「CHUCK/チャック」主演ザッカリー・リーヴァイ来日単独インタビュー [その2]「チャックと同じで僕もオタクだからね」

「CHUCK/チャック」主演ザッカリー・リーヴァイ来日インタビュー [その1] からの続き


Q. バイ・モアのメンバーとも、実際に仲が良いんですか?

A. もちろん!　バイ・モアのシーンは本当にバカバカしくてイイよね。そもそも、バイ・モアっていうのが、アメリカにあるベスト・バイっていうお店のパロディというのも面白いんだけど。このドラマは2つの世界がある。ロマンスやアクション満載の主軸のストーリーがある一方で、おちゃらけたコメディのサブストーリーもあって、それが時に交差する。そこが面白いと思うんだ。バイ・モアの店員を演じているキャストたちは、みんなイタズラ好き。撮影は本当に楽しかったな。それに、撮影の後にはみんなで一緒に飲みに行って、その日のことについて語り合ったり、打ち上げパーティを開いたりしたよ。


Q. 一番仲が良いメンバーは?

A. モーガン役のジョシュア・ゴメスとは一番の仲良し。彼も僕も“オタク”だからね。お互いビデオゲームやコミックが大好きなんだ。だからよく一緒につるんでいるよ。ただ、彼は家に引きこもりがちだから、外に連れ出すのが大変なんだ(笑)。


Q. アメリカでは今年、シーズン5をもってシリーズが終了しました。今のお気持ちは?

A. なんと言っていいか・・・複雑な気持ちだね。年に9ヶ月、1週間に5日、1日14〜16時間も一緒に過ごした家族のようなチームとお別れしなければならないなんて・・・。このドラマの撮影に通うのが、息をするのと同じぐらい自然な習慣になっていたから、終わってみるとなんだか変な感じがするし、さみしい気持ちでいっぱいだね。でも、俳優として、これからは新たな仕事、新たな役にチャレンジして頑張っていきたいと思うよ。チャックを演じるのはとても、とても楽しかった。5年間もこの役を演じさせてもらえて、感謝している。番組によっては1、2年で打ち切りになってしまうものや、12年もダラダラと続けるようなものもあるなかで、一番盛り上がってるところで有終の美を飾ることができたのは良かったと思う。


Q. 東京に来てから秋葉原にお買い物に行ったと聞きましたが、何を買ったんですか?

A. ハイテクの品物が揃っている街なのに、僕が買ったのは“パズル”だけ(笑)。今回一緒に日本に来られなかった、僕のアシスタントをやってくれている妹へのお土産を探すという“ミッション”があったんだけど、彼女はパズル好きなんだ。それにしても、秋葉原にはなんであんなにいっぱいゲームセンターがあるの?　通りのあっちにもこっちにも!　そうそう、まだアメリカに上陸してない音楽ゲームを見つけたんだ。何とかディーバっていうんだけど。音楽ゲームといえば、アメリカでもダンス・ダンス・レボリューションはすごく流行ったんだよ。それに、ダーツ・ゲームっていうのもプレイしてみたよ。ファンタスティックだったね!　


Q. ゲーム以外に興味深いものはありましたか?

A. 6、7階建てのデパートにも行ったけど、どのフロアにもずらっと家電が並んでいてビックリ。でも、東京はアメリカよりずっと価格が高いから買えなかったよ。レストラン街では日本食にもチャレンジしたんだ。日本語が読めないからメニューの写真を見て適当に選んで、店員に「これは何?」って尋ねてみた。そしたら「牛」って言うから、ビーフだろうと思って食べたら、実は内臓だったんだ!　でも、それが美味しくてね(笑)。東京の食べ物は、何だか正体が分からなくても、とにかく食べてみることをオススメしたいね。その価値があるよ!

どうやら秋葉原探検がとても刺激的だったようで、最後まで話が止まらないといった様子だったザッカリー。そんな彼が、「米ドラマ史上、最もユニークでスペシャルな番組として記憶されることを願っているよ」と、その思い入れの深さをたっぷり披露してくれた「CHUCK/チャック」。シリーズがさらなる盛り上がりを見せるシーズン3も必見だ。


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■ 「CHUCK/チャック <サード・シーズン>」

2012年6月6日(水) 発売　/　同日、DVDレンタル開始

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「CHUCK/チャック <サード・シーズン>」コンプリート・ボックス
・ブルーレイ(4枚組) 税込 17,000円 / DVD(9枚組) 税込15,000円

発売元・販売元 : ワーナー・ホーム・ビデオ
© Warner Bros. Entertainment Inc.


(取材・文: 小酒 真由子)