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音楽プロデューサーのポーター・ロビンソンにインタビュー! 最新MVで日本の有名アニメ制作会社とコラボ
2016年10月21日
ポーター・ロビンソン
(C)TVGroove.com
(C)TVGroove.com
新世代のエレクトロニック・シーンを牽引する、音楽プロデューサーのポーター・ロビンソン(24)が来日。
ポーターは、2010年に「セイ・マイ・ネーム」という楽曲をきっかけに、スクリレックス主宰のレーベル「OWSLA」からEPをリリース、そしてその後ザ・ケミカル・ブラザーズなどを輩出し、Perfumeの全米デビューレーベルでもある「アストラルワークス」と契約。2013年にリリースしたフル・アルバム「ワールズ」は全米チャート初登場トップ20位入りを果たすなど今注目の音楽プロデューサーだ。
そんなポーターは、フランス出身の人気音楽プロデューサーのマデオンと初のコラボレーション楽曲「シェルター」を発表。また、ポーターが自ら原案・原作を手掛け、日本のアニメーション制作会社「A-1 Pictures」が手掛けた、全編アニメーションのミュージック・ビデオも公開し、注目が集まっている。
今回TVグルーヴは、ポーターに単独インタビューを実施。曲作りを始めた意外なキッカケ、マデオンとの関係、ミュージックビデオの制作秘話についてたっぷり語ってもらった。
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-----久々の日本はいかがですか?
昨日到着したばかりだけど、今年だけでもう7~8回日本に来ているよ。今年はミュージックビデオのために仕事をしているんだ。アニメーション会社「A-1 Pictures」と一緒にアニメのMVを作っていたんだ。このMVの制作のためにたくさん来日したんだよ。
-----今回行きたい場所はありますか?
日本にはたくさん来ているから、もう行く場所は大体決まっているんだ。同じ場所、同じレストランとかね。もうたくさん来ているから、そこまで観光しないかな。でも毎回楽しんでいるよ!
-----お気に入りの場所(レストラン)はありますか?
渋谷に寿司屋さんとラーメン屋さんが並んでるところがあるんだ。初めて日本に来た時に紹介してもらったところなんだけど、それから毎回そこに行っているよ。名前なんだっけ…日本一(正しくは「魚がし日本一」)…ちょっと思い出せないけどそんな名前だよ!ちなみに去年はぼくの家族を日本に連れてきたんだ。たくさん食べたね。ぼくの父はそれまで日本食が好きじゃなかったんだけど、すごく気に入っていたよ!
-----好きな日本のアニメ(マンガ)がいくつかあるそうですが、教えていただけますか?
お気に入りは「あの花(あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。)」だね。子供たちのすごく悲しい話なんだ。他には、細田守監督の「おおかみこどもの雨と雪」、そして新海誠監督、宮崎駿監督も大好きだよ。次は「君の名は。」がすごく見たいんだ!「君の名は。」はすごくぼくのスタイルだと思うんだ。こういった美しい映像のアニメが大好きなんだよ。
-----確かに「君の名は。」は映像美がすばらしいのでポーターさん気に入ると思います。
ぼくのライヴにおいても、ミュージックビデオでも、このフィーリングを取り入れようとしているんだ。本当に美しいよ。新海監督はアメイジングだ。
-----ポーターさんは大のゲーム好きで、なんと日本のゲーム「ダンス・ダンス・レボリューション」がキッカケで、音楽を作り始めたということですが、「ダンス・ダンス・レボリューション」のどんなところにハマったのでしょうか?
12歳の時、兄が家庭用の「ダンス・ダンス・レボリューション」を持ってきたんだ。それでやってみたらすごく気に入って大好きになったんだよ。そしてそれがぼくが初めてエレクトロミュージックを聴いた時だったんだ。そして狂ったようにエレクトロミュージック、さらに日本のエレクトロミュージックのファンになったんだ。「ダンス・ダンス・レボリューション」のサウンドトラックがそうだったからね。日本のゲームが大好きだし「ダンス・ダンス・レボリューション」は本当に人生を変えたよ。このゲームがぼくを音楽プロデューサーになりたいと思わせたんだ。
-----ポーターさんのロゴは日本の顔文字からインスパイアされたそうですが、海外での反応はいかがですか?
