アカデミー賞大本命の「ラ・ラ・ランド」主演ライアン・ゴズリングが来日会見に登場! 「この映画が作れたこと自体が誇りだよ」

先日行われた第74回ゴールデン・グローブ賞にて最多7部門を獲得。来月2月26日(現地時間)に開催される、第89回アカデミー賞でも、最多14ノミネートを果たすなど、賞レースを賑わせているミュージカル映画「ラ・ラ・ランド」を引っさげ、主演のライアン・ゴズリングとデイミアン・チャゼル監督(32)が来日。1月27日(金)、都内某所で来日記者会見に登壇した。

本作は、夢追い人が集まる街=ロサンゼルスが舞台。映画スタジオのカフェで働く女優志望のミア(エマ・ストーン)はある日、ジャズ・ピアニストを志すセバスチャン(ライアン・ゴズリング)と出会う。やがて2人は恋に落ち、互いの夢を応援し合うが、セバスチャンが生活のために加入したバンドが成功したことから、2人はすれ違い始め――。



「きみに読む物語」以来、13年ぶりの来日となったゴズリングは、笑顔を浮かべながら「日本に来られて嬉しいです。そんな日本に『ラ・ラ・ランド』のPRで来られて特別な思いです。日本人はロマンチックでミュージカル好きだと聞いています。ぜひこの映画を楽しんでもらえれば」とあいさつ。久しぶりの日本に胸を高鳴らせている様子だった。

「ラ・ラ・ランド」が、アカデミー賞で14個ものノミネートを獲得したことについて、チャゼル監督は、「まだショックから抜けられていないが、とても光栄なこと」と率直な思いを告白。また、アカデミー賞のノミネートが発表された際は「ちょうどライアンとホテルにいた」そうで、最多14ノミネートという快挙を、「シャンパンでお祝いした」のだとか。



一方、ミュージカル映画に以前から憧れを抱いていたというゴズリングは、本作の役づくりのため、3か月もの間、ピアノを一心不乱に練習したという。「この映画を作ったこと自体が賞に値する」と話したライアンは、「監督も言ったことだけど、映画っていうのはチームで作るものなんだ。大概は1人、2人がノミネートされるけど、今回はチームが認められたということで非常に感慨深いよ」と、本作が高評価を得ているのは、ひとえに映画に関わったスタッフ全員のおかげであることを明かした。

そんなライアンについてチャゼル監督は、「ライアンはどんな役でも完ぺきに演じきれる天才的な役者」と大絶賛。続けて「映画についての知識・才能、そして音楽とミュージカルに対する情熱を持っているから、今回の役にふさわしい人物だと感じた」と説明すると、すかさずゴズリングが「彼が今言ったことは、僕が書いた台本だよ。もっと情熱的に言ってほしかったけど、彼は演技が苦手みたい」とジョークを言い放ち、会場はたちまち笑いに包まれた。



会見の最後には、本作の大ヒットを祈願し、2人で鏡割りをすることに。「『ラ・ラ・ランド』大ヒットー!」の掛け声にあわせて酒樽の蓋を割ると、2人は酒樽に顔を近づけ「いい匂いがする(チャゼル監督)」とニッコリ。かたやゴズリングも「これ飲んでもいいの?」と司会者に尋ねるなど“日本酒”に興味津々。しかし、お酒はイベントの都合上、飲むことができず。残念そうな顔を浮かべた2人なのであった。

「ラ・ラ・ランド」は、2月24日(金) TOHO シネマズ みゆき座ほか全国ロードショー。



■作品情報

「ラ・ラ・ランド」
2月24日(金) TOHO シネマズ みゆき座他全国ロードショー

監督・脚本:デイミアン・チャゼル

出演:ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン、J・K・シモンズ

提供:ポニーキャニオン/ギャガ

配給:ギャガ/ポニーキャニオン

公式サイト: //gaga.ne.jp/lalaland/

【動画】「ラ・ラ・ランド」予告編