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「ギルモア・ガールズ:イヤー・イン・ライフ」の仲よし親子にインタビュー! 「同じ舞台に戻れて、感謝」
2016年11月30日
(左から)アレクシス・ブレデル、ローレン・グラハム
WENN.com
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今年2月、2000年から2007年まで放送された、当時を代表する人気ドラマ「ギルモア・ガールズ」の新作エピソードが、Netflixで放送されることが正式に決定。続編の制作を長らく待ち望んでいたファンからは、歓喜の声が挙がった。そしてついに、11月25日より配信がスタートした本作の母娘キャストに、インタビューを行った。
「ギルモア・ガールズ」は、ギルモア家の女性たちを主人公にしたファミリー・ドラマ。祖母、母、娘の三代にわたる女性たちが繰り広げる、等身大で心温まるエピソードが当時人気を集めた。新シリーズ「ギルモア・ガールズ:イヤー・イン・ライフ」では、主役の母娘のほかに、祖母エミリー役ケリー・ビショップ、ルーク役スコット・パターソン、スーキー役メリッサ・マッカーシーなどオリジナルキャストが再集結。ギルモア家の女性たちに訪れる変化を、4つの季節「冬」「春」「夏」「秋」の中で描いていく。
今回TVグルーヴは、母ローレライ役ローレン・グラハムと、娘ローリー役アレクシス・ブレデルの2人に、10年の時を経て戻ってきた感想や撮影中の思い出について話を伺った。
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Q. 10年の時を経て、「ギルモア・ガールズ」シリーズにカムバックされたときの気持ちを教えてください。
グラハム:信じられない気持ちでした。このようなことは、なかなかないことだとわかっていたので、とても感動しました。普通は、過去を振り返り、「とてもすごいことだったんだ。人生のなかの大きな1章だったのだ」と懐かしむだけで、また同じ舞台に戻ることはできないものです。でも今回は、終わることなき家族の再会が実現しました。長い間会っていなかった人々に次々に会うことができて、オリジナルのときよりも、ずっと感謝する気持ちになりました。
Q. 10年の間、誰かと仕事以外で連絡を取り合うことはありましたか?
ブレデル:はい、もちろん。ここ数年、(クリエイターの)エイミー(・シャーマン=パラディーノ)と連絡を取り続けていて、彼女が私たちの様子を伺いながら、物語を継続させたいかどうか、確認してくれました。彼女の頭の中で、登場キャラクターはいまだ鮮明に生きていて、もっと伝えたい物語があったのです。復活については、いつも話し合っていました。
Q. インターネット上で、セットでの嬉しい再会の様子などの写真を見ることができました。
グラハム:制作側は、なるべく静かにしていたかったようなのですが...(笑)。このシリーズは基本的に、家族やその関係性について描いています。驚くべき大事件が起こるようなものではありませんが、献身的なファンの楽しみを奪わないためにも、(配信前は)なるべく情報を見せずにいたかったのです。そのため、私たちもソーシャルメディア上で写真をシェアしないようにしていました。皆さんが見た写真は、誤って投稿されてしまったものだと思います(笑)。シェア禁止だということを知らない人が投稿してしまって、皆が慌てて、「それはダメよ!」と大騒ぎするという(笑)。
前回と違うのは、ワーナー・ブラザースの撮影スタジオで、一般向けのツアーが行われていることですね。ツアー客を乗せたトラムが見えると、慌てて隠れることもしばしばでした(笑)。まるで、誰かがオフィスの中を車で通過するようなもの。「どうも、こんにちは。今、ここで仕事中なのですよ」と挨拶したり…(笑)。それでも、あの頃に戻れるなんて、本当に嬉しいことでした。