ぼくのファンはみんなこれを「ポーターの顔文字」って言うんだよ!今ではアメリカのぼくのファンは、日本語で「Kaomoji」を知っているんだよ。でも気づいたんだけど、日本では顔文字はだんだん人気じゃなくなりつつあるよね。絵文字やLINEスタンプの方が断然人気だし。顔文字は時代遅れみたいな感じだけど、チャーミングでかわいいなと思ったよ。
-----10月19日に、フランス出身の音楽プロデューサーのマデオンさんとのコラボ曲「シェルター」をリリースしますが、どんな仕上がりになりましたか?
「シェルター」は、感情的で、センチメンタルで、そしてどこか懐かしい曲なんだ。ぼくとマデオンは、すごく若い時からインターネットを通じてずっと友だちなんだ。彼はフランス出身、ぼくはアメリカ出身。お互い若い時から音楽をプロデュースしているんだ。ぼくは14歳の時から、マデオンは12歳の時からね。ぼくたちはインターネット上で、若いプロデューサーとしてウワサになっていたんだ。これまで一緒に曲を書いたことはなかったんだけど、今回初めて一緒に「シェルター」という曲を作ったんだ。「シェルター」は悲しい曲なんだ。成長していくこと、親との関係、次の世代への移り変わりなどを描き、ポップエレクトロニックの曲だけど悲しいストーリーになっているんだ。
-----マデオンさんとの交友関係が長いようですが、今回コラボに至った経緯を教えていただけますか?
2015年、2016年は、ぼくたちの音楽スタイルがすごく繋がっていると気づいたんだ。将来的にはぼくのスタイル、そしてマデオンのスタイルも変わるだろうしね。だから今がコラボするのにいいタイミングだと思ったんだ。あとぼくたちそれぞれがアルバムを出したというのもあるね。ぼくは「Worlds」、マデオンは「Adventure」。だからその次のステップとして、コラボをリリースするのはいいことだと思ったんだ。
-----ポーターさんから見たマデオンさんの印象、人柄は?
マデオンは100%天才なんだ!すごくすごく才能がある。あと実は内緒にしているけど彼はマジシャンなんだよ。とにかくマデオンは天才だよ。そしてぼくたちは、お互い競争しあう関係でもあって、相手よりもよくなりたいという向上心も持っているんだ。だからぼくたちは興味深い関係だと思うよ。
ポーター・ロビンソン&マデオンが現在一緒に行っているツアー↓
-----マデオンさんとはプライベートの話もされたりするのでしょうか?
するよ!すごく親しい友人だからね。音楽の話をしていない時でも仲よしだよ。ぼくたちはまだお互い両親とも近くて、若くして成功して…彼とは他の人よりたくさんの共通の話ができるんだ。他の人にはわからないようなことについてね。ぼくとマデオンは人生をいかにユニークにするかといったことも話すよ。
-----もうすぐ「シェルター」のミュージックビデオが公開されますが、MVの制作秘話や、こだわりをおしえていただけますか?
このMVは、日本のアニメーション会社「A-1 Pictures」とコラボしたアニメビデオなんだ。1年半前、ぼくはこのストーリー、悲しいストーリーを書いたんだ。内容はバーチャルリアリティー、未来、そして世界の終わりについての話だよ。ぼくはこの映像制作のため、日本に何度も来たんだ。今年は日本で長い時間を過ごしたから、このビデオはぼくと日本をより近い関係にさせたと思う。制作でのおもしろい裏話は特にはないかな。ぼくにとってこのビデオ制作はすごくシリアスで、エモーショナルな経験だったからね。ぼくはアニメが大好きで育って、それで今回大好きなアニメのために、好きなアニメ制作会社と仕事ができて、すごくうれしい体験だったんだ。
-----今回ビデオ制作に関わったスタッフの人たちは、アニメ界で活躍している方が多いですよね。その方たちとの仕事はいかがでしたか?
すごくよかったよ。「A-1 Pictures」はすばらしいんだ。監督の赤井俊文さん、キャラクターデザインの河野恵美さんとはお互いをとても理解しあえたんだ。特に河野さんとはキャラクター、世界の終わり、恐れの部分で同じビジョンがあって、そして「シェルター」のアニメーションにおいてすごくエモーショナルだったんだ。河野さんとはすごく分かり合えていると感じたよ。もちろん他のスタッフの人たちもぼくを理解してくれていたよ。ぼくはこのストーリーで、凛という女の子の主人公について書いたんだけど、河野さんが初めて凛のイラストを見せてくれた時、すごく短時間で完璧なものにしてくれたんだ。彼女はちゃんとぼくのフィードバックを理解して忠実に再現してくれたんだ。すばらしい経験だったね。
【動画】ポーター・ロビンソン&マデオン「シェルター」
-----ストーリーはどのように思いついたのでしょうか?
