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窪塚洋介、ハリウッドデビュー作「沈黙-サイレンス-」をユーモア交え、堂々PR
2017年1月13日
窪塚洋介
(C)TVGroove.com
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巨匠マーティン・スコセッシが、遠藤周作の名著「沈黙」(新潮文庫刊)と出会ってから28年。ついに映画化された「沈黙-サイレンス-」が、1月21日(土)より、全国ロードショーとなる。日本公開を間近に控えた1月12日(木)、日本外国特派員協会にて記者会見が行われ、同作に出演した浅野忠信、窪塚洋介、イッセー尾形が登壇した。
「沈黙-サイレンス-」は、江戸初期、激しいキリシタン弾圧の中で棄教したとされる師フェレイラ(演:リーアム・ニーソン)の真実を確かめるために日本へと渡った宣教師ロドリゴ(アンドリュー・ガーフィールド)の目に映った、≪想像を絶する≫日本を、壮大な映像で描いた歴史大作。本年度のアカデミー賞において最有力候補と目されている作品だ。
12日に実施された記者会見には、主人公ロドリゴに棄教を迫る通辞(通訳)役の浅野忠信、物語の重要なカギを握るキチジロー役をオーディションで勝ち取りハリウッドデビューを飾った窪塚洋介、キリシタン弾圧を図る井上筑後守を演じ、LA批判家協会賞《助演男優賞》次点となったイッセー尾形が登壇。本作の魅力や、自身の役柄、スコセッシ監督について語ってくれた。
登壇早々、「英語があまりできないのに、通訳を演じました」と自虐を交えあいさつした浅野。それに続く形で、劇中で何度も“踏み絵”を踏むキチジローを演じた窪塚が「僕は“踏み絵マスター”です」とジョークを飛ばすと、会場は大爆笑。和やかなムードの中、会見がスタートした。
1966年に出版、1969年に英訳されて以来、世界各地でさまざまな言語による翻訳版が登場し、“20世紀最高峰の小説の一つ”とも言われている「沈黙」。若い頃に読破を試みるも挫折してしまったというイッセーは、同作の映画版に出演するにあたり、今一度自身が演じる“井上”を中心に読み直したそう。しかしながら、「一番心惹かれるキャラクターはキチジロー」だったという。
一番自分に近いキャラクターもキチジローであると話したイッセーだが、自身の演じた役柄についても言及。「小説の中だけではわからなかった“井上”をスコセッシ監督は想像の限りを尽くして描いてくれた。なので、とても自由に演じることができました」と、井上を演じきれたのは、ひとえにスコセッシ監督のおかげであることを明かした。
キチジローを演じた当の窪塚は、同キャラクターについて「原作にもありますが、(キチジローは)弱きもので、醜くて、ズルくて、汚くて、弱い役」「僕自身のキャラクターとキチジローという役の間にあったキーワードは“イノセントさ”だったのかなと今思います」と分析。また、「この映画が持っている力を世界中の人々に見てもらいたい」「この映画の力で、より良い明日が来ることを願っているし、信じている」と、本作を力強くPRした。
そんな窪塚は、スコセッシ監督について「現場では王様みたいなんですが、その場にいてくれるだけで演技がしやすくなる。(…)自分がすばらしい役者になったような気分にさせてくれる」と絶賛。さらに、監督との交流について「(スコセッシ)監督に『ニューヨークに来たら、家においでよ』と2回も言っていただいたので、この間NYに行ったときに、(監督の)マネージャーにメールしたらそれはスルーされてしまいました」とオチをつけ話すと、会場は再び笑いに包まれた。
一方「スコセッシ監督と出会えたことで成長できた」と話した浅野は、本作について「アカデミー賞には選ばれると思います!」とニンマリ。「もしこれで選ばれていないなんてことがあるとすれば、“神様”が審査員に余計なことを喋ったのだと思います」とユーモラスな回答をした浅野だが、その表情からは自信のほどが窺い知れた。
「沈黙-サイレンス-」は、1月21日(土)より全国ロードショー。
【動画】「沈黙-サイレンス-」予告編 (60秒)
【動画】「沈黙-サイレンス-」予告編 (30秒)
■作品情報
「沈黙-サイレンス-」
2017年1月21日(土) 全国ロードショー
≪ストーリー≫
17世紀、江戸初期。幕府による激しいキリシタン弾圧下の長崎。日本で捕えられ棄教したとされる高名な宣教師フェレイラを追い、弟子のロドリゴとガルペは日本人キチジローの手引きでマカオから長崎へと潜入する。
日本にたどりついた彼らは想像を絶する光景に驚愕しつつも、その中で弾圧を逃れた“隠れキリシタン”と呼ばれる日本人らと出会う。それも束の間、幕府の取締りは厳しさを増し、キチジローの裏切りにより遂にロドリゴらも囚われの身に。頑ななロドリゴに対し、長崎奉行の井上筑後守は「お前のせいでキリシタンどもが苦しむのだ」と棄教を迫る。
次々と犠牲になる人々。守るべきは大いなる信念か、目の前の弱々しい命か。心に迷いが生じた事でわかった、強いと疑わなかった自分自身の弱さ。追い詰められた彼の決断とは―
監督:マーティン・スコセッシ
脚本:ジェイ・コックス、マーティン・スコセッシ
出演:アンドリュー・ガーフィールド リーアム・ニーソン アダム・ドライバー 窪塚洋介 浅野忠信 イッセー尾形 塚本晋也 小松菜奈 加瀬亮 笈田ヨシほか
配給:KADOKAWA
公式サイト: //chinmoku.jp/
(c) 2016 FM Films, LLC. All Rights Reserved.