Q. 新シリーズでの役作りにおいて、この10年間がどのような影響を与えていますか?
ブレデル:純粋に成長したと思います。新シリーズは、実際の時の経過をリアルに反映していますから、私もキャラクターも同じだけ年を取っています。ローリーは仕事をしていて、故郷から離れて暮らし、祖父のお葬式で里帰りします。そこからストーリーが始まるのですが……。同じキャラクターの成熟したバージョンを見ていただけたらと思います。
Q. ローリーの10年間はどのようなものだったという設定なのですか?
ブレデル:彼女はジャーナリストとしてキャリアを始めたのですが、新聞は衰え、業界が大きく変化している時代。ときには、友人宅のソファで雑魚寝したりしながら、様々なニュースを追いかけ、向かうべきところに駆けつけ、献身的に仕事をしています。でも、少し空回りしている部分もあり、自分自身を取り戻そうと奮闘しています。キャリアが、最初に思い描いていたのとは違う方向に向かっており、状況を再評価しようとしているのです。
Q. 最初に思い描いていた方向とは?
ブレデル:懸命に働いて、キャリアで成功することです。学力においても目標志向型で、キャリアを始めたときにも、高い目標を立て、影響力のある記事を書こうとしていたと思います。何本か、そうした記事を書くことができ、成功もありましたが、彼女自身の目標は、もっと高くて。一生懸命、よじ登ろうとしているのだと思います。
Q. グラハム(母ローレライ役)さんにとって、この10年はどのようなものでしたか?
グラハム:俳優としては、この間に「ペアレントフッド」という作品に出演して、新しい視野が生まれたと思います。(「ギルモア・ガールズ」の)台詞が多く、早口で、映画的なテイストも好きだったのですが、「ペアレントフッド」はより感情的なものだったので、今回の新シリーズで、両方で培った視野を生かせたと思っています。
私たちが俳優として進化したように、シリーズ自体も進化しています。ローレライの父役であった俳優エド・ハーマンが亡くなった悲しみを、物語のなかで描いているのですが、それぞれのキャラクターがその喪失感をどのように受け止めるのかを表現していきます。ローレライは、いくつになっても10代のような女性でしたが、親を亡くすという現実に向き合い、成長し、自分の人生をどのように生きていくか真に考えることになるのです。(ハーマンまたは、ハーマン役の死は)他のキャラクターにも、それぞれの変化をもたらします。新シリーズは、オリジナル版の楽しさを保ちつつ、より感情的で深みのあるものになっていると言えるでしょう。
Q. オリジナル版で描かれているキャラクターが若すぎて共感できなかった視聴者でも、新シリーズのキャラクターには共感できる部分が多そうですね。
グラハム:私もそう思います。特に、ローレライの母の物語は、個人的にもとても興味深く、共感できる女性が多いと思います。夫を亡くした今、さてどうするのか、ということは、年齢にかかわらずリアルなテーマで、共感する部分が多いと思います。
Q. 新シリーズは、春夏秋冬の各季節をテーマにした4話という、オリジナル版とは違う設定で描かれるそうですね。
グラハム:私がこのシリーズで好きなのは、季節感があるところでもあります。クリスマスのフェスティバルや、料理フェア、干し草の迷路など、町で行われるイベントが描かれるのですが、季節ごとのエピソードにすることにより、そうしたイベントをフィーチャーすることができます。
撮影においても、雪のなかで全場面を撮影したと思ったら、次は落ち葉のなかで全場面を撮影し……と、大忙しではあるのですが。町にとって、季節ごとのイベントは象徴的で大切なものなので、その楽しさに焦点を当てるというのは、完璧なシナリオだと思います。90分のエピソード4本を通して、1年を描くというのは、巧みな方法です。