このストーリーは約3日、ノンストップで書き上げたんだ。希望のある未来と同時に、悲しい未来を表現したかったんだ。リアリティーある未来も含んで、そして少しのマジックと悲劇、強い感情…これらすべての要素を融合させたいと思ってストーリーを書き上げたよ。さらに言うと、このストーリーは両親からの愛について描かれているんだ。父親がどれだけ娘を愛しているかという。今の世代、家族などすごく現実とつながる部分があるんだ。表現したかったことをアニメにできてとても幸せだよ。
-----マデオンさんや、ゼッドさん、スクリレックスさんなどこれまでにビッグな方とコラボされていますが、今後誰とコラボしたいですか?
ダフト・パンクとコラボしたいな。彼らはぼくのファンタジーで、ずっと一番お気に入りの音楽なんだ。そしてカニエ・ウェストともコラボしたい。彼の大ファンなんだ。この2組は、ぼくの最も大きなインスピレーションだね。そして今回マデオンとコラボした後、彼はいくつかぼくの音楽に対してアイディアをくれたんだ。だからまた曲作りをするのが楽しみだよ。
-----今後の目標を教えてください。
ストーリー、キャラクターをプロデュースするのは大好きだから、これからもそれを続けて、さらにずっと残るような作品を作りたいな。例えばハリー・ポッター、ロード・オブ・ザ・リングみたいな。とても有名で、ずっと生き続けるようなストーリー、キャラクターを作ることが目標かな。
-----最後にTVグルーヴの読者へのメッセージをお願いします。
TVグルーヴをご覧の皆さんこんにちは。ポーター・ロビンソンです。インタビューを読んでくれてありがとう。「シェルター」のミュージックビデオもチェックしてね。
【動画】「シェルター」ミュージック・ビデオ
元々はダフト・パンクのファンが集まるインターネットの掲示板を通じて出会い、常にお互いに音楽を送り合い正直に意見を出し合っていたという、ライバル同士、そして親友同士でもある2人の初の共作楽曲。「シェルター」は彼らの家族的絆の頌歌であり、友情の証でもある、エモーショナル且つドラマティックな旋律を奏でるエレクトリック・ポップ・チューン楽曲に仕上がっており、ゼッドやスクリレックスといった、エレクトロニック・ミュージック界の同志たちからも絶賛されている。
同曲のミュージック・ビデオは、日本のアニメから多大な影響を受けているポーターが「A-1 Pictures」に自ら原案を持ちかけ、1年という年月をかけて完成させた全編アニメ―ションの物語。監督は赤井俊文(代表作に「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」「マギ」など)、キャラクターデザインに河野恵美(代表作に「アイドルマスター シンデレラガールズ」など)、美術に竹田悠介(代表作に「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」)、そして主人公の凛役に三澤紗千香(代表作に「アクセル・ワールド」【黒雪姫】)を起用し、ポーターと共に創り上げた壮大なプロジェクトとなった。ポーターにとっても、また、「A-1 Pictures」が海外アーティストのミュージック・ビデオを手がけたのは今回が初めての試みとなった。
ポーター・ロビンソンは、2010年に「セイ・マイ・ネーム」という楽曲をきっかけに、スクリレックス主宰のレーベル「OWSLA」からEPをリリース、そしてその後ザ・ケミカル・ブラザーズなどを輩出し、Perfumeの全米デビューレーベルでもある「アストラルワークス」と契約。2013年にリリースしたフル・アルバム「ワールズ」は全米チャート初登場トップ20位入りを果たした。
一方マデオンは、2011年にYouTubeで公開した39曲のポップ・ソングのマッシュアップ動画「ポップカルチャー」で一気に注目を浴び、その後レディー・ガガやコールドプレイなどの楽曲をプロデュース。2013年に発表したデビュー・アルバム「アドヴェンチャー」は全米エレクトロニック/ダンス・アルバム・チャートで1位を獲得。両者共に、エレクトリック・ミュージックの定義を塗り替え、このジャンルを音楽フェスのステージからポップチャートへ、そして世界的メインストリームな音楽ジャンルへと導いた、次世代を担う最重要アーティストへと成長した。
現在2人は「シェルター・ライヴ・ツアー」と題されたジョイント・ツアーを北米にて敢行中。壮大なビジュアルをバックに、お互いの楽曲をマッシュアップさせた壮大なプロダクションは早くも絶賛されており、ソールドアウト公演が続出している。この2人が次は何を生みだしてくれるのか、今後の動向から目が離せない。
【配信リリース情報】
ポーター・ロビンソン&マデオン
「シェルター」
単曲配信中!