「沈黙-サイレンス-」は、江戸初期、激しいキリシタン弾圧の中で棄教したとされる師フェレイラ(演:リーアム・ニーソン)の真実を確かめるために日本へと渡った宣教師ロドリゴ(アンドリュー・ガーフィールド)の目に映った、≪想像を絶する≫日本を、壮大な映像で描いた歴史大作。本年度のアカデミー賞において最有力候補と目されている作品だ。
12日に実施された記者会見には、主人公ロドリゴに棄教を迫る通辞(通訳)役の浅野忠信、物語の重要なカギを握るキチジロー役をオーディションで勝ち取りハリウッドデビューを飾った窪塚洋介、キリシタン弾圧を図る井上筑後守を演じ、LA批判家協会賞《助演男優賞》次点となったイッセー尾形が登壇。本作の魅力や、自身の役柄、スコセッシ監督について語ってくれた。
浅野忠信
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登壇早々、「英語があまりできないのに、通訳を演じました」と自虐を交えあいさつした浅野。それに続く形で、劇中で何度も“踏み絵”を踏むキチジローを演じた窪塚が「僕は“踏み絵マスター”です」とジョークを飛ばすと、会場は大爆笑。和やかなムードの中、会見がスタートした。
1966年に出版、1969年に英訳されて以来、世界各地でさまざまな言語による翻訳版が登場し、“20世紀最高峰の小説の一つ”とも言われている「沈黙」。若い頃に読破を試みるも挫折してしまったというイッセーは、同作の映画版に出演するにあたり、今一度自身が演じる“井上”を中心に読み直したそう。しかしながら、「一番心惹かれるキャラクターはキチジロー」だったという。
一番自分に近いキャラクターもキチジローであると話したイッセーだが、自身の演じた役柄についても言及。「小説の中だけではわからなかった“井上”をスコセッシ監督は想像の限りを尽くして描いてくれた。なので、とても自由に演じることができました」と、井上を演じきれたのは、ひとえにスコセッシ監督のおかげであることを明かした。
イッセー尾形
(C)TVGroove.com
(C)TVGroove.com
キチジローを演じた当の窪塚は、同キャラクターについて「原作にもありますが、(キチジローは)弱きもので、醜くて、ズルくて、汚くて、弱い役」「僕自身のキャラクターとキチジローという役の間にあったキーワードは“イノセントさ”だったのかなと今思います」と分析。また、「この映画が持っている力を世界中の人々に見てもらいたい」「この映画の力で、より良い明日が来ることを願っているし、信じている」と、本作を力強くPRした。
そんな窪塚は、スコセッシ監督について「現場では王様みたいなんですが、その場にいてくれるだけで演技がしやすくなる。(…)自分がすばらしい役者になったような気分にさせてくれる」と絶賛。さらに、監督との交流について「(スコセッシ)監督に『ニューヨークに来たら、家においでよ』と2回も言っていただいたので、この間NYに行ったときに、(監督の)マネージャーにメールしたらそれはスルーされてしまいました」とオチをつけ話すと、会場は再び笑いに包まれた。
一方「スコセッシ監督と出会えたことで成長できた」と話した浅野は、本作について「アカデミー賞には選ばれると思います!」とニンマリ。「もしこれで選ばれていないなんてことがあるとすれば、“神様”が審査員に余計なことを喋ったのだと思います」とユーモラスな回答をした浅野だが、その表情からは自信のほどが窺い知れた。
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「沈黙-サイレンス-」は、1月21日(土)より全国ロードショー。
【動画】「沈黙-サイレンス-」予告編 (60秒)
【動画】「沈黙-サイレンス-」予告編 (30秒)
■作品情報
「沈黙-サイレンス-」
2017年1月21日(土) 全国ロードショー
≪ストーリー≫
17世紀、江戸初期。幕府による激しいキリシタン弾圧下の長崎。日本で捕えられ棄教したとされる高名な宣教師フェレイラを追い、弟子のロドリゴとガルペは日本人キチジローの手引きでマカオから長崎へと潜入する。
日本にたどりついた彼らは想像を絶する光景に驚愕しつつも、その中で弾圧を逃れた“隠れキリシタン”と呼ばれる日本人らと出会う。それも束の間、幕府の取締りは厳しさを増し、キチジローの裏切りにより遂にロドリゴらも囚われの身に。頑ななロドリゴに対し、長崎奉行の井上筑後守は「お前のせいでキリシタンどもが苦しむのだ」と棄教を迫る。
次々と犠牲になる人々。守るべきは大いなる信念か、目の前の弱々しい命か。心に迷いが生じた事でわかった、強いと疑わなかった自分自身の弱さ。追い詰められた彼の決断とは―
監督:マーティン・スコセッシ
脚本:ジェイ・コックス、マーティン・スコセッシ
出演:アンドリュー・ガーフィールド リーアム・ニーソン アダム・ドライバー 窪塚洋介 浅野忠信 イッセー尾形 塚本晋也 小松菜奈 加瀬亮 笈田ヨシほか
配給:KADOKAWA
公式サイト: //chinmoku.jp/
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