Q. 従来のテレビシリーズとは異なり、すべてのエピソードを同時に撮影したのですよね?
グラハム:はい、すべて同時に撮影されました。舞台となる町で撮影するタイミングを見つけることは、まるでパズルのピースを探すような作業でした。同じセットで、他の作品も撮影されていたため、ほんの短い期間しか使えなかったのです。例えば、「グリース・ライブ!」というミュージカル作品も、同じセットで進行していて、それが終わるまで待たなければなりませんでした。いざ、撮影が始まったら、違う季節のセットを次々に作らなければならず…。一時はエルニーニョ現象の問題があり、外で撮影できない危機もあったのですが、なんとかうまくいきました。そのほか、いろいろなことを乗り越えて、無事、撮影を行うことができたのです。
Q. 俳優として、映画のようにすべてのエピソードを同時に撮影するスタイルのほうがやりやすいですか?
グラハム&ブレデル:はい。
グラハム:基本的に、作品の撮影には、スタミナが必要とされます。たくさんの台詞があり、ミスが許されない長回しのショットがあり、最初は大喜びで撮影に臨むものの、徐々に大変になっていきます。そんなとき、終わりが見えていると、ペース配分もしやすく、助かるものです。
オリジナルでは、22話を7シーズン撮影したわけですが、1~2カ月の夏休みはあるものの、仕事に戻った瞬間、休みのことなど忘れてしまいました。とにかく、体力を維持することが大変だったので、今回のようなスタイルのほうが、より体力管理がしやすいです。映画とテレビのハイブリッドという最高の形だと思います。
Q. ロングヒットしたオリジナル版のファンはもちろん、新シリーズには、新しいファンや若い層もついてくると思うのですが、どのような点をアピールしたいですか?
グラハム:オリジナル・シリーズでも新シリーズでも同じことなのですが、このシリーズはある種、変わっています(笑)。モダンでありながら、古風でもあって、時代を超えていると思います。なにより、見ていて幸せな気分になれます。家族のいがみ合いやメンバーの死、様々なドラマがあっても、皆が助け合い、協力し合う町の物語で、常軌を逸した登場人物が集まっているのです。脚本には深みがあり、楽しくて、スピード感もある。洗練されていて、楽しく見ていただけるものです。中核となる母娘の友情は、誰もが欲していたり、実際に築いていたりすると思います。どちらにしても、楽しい友情関係です。自分の母がベスト・フレンドなのですから。
Q. 作品のなかで、2人がぶつかることはあるのですか?
ブレデル:そうですね、お互い長い間会っていなかったわけで、たくさん、取り戻すことがあります。この2人のように、深い絆で結ばれている人同士が長く離れていれば、再び一緒になるにあたり、取り戻さなければならないことがたくさんあり、なかには、ぶつかることもあるはずです。感情的なアップダウンもあり、元のように一緒になるのは単純なことではありません。そういう意味で、いい設定だと思います。
(インタビューおわり)
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インタビュー直前、グラハムは、我々日本人記者に対し、「私の母は、布教者の娘として仙台と東京で育ったのです。祖父が仙台に作った教会は、今も同じ場所にあります。母は流ちょうな日本語を話し、私も何度も訪れたことがあるのです」と、日本とゆかりがあることを明かしてくれた。「日本はとても親近感があり、大好きな国です」と語った彼女の顔には満面の笑みが。日本の「ギルモア・ガールズ」ファンにとってうれしい事実に、記者全員が温かい気持ちになった。
10年の時を経て、母娘はもちろん、スターズ・ホローの住人はどのように変わったのか?「ギルモア・ガールズ:イヤー・イン・ライフ」で確かめていただきたい。
【動画】「ギルモア・ガールズ:イヤー・イン・ライフ」予告編
■Netflixについて
世界最大級のオンラインストリーミングサービス。190以上の国で8600万人のメンバーが利用している。オリジナルコンテンツ、ドキュメンタリー、長編映画など、1日1億2500万時間を超える映画やドラマを配信。
メンバーはあらゆるインターネット接続デバイスで、好きな時に、好きな場所から、好きなだけオンライン視聴可能です。コマーシャルや契約期間の拘束は一切なく、思いのままに再生、一時停止、再開することができる。