【プロフィール】
ポーター・ロビンソンとマデオンによる新プロジェクト。
ポーター・ロビンソンは、2010年に「セイ・マイ・ネーム」という楽曲をきっかけに、スクリレックス主宰のレーベル「OWSLA」からEPをリリース、そしてその後ザ・ケミカル・ブラザーズなどを輩出し、Perfumeの全米デビューレーベルでもある「アストラルワークス」と契約。2013年にリリースしたフル・アルバム「ワールズ」は全米チャート初登場トップ20位入りを果たす。一方でマデオンは、2011年にYouTubeで公開した39曲のポップ・ソングのマッシュアップ動画「ポップカルチャー」で一気に注目を浴び、その後レディー・ガガやコールドプレイなどの楽曲をプロデュース。2013年に発表したデビュー・アルバム「アドヴェンチャー」は全米エレクトロニック/ダンス・アルバム・チャートで1位を獲得。
元々インターネットを通じて知り合った二人は、常にお互いの楽曲を送り合い、良きライバルとして、そして盟友として、正直な意見を出し合う関係に。そんな二人が今回、フランス/ナントにあるマデオンのスタジオで完成させた、初のコラボレーション楽曲「シェルター」を発表。また、ポーターが自ら原案・原作を手掛け、A-1 Picturesが制作を手掛けた、全編アニメーションのミュージック・ビデオも公開。
現在北米で「シェルター・ライヴ・ツアー」というジョイント・ツアーを敢行中。
ポーターは、2010年に「セイ・マイ・ネーム」という楽曲をきっかけに、スクリレックス主宰のレーベル「OWSLA」からEPをリリース、そしてその後ザ・ケミカル・ブラザーズなどを輩出し、Perfumeの全米デビューレーベルでもある「アストラルワークス」と契約。2013年にリリースしたフル・アルバム「ワールズ」は全米チャート初登場トップ20位入りを果たすなど今注目の音楽プロデューサーだ。
そんなポーターは、フランス出身の人気音楽プロデューサーのマデオンと初のコラボレーション楽曲「シェルター」を発表。また、ポーターが自ら原案・原作を手掛け、日本のアニメーション制作会社「A-1 Pictures」が手掛けた、全編アニメーションのミュージック・ビデオも公開し、注目が集まっている。
今回TVグルーヴは、ポーターに単独インタビューを実施。曲作りを始めた意外なキッカケ、マデオンとの関係、ミュージックビデオの制作秘話についてたっぷり語ってもらった。
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-----久々の日本はいかがですか?
昨日到着したばかりだけど、今年だけでもう7~8回日本に来ているよ。今年はミュージックビデオのために仕事をしているんだ。アニメーション会社「A-1 Pictures」と一緒にアニメのMVを作っていたんだ。このMVの制作のためにたくさん来日したんだよ。
-----今回行きたい場所はありますか?
日本にはたくさん来ているから、もう行く場所は大体決まっているんだ。同じ場所、同じレストランとかね。もうたくさん来ているから、そこまで観光しないかな。でも毎回楽しんでいるよ!
@loveryrian 萌え萌えキュン pic.twitter.com/Qn5Axw6dpz
— porter robinson (@porterrobinson) 2014年7月6日
-----お気に入りの場所(レストラン)はありますか?
渋谷に寿司屋さんとラーメン屋さんが並んでるところがあるんだ。初めて日本に来た時に紹介してもらったところなんだけど、それから毎回そこに行っているよ。名前なんだっけ…日本一(正しくは「魚がし日本一」)…ちょっと思い出せないけどそんな名前だよ!ちなみに去年はぼくの家族を日本に連れてきたんだ。たくさん食べたね。ぼくの父はそれまで日本食が好きじゃなかったんだけど、すごく気に入っていたよ!
-----好きな日本のアニメ(マンガ)がいくつかあるそうですが、教えていただけますか?
