【LAセットビジット】「サンタクラリータ・ダイエット」の撮影現場を見学(その2)! 巨大なセットは異空間! “豪邸”の真実に脱帽

スタジオ内は、とても寒い。これはシーラが食らう人肉や、食べ残し(もとい死体)のディックを腐らせないため……というわけではなく、役者を取り巻く環境を快適に保つためだ。たくさんの照明で照らされるセット内はとても暑いが、いちいち汗をかいたのでメイクを直して、とやっていては、撮影はいつまで経っても終わらないのだという。真夏の8月にも関わらず、スタッフが分厚いコートを着込んだ環境には、撮影をスムーズに運ぶための知恵があったのだ。

これだけ空調がきっちり効いているにも関わらず、スタジオの天井は高く、奥行や幅にいたっては「わからない」といった広さだ。この広大な空間の中に、シーラとジョエルが暮らす「サンタクラリータに建つ一軒家」が、まるごとそっくり建築されている。日本人視点で見ると、かなり大きな邸宅だが、現地のスタッフによれば、この程度が「平均的なサンタクラリータの住宅」なのだとか。いわく、サンタクラリータは郊外に位置するため、ロサンゼルス中心地と比べると地価や家賃が安く、大きめの家にも手が届きやすいのだそう。クリエイターのヴィクターも、インタビューでは「中産階級の住宅を忠実に再現」と、サイズ感を含めたそのリアルさに念を押していた。

何気なく置かれている雑誌も、めくればそこいら中で手に入るものと違わず、記事や写真がずらりと並んでいる。家族写真も本物で、主演のふたりがバッチリ写っている。このように、夫婦と一人娘が住む一軒家は、生活感まで含めて細部までしっかり作りこまれていた。

個人的にもっとも気になったのは、家の庭をぐるりと囲む生垣。本物?とつい手を伸ばすと、触感がおかしい。作り物の木だった。だけど、ありふれたフェイクの観葉植物とは違う、触らなければわからないクオリティの葉っぱ。ここまでくると、何が本物で、何が作られたものなのか、もはや判断がつかなくなってくる。巨大なセットの内部は、まさしく異空間だった。



【動画】グロいのに笑えるって新体験!? 「サンタクラリータ・ダイエット」予告編(日本語字幕付き)


ジョエルとシーラはLAの新興住宅地サンタクラリータで平穏な毎日を送るごく平凡な家族。とある日、妻シーラの身体にこれまでの暮らしを一変させる変化が起こり、夫婦の人生は死と破壊の道を突き進むことに... しかしそれは家族が結束を固めるきっかけに!?製作総指揮は『ゾンビランド』のルーベン・フライシャー、『子連れじゃダメかしら?』ドリュー・バリモアと『JUSTIFIED 俺の正義』ティモシー・オリファントの豪華共演で贈る、Netflixオリジナルコメディドラマ『サンタクラリータ・ダイエット』2月3日配信開始!

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