・公式サイト : Netflix.com/jp
・公式ツイッター : @NetflixJP
・公式フェイスブック : facebook.com/netflixjp
・公式チャンネル : youtube.com/c/NetflixJP
「ギルモア・ガールズ」は、ギルモア家の女性たちを主人公にしたファミリー・ドラマ。祖母、母、娘の三代にわたる女性たちが繰り広げる、等身大で心温まるエピソードが当時人気を集めた。新シリーズ「ギルモア・ガールズ:イヤー・イン・ライフ」では、主役の母娘のほかに、祖母エミリー役ケリー・ビショップ、ルーク役スコット・パターソン、スーキー役メリッサ・マッカーシーなどオリジナルキャストが再集結。ギルモア家の女性たちに訪れる変化を、4つの季節「冬」「春」「夏」「秋」の中で描いていく。
今回TVグルーヴは、母ローレライ役ローレン・グラハムと、娘ローリー役アレクシス・ブレデルの2人に、10年の時を経て戻ってきた感想や撮影中の思い出について話を伺った。
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Q. 10年の時を経て、「ギルモア・ガールズ」シリーズにカムバックされたときの気持ちを教えてください。
グラハム:信じられない気持ちでした。このようなことは、なかなかないことだとわかっていたので、とても感動しました。普通は、過去を振り返り、「とてもすごいことだったんだ。人生のなかの大きな1章だったのだ」と懐かしむだけで、また同じ舞台に戻ることはできないものです。でも今回は、終わることなき家族の再会が実現しました。長い間会っていなかった人々に次々に会うことができて、オリジナルのときよりも、ずっと感謝する気持ちになりました。
Q. 10年の間、誰かと仕事以外で連絡を取り合うことはありましたか?
ブレデル:はい、もちろん。ここ数年、(クリエイターの)エイミー(・シャーマン=パラディーノ)と連絡を取り続けていて、彼女が私たちの様子を伺いながら、物語を継続させたいかどうか、確認してくれました。彼女の頭の中で、登場キャラクターはいまだ鮮明に生きていて、もっと伝えたい物語があったのです。復活については、いつも話し合っていました。
TCA会場にて (左から)アレクシス・ブレデル、エイミー・シャーマン=パラディーノ、ローレン・グラハム
© Netflix. All Rights Reserved.
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Q. インターネット上で、セットでの嬉しい再会の様子などの写真を見ることができました。
グラハム:制作側は、なるべく静かにしていたかったようなのですが...(笑)。このシリーズは基本的に、家族やその関係性について描いています。驚くべき大事件が起こるようなものではありませんが、献身的なファンの楽しみを奪わないためにも、(配信前は)なるべく情報を見せずにいたかったのです。そのため、私たちもソーシャルメディア上で写真をシェアしないようにしていました。皆さんが見た写真は、誤って投稿されてしまったものだと思います(笑)。シェア禁止だということを知らない人が投稿してしまって、皆が慌てて、「それはダメよ!」と大騒ぎするという(笑)。
前回と違うのは、ワーナー・ブラザースの撮影スタジオで、一般向けのツアーが行われていることですね。ツアー客を乗せたトラムが見えると、慌てて隠れることもしばしばでした(笑)。まるで、誰かがオフィスの中を車で通過するようなもの。「どうも、こんにちは。今、ここで仕事中なのですよ」と挨拶したり…(笑)。それでも、あの頃に戻れるなんて、本当に嬉しいことでした。
Q. 新シリーズでの役作りにおいて、この10年間がどのような影響を与えていますか?
ブレデル:純粋に成長したと思います。新シリーズは、実際の時の経過をリアルに反映していますから、私もキャラクターも同じだけ年を取っています。ローリーは仕事をしていて、故郷から離れて暮らし、祖父のお葬式で里帰りします。そこからストーリーが始まるのですが……。同じキャラクターの成熟したバージョンを見ていただけたらと思います。