お気に入りは「あの花(あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。)」だね。子供たちのすごく悲しい話なんだ。他には、細田守監督の「おおかみこどもの雨と雪」、そして新海誠監督、宮崎駿監督も大好きだよ。次は「君の名は。」がすごく見たいんだ!「君の名は。」はすごくぼくのスタイルだと思うんだ。こういった美しい映像のアニメが大好きなんだよ。
(C)TVGroove.com
-----確かに「君の名は。」は映像美がすばらしいのでポーターさん気に入ると思います。
ぼくのライヴにおいても、ミュージックビデオでも、このフィーリングを取り入れようとしているんだ。本当に美しいよ。新海監督はアメイジングだ。
(C)TVGroove.com
-----ポーターさんは大のゲーム好きで、なんと日本のゲーム「ダンス・ダンス・レボリューション」がキッカケで、音楽を作り始めたということですが、「ダンス・ダンス・レボリューション」のどんなところにハマったのでしょうか?
12歳の時、兄が家庭用の「ダンス・ダンス・レボリューション」を持ってきたんだ。それでやってみたらすごく気に入って大好きになったんだよ。そしてそれがぼくが初めてエレクトロミュージックを聴いた時だったんだ。そして狂ったようにエレクトロミュージック、さらに日本のエレクトロミュージックのファンになったんだ。「ダンス・ダンス・レボリューション」のサウンドトラックがそうだったからね。日本のゲームが大好きだし「ダンス・ダンス・レボリューション」は本当に人生を変えたよ。このゲームがぼくを音楽プロデューサーになりたいと思わせたんだ。
about to stream playing Shelter on DDR hahahahhttps://t.co/ruA56mpHBn pic.twitter.com/hC3jskNqge
— porter robinson (@porterrobinson) 2016年9月7日
-----ポーターさんのロゴは日本の顔文字からインスパイアされたそうですが、海外での反応はいかがですか?
ぼくのファンはみんなこれを「ポーターの顔文字」って言うんだよ!今ではアメリカのぼくのファンは、日本語で「Kaomoji」を知っているんだよ。でも気づいたんだけど、日本では顔文字はだんだん人気じゃなくなりつつあるよね。絵文字やLINEスタンプの方が断然人気だし。顔文字は時代遅れみたいな感じだけど、チャーミングでかわいいなと思ったよ。
last night’s sold out Terminal 5 show was so goooood
— porter robinson (@porterrobinson) 2014年10月12日
same time, same place tonight - tickets left at the door~ pic.twitter.com/Sus96naKjI
-----10月19日に、フランス出身の音楽プロデューサーのマデオンさんとのコラボ曲「シェルター」をリリースしますが、どんな仕上がりになりましたか?
「シェルター」は、感情的で、センチメンタルで、そしてどこか懐かしい曲なんだ。ぼくとマデオンは、すごく若い時からインターネットを通じてずっと友だちなんだ。彼はフランス出身、ぼくはアメリカ出身。お互い若い時から音楽をプロデュースしているんだ。ぼくは14歳の時から、マデオンは12歳の時からね。ぼくたちはインターネット上で、若いプロデューサーとしてウワサになっていたんだ。これまで一緒に曲を書いたことはなかったんだけど、今回初めて一緒に「シェルター」という曲を作ったんだ。「シェルター」は悲しい曲なんだ。成長していくこと、親との関係、次の世代への移り変わりなどを描き、ポップエレクトロニックの曲だけど悲しいストーリーになっているんだ。
(C)TVGroove.com
-----マデオンさんとの交友関係が長いようですが、今回コラボに至った経緯を教えていただけますか?
2015年、2016年は、ぼくたちの音楽スタイルがすごく繋がっていると気づいたんだ。将来的にはぼくのスタイル、そしてマデオンのスタイルも変わるだろうしね。だから今がコラボするのにいいタイミングだと思ったんだ。あとぼくたちそれぞれがアルバムを出したというのもあるね。ぼくは「Worlds」、マデオンは「Adventure」。だからその次のステップとして、コラボをリリースするのはいいことだと思ったんだ。
(C)TVGroove.com
-----ポーターさんから見たマデオンさんの印象、人柄は?
マデオンは100%天才なんだ!すごくすごく才能がある。あと実は内緒にしているけど彼はマジシャンなんだよ。とにかくマデオンは天才だよ。そしてぼくたちは、お互い競争しあう関係でもあって、相手よりもよくなりたいという向上心も持っているんだ。だからぼくたちは興味深い関係だと思うよ。
ポーター・ロビンソン&マデオンが現在一緒に行っているツアー↓
-----マデオンさんとはプライベートの話もされたりするのでしょうか?
