自分のやりたいことをやって満足感を得られるかということを模索しているんです。
シリーズが始まった時、彼はそれを見つけられずにいます。ある意味ニュートラルな状態でいるんです。そこから、ある人物に出会い、ハーレムというコミュニティと触れ合い、自分より大きなものが動いていて、自分が必要とされていく。必要とされることと目的意識というものが重なって、ルークは人の役に立ちたいと思うようになるのと同時に、自分自身の心の平穏というのを見出していくわけです。ルーク自身、仕事も含めブルーカラーなわけで、自分の人生を何か大切なものに懸けたいという想いというものも、皆さんの共感を得る部分なんじゃないかなと思っています。
「ルーク・ケイジ」場面写真 © Netflix. All Rights Reserved.
6. 「ルーク・ケイジ」や「ディフェンダーズ」について話せる範囲で教えてください。
「ディフェンダーズ」の脚本は、まだ一文字たりとも読んでいないんです。ですので、何も知らないんです。4人(デアデビル、ジェシカ・ジョーンズ、ルーク・ケイジ、アイアン・フィスト)が一緒に戦うということしかわからないのですが、私が個人的に楽しみにしているのが、デアデビルとアイアン・フィストがどうやって出会うかということです。突然部屋に入って来て、「やあ!今日からディフェンダーズとして一緒に戦おう!」ってことにはならないと思うので(笑)。どういう展開があって共闘することになるのか、という部分が、このシリーズの面白い部分になっていくのではないかと思っています。敵に関しても全くわからないんです。
ただし、一つ想像するならば、夜間の戦いが多くなりそうですよね。だって、デアデビルとアイアン・フィストですから!(笑)。
(インタビュー、終わり)
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■公開情報
「Marvel ルーク・ケイジ」
2016年9月30日より、Netflixにてオンラインストリーミング開始
© Netflix. All Rights Reserved.
© Netflix. All Rights Reserved.
■Netflixについて
世界最大級のオンラインストリーミングサービス。190以上の国で7500万人のメンバーが利用している。オリジナルコンテンツ、ドキュメンタリー、長編映画など、1日1億2500万時間を超える映画やドラマを配信。
メンバーはあらゆるインターネット接続デバイスで、好きな時に、好きな場所から、好きなだけオンライン視聴可能す。コマーシャルや契約期間の拘束は一切なく、思いのままに再生、一時停止、再開することができる。
・公式サイト : Netflix.com/jp
・公式ツイッター : @NetflixJP
・公式フェイスブック : facebook.com/netflixjp
・公式チャンネル : youtube.com/c/NetflixJP
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