Q. ローリーの10年間はどのようなものだったという設定なのですか?
ブレデル:彼女はジャーナリストとしてキャリアを始めたのですが、新聞は衰え、業界が大きく変化している時代。ときには、友人宅のソファで雑魚寝したりしながら、様々なニュースを追いかけ、向かうべきところに駆けつけ、献身的に仕事をしています。でも、少し空回りしている部分もあり、自分自身を取り戻そうと奮闘しています。キャリアが、最初に思い描いていたのとは違う方向に向かっており、状況を再評価しようとしているのです。
Q. 最初に思い描いていた方向とは?
ブレデル:懸命に働いて、キャリアで成功することです。学力においても目標志向型で、キャリアを始めたときにも、高い目標を立て、影響力のある記事を書こうとしていたと思います。何本か、そうした記事を書くことができ、成功もありましたが、彼女自身の目標は、もっと高くて。一生懸命、よじ登ろうとしているのだと思います。
アレクシス・ブレデル
© Netflix. All Rights Reserved.
© Netflix. All Rights Reserved.
Q. グラハム(母ローレライ役)さんにとって、この10年はどのようなものでしたか?
グラハム:俳優としては、この間に「ペアレントフッド」という作品に出演して、新しい視野が生まれたと思います。(「ギルモア・ガールズ」の)台詞が多く、早口で、映画的なテイストも好きだったのですが、「ペアレントフッド」はより感情的なものだったので、今回の新シリーズで、両方で培った視野を生かせたと思っています。
私たちが俳優として進化したように、シリーズ自体も進化しています。ローレライの父役であった俳優エド・ハーマンが亡くなった悲しみを、物語のなかで描いているのですが、それぞれのキャラクターがその喪失感をどのように受け止めるのかを表現していきます。ローレライは、いくつになっても10代のような女性でしたが、親を亡くすという現実に向き合い、成長し、自分の人生をどのように生きていくか真に考えることになるのです。(ハーマンまたは、ハーマン役の死は)他のキャラクターにも、それぞれの変化をもたらします。新シリーズは、オリジナル版の楽しさを保ちつつ、より感情的で深みのあるものになっていると言えるでしょう。
Q. オリジナル版で描かれているキャラクターが若すぎて共感できなかった視聴者でも、新シリーズのキャラクターには共感できる部分が多そうですね。
グラハム:私もそう思います。特に、ローレライの母の物語は、個人的にもとても興味深く、共感できる女性が多いと思います。夫を亡くした今、さてどうするのか、ということは、年齢にかかわらずリアルなテーマで、共感する部分が多いと思います。
Q. 新シリーズは、春夏秋冬の各季節をテーマにした4話という、オリジナル版とは違う設定で描かれるそうですね。
グラハム:私がこのシリーズで好きなのは、季節感があるところでもあります。クリスマスのフェスティバルや、料理フェア、干し草の迷路など、町で行われるイベントが描かれるのですが、季節ごとのエピソードにすることにより、そうしたイベントをフィーチャーすることができます。
撮影においても、雪のなかで全場面を撮影したと思ったら、次は落ち葉のなかで全場面を撮影し……と、大忙しではあるのですが。町にとって、季節ごとのイベントは象徴的で大切なものなので、その楽しさに焦点を当てるというのは、完璧なシナリオだと思います。90分のエピソード4本を通して、1年を描くというのは、巧みな方法です。
Q. 従来のテレビシリーズとは異なり、すべてのエピソードを同時に撮影したのですよね?
グラハム:はい、すべて同時に撮影されました。舞台となる町で撮影するタイミングを見つけることは、まるでパズルのピースを探すような作業でした。同じセットで、他の作品も撮影されていたため、ほんの短い期間しか使えなかったのです。例えば、「グリース・ライブ!」というミュージカル作品も、同じセットで進行していて、それが終わるまで待たなければなりませんでした。いざ、撮影が始まったら、違う季節のセットを次々に作らなければならず…。一時はエルニーニョ現象の問題があり、外で撮影できない危機もあったのですが、なんとかうまくいきました。そのほか、いろいろなことを乗り越えて、無事、撮影を行うことができたのです。