するよ!すごく親しい友人だからね。音楽の話をしていない時でも仲よしだよ。ぼくたちはまだお互い両親とも近くて、若くして成功して…彼とは他の人よりたくさんの共通の話ができるんだ。他の人にはわからないようなことについてね。ぼくとマデオンは人生をいかにユニークにするかといったことも話すよ。
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-----もうすぐ「シェルター」のミュージックビデオが公開されますが、MVの制作秘話や、こだわりをおしえていただけますか?
このMVは、日本のアニメーション会社「A-1 Pictures」とコラボしたアニメビデオなんだ。1年半前、ぼくはこのストーリー、悲しいストーリーを書いたんだ。内容はバーチャルリアリティー、未来、そして世界の終わりについての話だよ。ぼくはこの映像制作のため、日本に何度も来たんだ。今年は日本で長い時間を過ごしたから、このビデオはぼくと日本をより近い関係にさせたと思う。制作でのおもしろい裏話は特にはないかな。ぼくにとってこのビデオ制作はすごくシリアスで、エモーショナルな経験だったからね。ぼくはアニメが大好きで育って、それで今回大好きなアニメのために、好きなアニメ制作会社と仕事ができて、すごくうれしい体験だったんだ。
-----今回ビデオ制作に関わったスタッフの人たちは、アニメ界で活躍している方が多いですよね。その方たちとの仕事はいかがでしたか?
すごくよかったよ。「A-1 Pictures」はすばらしいんだ。監督の赤井俊文さん、キャラクターデザインの河野恵美さんとはお互いをとても理解しあえたんだ。特に河野さんとはキャラクター、世界の終わり、恐れの部分で同じビジョンがあって、そして「シェルター」のアニメーションにおいてすごくエモーショナルだったんだ。河野さんとはすごく分かり合えていると感じたよ。もちろん他のスタッフの人たちもぼくを理解してくれていたよ。ぼくはこのストーリーで、凛という女の子の主人公について書いたんだけど、河野さんが初めて凛のイラストを見せてくれた時、すごく短時間で完璧なものにしてくれたんだ。彼女はちゃんとぼくのフィードバックを理解して忠実に再現してくれたんだ。すばらしい経験だったね。
【動画】ポーター・ロビンソン&マデオン「シェルター」
-----ストーリーはどのように思いついたのでしょうか?
このストーリーは約3日、ノンストップで書き上げたんだ。希望のある未来と同時に、悲しい未来を表現したかったんだ。リアリティーある未来も含んで、そして少しのマジックと悲劇、強い感情…これらすべての要素を融合させたいと思ってストーリーを書き上げたよ。さらに言うと、このストーリーは両親からの愛について描かれているんだ。父親がどれだけ娘を愛しているかという。今の世代、家族などすごく現実とつながる部分があるんだ。表現したかったことをアニメにできてとても幸せだよ。
(C)TVGroove.com
-----マデオンさんや、ゼッドさん、スクリレックスさんなどこれまでにビッグな方とコラボされていますが、今後誰とコラボしたいですか?
