ラテン・ポップクイーン キャット・デルーナにインタビュー! 超セクシーなミュージックビデオは、「タブーなんてない」という女性へのメッセージ

ブロンクス生まれドミニカ育ちのラテン系ポップ歌手キャット・デルーナが、およそ1年ぶりに来日。発売したての最新アルバム「ローディング」をPRした。

“踊る”ラテン・ポップクイーンこと、キャット・デルーナは、NYブロンクスで生まれ、ドミニカ共和国で育った歌手。ティーン時代にデビューすると、エレファント・マンをフィーチャーした「Wine Up」が世界的な大ヒットに。多様なジャンルがミックスされた独特のサウンドと、確かなボーカルがマッチした楽曲は、聴きごたえたっぷり。本作「ローディング(ジャパン・デラックス・エディション)」がリリースされるや否や、国内のiTunesチャート(R&B部門)でトップを獲得するなど、日本でも高い人気を獲得している。

今回、「ローディング」のプロモーションのため、昨年10月以来、1年ぶりに日本へやってきたキャットが、TVGrooveのインタビューに登場。陽気なキャラクターで場をわかせながら、新作やルーツについて、さまざまな話を聞かせてくれた。


Q.1年ぶりの来日はいかがですか?

「私、日本に心から恋しているの。住んじゃおうかなってくらいだし、家にいるみたいな気持ちになれる。前世は日本人だったのかも!」


Q.10月7日の発売日当日には、大阪でリリースパーティを開催しましたね

「そう、パーティを開いたのよ!　アメージングだったわ。東京から大阪へ移動するため新幹線に乗ったの。すごく興奮したわ!　日本人みたいな気分だった。大阪のトレンディでエッジーなところが好きよ。私にとっては、ニューヨークのソーホーを彷彿させる場所ね」


Q.日本のファンの印象はいかがでしょう?

「日本のファンが大好きなの!　日本のファンは他の国のファンとは違って、実際にアルバムを買って、アーティストに会いに行きたいって思ってくれるでしょう。特にアメリカのアーティストは、日本へ来ることが好きだと思うわ。自分を真に表現して、ファンに見てもらえる環境だから。これが私のアルバム、是非チェックしてみて!」


Q.新作「ローディング」はどんな作品ですか?

「超エキサイティングしているの。『ローディング』は1年半くらいかけた作品。日本盤には、他にはないモノを込めたわ。つまり、(全世界先行収録楽曲の)『Make Me Sweat』や、シングルとしてチャートトップを取った、私もお気に入りの『Waves』、『Forever』も入っているの。アルバムも日本のチャートで1位をとった!　オーマイゴッド!　みんな、ありがとう!」

「(チャート1位について、改めて聞くと)アリガトー! まだ信じられないの!　18歳のころから歌手としてスタートして、だいたい10年くらい。私に“サプライズ”をさせてくれる日本のファンのみなさんには、本当に心から感謝しているの。日本のみんなは、“それはキャットのスタイルじゃない”なんて、私をジャッジしたりしないもの。日本のファンは、私のやりたいようにさせてくれるのよ!」


Q.ファンとしても待望だった5年ぶりの新作。この期間はどんなことがありましたか?

「結婚して、サンタモニカに移住して、ふたり子どもを産んだわ!　名前はユキちゃんとスキくん!」

(周囲の笑い声)

「嘘よ(笑)　前のアルバムを出してから、もう5年も経っているなんて信じられなかったわね。最高のレーベルと仕事ができて、めちゃくちゃラッキー。レーベルは私に、新しいサウンドを試す音楽的な実験をさせてくれたのよ。だから準備万端!って感じだったの」





Q.本作にはシングルも多数収録。そのうち「Bum Bum」のMVはお尻を強調したかなりセクシーなものですね

「『Bum Bum』はトレイ・ソングスと組んだ作品。誰にも知られてないけど、実はMVはトレイが撮ったものだったの。この作品も実験的なの。(MVでは)脚を見せたり、肌を見せたり、たとえば日本のように伝統が強い国に、いまは2016年なのよ!　女性であることを楽しみましょうよ!って示したかったの。(モデルの)ケイト・モスにインスパイアされた、高級感ある露出よ。女性を鼓舞するメッセージを込めたの。抑え込まなくたっていい、タブーなんてないのよって伝えたかった」

【動画】ただセクシーなだけじゃない! 「Bum Bum ft. Trey Songz」



Q.「What A Night」のMVでは着物を羽織っていましたね

「これも誰も知らないことなんだけど、『What A Night』のMVには東京で撮影したパートがあるの。未発表のバージョンよ。どこかで使う予定!(笑)　キモノは東京へのオマージュとして入れたわ」

【動画】キャット流の着こなしに注目! 「What A Night ft. Jeremih」


Q.歌手になろうと思ったきっかけは?

「人生を通してずっとね。3歳のときからだから、他のことは何にもわからないの。ハッキリと自覚したのは6歳のとき。意味はわからなかったけど、英語の歌を人前で歌っていたことを覚えている。その人たちの心が動くのを感じて、これが私の持って生まれた才能だって理解したの」


Q.あこがれの存在はいますか?

