「フラーハウス」ジャパンプレミアが開催! タナー一家の息の合いすぎたやりとりに大爆笑! 突然、靴を脱ぎはじめた理由って…?

人気海外ドラマ「フラーハウス」のキャストたちが来日。12月5日、都内で行われたジャパンプレミアに出席した。

「フラーハウス」は、90年代に大人気を博した「フルハウス」の続編にあたる作品。オリジナルシリーズでは三姉妹の子育てに奮闘する、3人の“父親”たちの奮闘が描かれていたが、今作は三兄弟と一人娘の子育てに奮闘する、3人の“母親”が中心となった内容だ。

今回の来日イベントに登場したのは、キャンディス・キャメロン・ブレ(DJ役)、ジョディ・スウィーティン(ステファニー役)、アンドレア・バーバー(キミー役)ら新作の主人公たちに加え、ボブ・サゲット(ダニー役)とデイブ・クーリエ(ジョーイ役)の5名。ようやく実現した公式来日とあって、「30年かけてやっと来られたわ!」(キャンディス)と、キャストたちも感極まった表情で、詰めかけたファンたちを前に、とびきりの笑顔を見せていた。ダニー役のボブは、潔癖症で掃除が大好きな自分のキャラクターにちなみ、「とても美しい国。掃除をする必要のない日本って最高!」と来日の感想を口にしていた。

惜しくも今回の来日プロモーションに参加できなかったジョン・ステイモス(ジェシー役)とロリ・ロックリン(ベッキー役)について、「ここへ来られなかったことを、とても残念がっていたよ。かわりに愛と感謝を送っているはず」とボブが代わりにご挨拶。とはいえボブいわく、本当のところは「ジョンは鏡で自分を見るのがやめられず、出発し損ねちゃったんだよね」とのことだとか。会場ではジョンからのビデオメッセージが上映され、「次は必ず」という彼の言葉に観客から歓声がわいた。

【 #フラーハウスジャパンプレミア 】
ここで、今回来日できなかったジェシー役のジョン・ステイモスからスペシャルなビデオメッセージが届きました?????#ネトフリ #FullerHouse pic.twitter.com/HntYqI6hEz

— 海外ドラマ&セレブ情報TVグルーヴ (@TVGroove) 2016年12月5日

30年を数える付き合いとあって、キャストたちの息はぴったり。キミー役のアンドレアが、日本でやりたいこととして、「みなさんのお茶の間にお邪魔して、ディナーをごちそうになりたい!　今夜のスケジュールは、22時以降ならあいてるわ!」と言えば、すかさずボブが「キミー・ギブラーはまったく変わらず、余所のお宅に入り込みたがる」とぼやくなど、役柄を思わせるやり取りも。目の前で繰り広げられる「フラーハウス」劇場に、観客たちは大喜びだった。



率先してジョークを口にし、笑いを提供してくれたのは、ボブとデイブのふたり。ファンからの質問として、「一番変わったのは誰?」と聞かれても、ボブは「ぼくとデイブはあんまり変わってないね。子どもじみたことばかりしてる」と回答。新シリーズの中心である3人の女性キャストを「美しく成長しましたね」と誉めたかと思えば、「近寄ったら危ないよ」と危険物扱いするなど、やりたい放題だった。

さらに、DJとステファニー、引いてはキャンディスとジョディの“姉妹関係”を問う質問でもこの調子は変わらず。「ケンカしたことは、あまりないわね」(キャンディス)、「尊敬していたもの。ただ、いらつかせるようなことは言ったかな(笑)」(ジョディ)、「ジョディは一人っ子で、私は末っ子だから、お姉さんぶりたかったのよね」という大人のやり取りに、「ボブはぼくにとっての姉のような存在」(デイブ)、「デイブはぼくにとっての元妻のような存在」(ボブ)と茶々入れ。終始こういった調子のパパとおじさんに、娘たちは「いつもこうなの」と呆れながらも笑顔を見せていた。




また、この日のイベントには、ファン代表として菊地亜美と寺田心が登場。サンタの格好で、日本風にデコレートされたクリスマスリースを贈った。番組について、「お母さんが小さいころから、いままで、長く愛されるドラマ」(寺田)と、広い世代から支持されている作品であることを改めて強調し、キャストと同じステージに立つ感動を語った。





そして、この日一番のサプライズとして、なんと「フルハウス」時代から吹替を担当する、声優の坂本千夏(DJ役)と大谷育江(ステファニー役)、伊藤美紀(キミー役)が登壇。生で声を当て、観客を盛り上げた。実は日本では、吹替版で視聴しているファンが多いことを、キャストも承知しているそうで、キャンディスも「いつもと違う声でごめんなさいね!」とジョークにしていたほど。

30年来、視聴者とは違う視点からキャストを見続けていたこともあり、ついに会えた感動を「すっかりきれいな大人になっていて、私も生きていてよかった。会えて光栄」(坂本)、「大きくなりましたね～! 会えて本当にうれしいです」(大谷)と、まるで親戚のような口ぶりで歓迎。キミー役の伊藤に関しては、アンドレアだけでなく、「ミスターT(ダニー)には嫌われてると思っていたのに、大丈夫だよって言ってくれた!」とボブとの対面に感激しきり。ボブも「アンドレアは好きじゃないけど、きみは好きだよ」と、朗らかに答えていた。

キャスト陣も、「昨日の夜に初めて聞いたんだけど、私の声みたい! すごい!」(キャンディス)、「ステファニーに命を吹き込んでくれる方に会えて光栄よ。すごくおもしろいし、上手でうれしい!日本版の私ね」(ジョディ)、アンドレアは「ミキとキミー!　キミーってうるさいし、エネルギッシュでエキセントリックだから演じるのが大変だと思う。(だけど)彼女は完璧なギブラースタイル」と太鼓判。伊藤も「私もギブラーギャロップ大好き!」と答え、日米キミーの共演が、一夜限りの特別な舞台で実現した。





ステファニーの「How rude!(日本語:超むかつく!)」や、ジョーイの「Cut it out!(日本語:カットしてちょうだい!)」、ウッドチャックの声が生披露される場面があるなど、まさにイベントならではのうれしい場面が盛りだくさん。靴が合わずに「足が痛くなっちゃったの」と裸足になったジョディをフォローするため、「彼女の痛みを感じたから、ぼくも脱いだ」とデイブも裸足に。こんなハプニングも、「私の方が背が高くなっちゃった!(笑)」(キャンディス)、「(デイブが靴を脱いでから)チーズをあけたみたいな異臭がしない?」(ボブ)と、笑いに変えてしまう家族の絆が、非常に印象的だった。



「こんなことになるなんて。30年前には想像もできなかった」(ボブ)、「長年愛し続けてくれてありがとう。きみらがいたから続けてこられたよ」(デイブ)という挨拶を経て、最後はキャンディスが番組を代表して一言。あなたたちが世界で最高のファンよ!　愛しているわ!　新シーズンをぜひ観てほしい。これが成功すれば、シーズン3につながり、日本へ帰ってこられるわ」と名残を惜しみながらも、プレミアムな一夜に幕を引いた。






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