ダフト・パンクとコラボしたいな。彼らはぼくのファンタジーで、ずっと一番お気に入りの音楽なんだ。そしてカニエ・ウェストともコラボしたい。彼の大ファンなんだ。この2組は、ぼくの最も大きなインスピレーションだね。そして今回マデオンとコラボした後、彼はいくつかぼくの音楽に対してアイディアをくれたんだ。だからまた曲作りをするのが楽しみだよ。
@Skrillex @Zedd love you dogssss pic.twitter.com/smBDbeoBVA
— porter robinson (@porterrobinson) 2016年9月13日
-----今後の目標を教えてください。
ストーリー、キャラクターをプロデュースするのは大好きだから、これからもそれを続けて、さらにずっと残るような作品を作りたいな。例えばハリー・ポッター、ロード・オブ・ザ・リングみたいな。とても有名で、ずっと生き続けるようなストーリー、キャラクターを作ることが目標かな。
-----最後にTVグルーヴの読者へのメッセージをお願いします。
TVグルーヴをご覧の皆さんこんにちは。ポーター・ロビンソンです。インタビューを読んでくれてありがとう。「シェルター」のミュージックビデオもチェックしてね。
【動画】「シェルター」ミュージック・ビデオ
元々はダフト・パンクのファンが集まるインターネットの掲示板を通じて出会い、常にお互いに音楽を送り合い正直に意見を出し合っていたという、ライバル同士、そして親友同士でもある2人の初の共作楽曲。「シェルター」は彼らの家族的絆の頌歌であり、友情の証でもある、エモーショナル且つドラマティックな旋律を奏でるエレクトリック・ポップ・チューン楽曲に仕上がっており、ゼッドやスクリレックスといった、エレクトロニック・ミュージック界の同志たちからも絶賛されている。
同曲のミュージック・ビデオは、日本のアニメから多大な影響を受けているポーターが「A-1 Pictures」に自ら原案を持ちかけ、1年という年月をかけて完成させた全編アニメ―ションの物語。監督は赤井俊文(代表作に「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」「マギ」など)、キャラクターデザインに河野恵美(代表作に「アイドルマスター シンデレラガールズ」など)、美術に竹田悠介(代表作に「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」)、そして主人公の凛役に三澤紗千香(代表作に「アクセル・ワールド」【黒雪姫】)を起用し、ポーターと共に創り上げた壮大なプロジェクトとなった。ポーターにとっても、また、「A-1 Pictures」が海外アーティストのミュージック・ビデオを手がけたのは今回が初めての試みとなった。
ポーター・ロビンソンは、2010年に「セイ・マイ・ネーム」という楽曲をきっかけに、スクリレックス主宰のレーベル「OWSLA」からEPをリリース、そしてその後ザ・ケミカル・ブラザーズなどを輩出し、Perfumeの全米デビューレーベルでもある「アストラルワークス」と契約。2013年にリリースしたフル・アルバム「ワールズ」は全米チャート初登場トップ20位入りを果たした。
マデオンとポーター・ロビンソン
一方マデオンは、2011年にYouTubeで公開した39曲のポップ・ソングのマッシュアップ動画「ポップカルチャー」で一気に注目を浴び、その後レディー・ガガやコールドプレイなどの楽曲をプロデュース。2013年に発表したデビュー・アルバム「アドヴェンチャー」は全米エレクトロニック/ダンス・アルバム・チャートで1位を獲得。両者共に、エレクトリック・ミュージックの定義を塗り替え、このジャンルを音楽フェスのステージからポップチャートへ、そして世界的メインストリームな音楽ジャンルへと導いた、次世代を担う最重要アーティストへと成長した。
現在2人は「シェルター・ライヴ・ツアー」と題されたジョイント・ツアーを北米にて敢行中。壮大なビジュアルをバックに、お互いの楽曲をマッシュアップさせた壮大なプロダクションは早くも絶賛されており、ソールドアウト公演が続出している。この2人が次は何を生みだしてくれるのか、今後の動向から目が離せない。
【配信リリース情報】
ポーター・ロビンソン&マデオン
「シェルター」
単曲配信中!
【プロフィール】
ポーター・ロビンソンとマデオンによる新プロジェクト。
ポーター・ロビンソンは、2010年に「セイ・マイ・ネーム」という楽曲をきっかけに、スクリレックス主宰のレーベル「OWSLA」からEPをリリース、そしてその後ザ・ケミカル・ブラザーズなどを輩出し、Perfumeの全米デビューレーベルでもある「アストラルワークス」と契約。2013年にリリースしたフル・アルバム「ワールズ」は全米チャート初登場トップ20位入りを果たす。一方でマデオンは、2011年にYouTubeで公開した39曲のポップ・ソングのマッシュアップ動画「ポップカルチャー」で一気に注目を浴び、その後レディー・ガガやコールドプレイなどの楽曲をプロデュース。2013年に発表したデビュー・アルバム「アドヴェンチャー」は全米エレクトロニック/ダンス・アルバム・チャートで1位を獲得。
元々インターネットを通じて知り合った二人は、常にお互いの楽曲を送り合い、良きライバルとして、そして盟友として、正直な意見を出し合う関係に。そんな二人が今回、フランス/ナントにあるマデオンのスタジオで完成させた、初のコラボレーション楽曲「シェルター」を発表。また、ポーターが自ら原案・原作を手掛け、A-1 Picturesが制作を手掛けた、全編アニメーションのミュージック・ビデオも公開。
現在北米で「シェルター・ライヴ・ツアー」というジョイント・ツアーを敢行中。
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