「たくさんいるわ!　ママがいろいろな音楽を聞かせてくれたんだけど、たとえばアレサ・フランクリン!　はじめて聞いたときは、“誰!?　何!?　ウワァ!”って感じだったわ。そしてセレナ・キンタニーヤ!　同じラテン系で、私にとって最高のアイドルだった。それから……ビヨンセ!　マライア・キャリー、アリシア・キーズのような、勤勉で前進的な女性を尊敬しているわ。私に夢を与え、一生懸命にさせてくれたの」


Q.ファッションのこだわりは?

「私はいて座だから、遊びのファッションが好きなの。今日はロックのTシャツに、ゴシックなブーツ。クラッシーでクレイジーに遊ぶのよ。明日はもしかしたら全然違う格好で、“誰?”って言われるかも。髪も日によっては巻いていたり、ブレイズにしていたり。ファッションも音楽と同じで、自分を表現するもの。女性、いえ、誰もにとってね!」


Q.ティーンでデビューし、来月29歳に。20代最後の1年はどんなものにしたいですか?

「今年で29歳。ワーオ。あのね!　言っておきたいんだけど、ノーメイクの私は14歳に見えるのよ!(笑)　人生は自分がどう考えるかであって、年齢ではないと思うの。今年は東京や、どこかエキゾチックな場所に行くのかも。でもわかるかしら?　私のプランは、お仕事よ!　だって私は現状に満足していない野心家なんですもの!」


Q.読者へのメッセージをお願いします

「コンニチハ、日本のミナサン!　キャット・デルーナです!　アイシテル～!　いつも応援ありがとう。私の新作、みんなのおかげでNo.1をとれた新作『ローディング』をぜひチェックしてね!　いつもありがとう!　愛しているわ。そしてTVGroove!　You Rock!」

(インタビュー、終わり)

(通訳 : KANAKO)
(撮影協力 : Re:Nature(リネーチャー)|原宿オーガニックカフェ
//re-nature.jp/ )




■リリース情報


Kat DeLuna (キャット・デルーナ)
アルバム「Loading (Japan Deluxe Edition)」
リリース日 : 10月7日(金)
価格 : ￥2,300 (税抜) (iTunes : ￥1,500)

Label : Grobal Music Brand Inc / Manhattan Recordings
Genre : R&B/ポップス
Cat# : LEXCD16023

[トラックリスト](※配信版は内容が若干異なります。)
1. Waves
2. What A Night (feat. Jeremih)
3. Make Me Sweat
4. Forever (feat. Natel)
5. Wild Girl
6. Over You (feat. Yemi Alade)
7. Close my eyes
8. Bum Bum (feat.Trey Songz)
9. No Another Me
10. Stars
11. Getaway
12. Wanna See U Dance (La La La)
13. Drop It Low (Fatman Scoop Mix)
14. What A Night (feat. Jeremih) [DBB “Tropical" Remix]
15. What A Night (feat. Jeremih) [2WISTED Remix]
16. Waves (DJ FUMI★YEAH! Remix) *CD版ボーナス

参加ゲスト/プロデューサー : トレイ・ソングス、ジェレマイ、ファットマン・スクープ、イェミ・アラデ、ネイテル、クリントン・スパークス、
DJ FUMI★YEAH! 、DBB、2WISTED 他


■バイオ

NYブロンクスに生まれ、ドミニカ共和国で育ったラテンゆずりの新世代POPプリンセス。エレファント・マンをフィーチャーした“WINE UP”(ワイネ・アップ)が世界的ヒットを記録、大手エピック・レコーズから鮮烈なデビューを果たす。英語/スパニッシュを完璧に話すバイリンガルで、R&B/ヒップホップ、ダンス、ポップスにメレンゲ、ラテンをミックスしたサウンド、作詞/作曲もこなしキュートでワイルドな情熱的ボーカルはあのR.ケリーをも「天才」と唸らせた才女。ジェニファー・ロペスやシャキーラといったラテン界のディーヴァのエキゾチックな魅力と抜群の歌唱力、エネルギッシュなダンスと陽気で親しみやすいキャラクターですぐさま多くのファンを獲得。エイコンやレッドワンといったヒット・メイカーの強力バックアップをうけ、2NDアルバム「INSIDE OUT」はここ日本でも配信チャート3冠を達成。 シングル“DROP IT LOW”は全米ビルボードダンスチャート1位の快挙。その後も“サンバ・デ・ジャネイロ”使いの“WANNA SEE U DANCE”、トレイ・ソングスとのデュエット“BUM BUM”、ジェレマイと共演の“WHAT A NIGHT”等のシングル楽曲が世界的ヒットを記録。カタログ楽曲の動画再生回数は累計 2億5000万回を誇る。またラティーノ系アーティスト達を中心に交友も広く特にセレーナ・ゴメスとはプライベートでも親交が深い。

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