来日直前! ショーン・メンデスの凄腕マネージャーにインタビュー! ショーンってどんな人? テイラー・スウィフトの前座に抜擢された理由は?

デビュー・アルバムとセカンド・アルバムが2作連続で全米1位を獲得、2014～2016年まで3年連続でアメリカのニュース雑誌「TIME」が選ぶ“最も影響力のあるティーン30人”に選ばれるなど、その実績や人気から“ネクスト・ジャスティン・ビーバー”とも称されるカナダ出身のシンガー・ソングライター、ショーン・メンデス。

2月末には待望の初来日、翌3月には、千葉/兵庫で開催される国内最大級のポップ・ミュージック・フェスティバル「POPSPRING」に出演するため再来日する予定だ。

TVGrooveは、ショーンを発掘した敏腕マネージャー アンドリュー・ガートラー氏へのインタビューに成功。ショーンとの出会いや、彼の人柄、テイラー・スウィフトのツアーのオープニングアクトに抜擢された理由など、ガートラー氏の視点からショーンのこれまでの軌跡をたっぷりと語ってもらった。

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Q1. あなたが、ショーン・メンデスと一緒に仕事をすることとなった経緯(出会ったきっかけ)を教えてください。

ガートラー: ショーンを知ったのは、彼が「ア・グレイト・ビッグ・ワールド」の「セイ・サムシング」をYouTubeでカバーしているのを見たのがきっかけでした。それでどんどん遡っていき、彼がYouTubeやVineでやっているカバーを全て見つけて、これはすぐに連絡しなくてはいけないと思ったのです。彼と彼の父親を説得させ、ニューヨークシティーまできてもらい、何社かのレーベルに会って、音楽作家やプロデューサーと話すようにしました。彼は、この遠征でファーストシングルを書き上げました。それで最終的にアイランド・レコードと契約をすることになり、その先の話は皆さんが知っている通りです。

【動画】ショーンによる「セイ・サムシング」



Q2. ショーンの第一印象を教えてください。また、彼はどのような性格ですか?

ガートラー: ショーンに初めて会ったとき、彼はまだ15歳でした。でもまるで20代かのようなふるまいをしていましたね。彼はものすごく成熟していますが、それでも若さやすばらしい感性を持ち合わせた人なのです。また彼はすごく勉強熱心で、いつもいい質問をしてきます。常に何かを学んで成長していきたいのだと思います。そして、彼はものすごく純粋で人間らしい。嘘がつけません。冗談ぬきで彼ほど素直な人はいませんし、ファンとの関係性を見ていればその部分が表れていると思います。


Q3. ショーン・メンデスがこんなにも世界で支持される理由とは?

ガートラー: 最大の理由は、彼の“リアル”さだと思います。ショーンが表に出ているもの全て、それは音楽も人柄も含め、いつも彼は100%ありのままを出しているのです。人々はそれに気が付き、彼とものすごく深いつながりを見出すのだと思います。僕は彼が一度ステージ上で言ったことで、ものすごく響いたことがありました。それは、ファンとは、“アーティストとファン”ではなく、人間と人間の関係性だと言ったのです。だからこそ彼は、すごく皆を魅了し、応援されているのだと思います。


Q4. ショーンは同世代のアーティストとどのような部分が違うと思いますか?

ガートラー: ショーンは、僕が知っているアーティストの中でしたら、確実に個性的なアーティストですし、それは、彼がリアルであり、人間味があるからだと思います。新しめのアーティストでは、ショーンのような方は何人かいるとは思います。ショーンのようにSNS世代のファンは、自分の大好きなアーティストが、リアルであり、地に足がついているようなアーティストを求めているのでしょう。


Q5. どのような経緯でテイラー・スウィフトの前座を務めることになったのでしょうか。また、(前座を務めたことで)その後どのような影響がありましたか?

ガートラー: ある日、僕たちは予期せぬメールをテイラー・スウィフトのマネージャーからもらいました。彼らは、ショーンのツアーを見たがっていて、テイラーが彼をオープニングアクトとして考えていると書いてありました。彼らがショーンのライブを見た数ヶ月後にテイラーから、ショーンに「1989ツアー」のオープニングアクトとして参加してほしいと連絡を頂きました。あれだけたくさんの人の前で毎晩演奏できたことや、テイラーをそばで見て、学ぶことができたのは、彼にとっては、今までの中で一番良い経験だったと思っています。


Q6. 2015年にカミラ・カベロと「I Know What You Did Last Summer」をリリースしましたが、コラボすることとなった経緯は?

ガートラー: ショーンとカミラ・カベロは、テイラー・スウィフトのオープニングアクトをやったある日、バックステージで一緒になって、仲良くなったようです。ショーンはその場でギターを弾きだして、2人でなんとなく楽屋でメロディーを口ずさんでいました。そしたら、たくさんの人が集まってきて、たくさんの人が、その楽曲に魅了され、その翌日にはもうスタジオに入って、曲を完成させることにしたのです。

【動画】「I Know What You Did Last Summer」MV



Q7. 最近では、「ワン・ダイレクション」のナイル・ホーランとのコラボ話が持ち上がっていますが、2人が仲良くなったきっかけは?

ガートラー: まだ一緒に楽曲制作はやっていないようですが、ナイル・ホーランはショーンにとってものすごく良い助言者であり、友人でもあります。もちろん、そのうち一緒に2人で曲を作り始めると思います。何度かそれに挑もうとしていたのですが、スケジュールがうまく組み込めませんでした。ジングル・ボール・ショーで彼らは出会ったのですが、その時に話をして、共通点がたくさんあることに気づいたようです。


Q8. ショーンに関する何か面白いエピソードがあれば教えてください。

ガートラー: あはは…(笑)何から話したらいいでしょうか。いくつかありますよ。一度、ある日彼が今までお寿司を食べたことがないと言ったので、寿司屋へ連れて行ったことがあります。そのときに生魚を食べようとして、ものすごく面白い顔をしたのです。飲み込んでから、僕の方をみて「美味しくないと思っていたから今みたいな顔をしたんだけどものすごく美味しいね」と言ってきました。それ以来、彼はお寿司が大好物です。


Q9. ショーンにはどのような歌手になってほしいと思いますか?

ガートラー: ショーンは、いわゆる「キャリア・アーティスト」になるでしょう。生涯ツアーをやり続けられる、音楽だけで食べていけるアーティストになると思っています。誰かが最近、ショーンのことを若い頃のブルース・スプリングスティーンとジャスティン・ティンバーレイクをミックスしたような感じだと言っていました。それは、ものすごく正しい例えだということに気づきました。

(インタビュー終わり)

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