Q. 俳優として、映画のようにすべてのエピソードを同時に撮影するスタイルのほうがやりやすいですか?
グラハム&ブレデル:はい。
グラハム:基本的に、作品の撮影には、スタミナが必要とされます。たくさんの台詞があり、ミスが許されない長回しのショットがあり、最初は大喜びで撮影に臨むものの、徐々に大変になっていきます。そんなとき、終わりが見えていると、ペース配分もしやすく、助かるものです。
オリジナルでは、22話を7シーズン撮影したわけですが、1~2カ月の夏休みはあるものの、仕事に戻った瞬間、休みのことなど忘れてしまいました。とにかく、体力を維持することが大変だったので、今回のようなスタイルのほうが、より体力管理がしやすいです。映画とテレビのハイブリッドという最高の形だと思います。
ローレン・グラハム
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Q. ロングヒットしたオリジナル版のファンはもちろん、新シリーズには、新しいファンや若い層もついてくると思うのですが、どのような点をアピールしたいですか?
グラハム:オリジナル・シリーズでも新シリーズでも同じことなのですが、このシリーズはある種、変わっています(笑)。モダンでありながら、古風でもあって、時代を超えていると思います。なにより、見ていて幸せな気分になれます。家族のいがみ合いやメンバーの死、様々なドラマがあっても、皆が助け合い、協力し合う町の物語で、常軌を逸した登場人物が集まっているのです。脚本には深みがあり、楽しくて、スピード感もある。洗練されていて、楽しく見ていただけるものです。中核となる母娘の友情は、誰もが欲していたり、実際に築いていたりすると思います。どちらにしても、楽しい友情関係です。自分の母がベスト・フレンドなのですから。
Q. 作品のなかで、2人がぶつかることはあるのですか?
ブレデル:そうですね、お互い長い間会っていなかったわけで、たくさん、取り戻すことがあります。この2人のように、深い絆で結ばれている人同士が長く離れていれば、再び一緒になるにあたり、取り戻さなければならないことがたくさんあり、なかには、ぶつかることもあるはずです。感情的なアップダウンもあり、元のように一緒になるのは単純なことではありません。そういう意味で、いい設定だと思います。
(インタビューおわり)
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インタビュー直前、グラハムは、我々日本人記者に対し、「私の母は、布教者の娘として仙台と東京で育ったのです。祖父が仙台に作った教会は、今も同じ場所にあります。母は流ちょうな日本語を話し、私も何度も訪れたことがあるのです」と、日本とゆかりがあることを明かしてくれた。「日本はとても親近感があり、大好きな国です」と語った彼女の顔には満面の笑みが。日本の「ギルモア・ガールズ」ファンにとってうれしい事実に、記者全員が温かい気持ちになった。
10年の時を経て、母娘はもちろん、スターズ・ホローの住人はどのように変わったのか?「ギルモア・ガールズ:イヤー・イン・ライフ」で確かめていただきたい。
「ギルモア・ガールズ:イヤー・イン・ライフ」キャスト
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【動画】「ギルモア・ガールズ:イヤー・イン・ライフ」予告編
■Netflixについて
世界最大級のオンラインストリーミングサービス。190以上の国で8600万人のメンバーが利用している。オリジナルコンテンツ、ドキュメンタリー、長編映画など、1日1億2500万時間を超える映画やドラマを配信。
メンバーはあらゆるインターネット接続デバイスで、好きな時に、好きな場所から、好きなだけオンライン視聴可能です。コマーシャルや契約期間の拘束は一切なく、思いのままに再生、一時停止、再開することができる。
・公式サイト : Netflix.com/jp
・公式ツイッター : @NetflixJP
・公式フェイスブック : facebook.com/netflixjp
・公式チャンネル : youtube.com/c/NetflixJP
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