「シカゴ・ファイア」主演テイラー・キニーにインタビュー! “色男”セブライドがモテる理由は、「あきらめない心のおかげ」

海外ドラマ「シカゴ・ファイア」に、ケリー・セブライド役で出演するテイラー・キニー(35)が初来日。TVGrooveのインタビューに応じてくれた。


「シカゴ・ファイア」は、シカゴ消防局51分署に所属する消防隊員と救命士たちが、命がけで職務に立ち向かう姿を描くレスキューアクションドラマ。テイラーが本作で演じるのは、救助/レスキュー第3小隊の小隊長である、ケリー・セブライドというキャラクター。消防アカデミーを優秀な成績で卒業した頼れる小隊長である一方で、繊細な部分を持ち、女性からの人気を集めるプレイボーイという役柄だ。

一方の演じるテイラーは、落ち着いた好青年といった印象。番組やセブライドというキャラクター、共演者について、真剣に一つ一つの質問に答えてくれた。



――演じるセブライドは非常に女性からモテるキャラクターで、シリーズにはこれまで何人もデート相手が登場。彼のこういった部分には共感できますか?

テイラー:　もちろん、女性は大好きだからね(笑)。実は、ジェシー・スペンサー演じるケイシーとのW主演だから、バランスを考えて、脚本家がこういったキャラクターを作り上げたんだ。いわばワイルドカード的な。
(セブライドと比べて)ケイシーは実直でまっすぐ、女性との付き合い方もマジメそのもの。ぼくらは対照的に描かれているし、彼らの対比や関係のおかげで、作品に面白味が増していると思う。

(シーズン2では、マウチにモテ指南を行うエピソードも。彼が女性からモテる理由はどこにあると思いますか?

テイラー:　ワオ!(笑)。なぜマウチがモテないのかって質問の方が大切じゃない?(笑)
うーん……セブライドはチャーミングだし、何より数を撃ってるよね(笑)。失敗も多いんだけど、次にどんどん行こうとする。軽い付き合いであれ、本気でロマンチックな関係を築くにしても、とにかくこの子をゲットしたい!という気持ちを持ち続け、あきらめないところが、彼がモテる理由なのかも(笑)




――セブライドを演じるため、どんな役作りを行っているのでしょうか?)

テイラー:　シーズンごとにアプローチの仕方も変わってきているけど、彼が消防士という自分の職を愛していて、打ち込んでいるということはずっと意識しているよ。ぼく自身も、現場で活躍する消防士や、ファーストレスポンダー(※)たちと友情を築くことができたし、オフでもより多くの時間を一緒に過ごすようになった。彼らはまさしくプロで、心から尊敬できるんだ。学ぶところはたくさんあるよ。そして最高の作品に関われることを、本当に楽しんでいる。

※ファーストレスポンダー　……　「最初の対応者」を意味し、救急隊に引き継ぐまで的確な応急手当てをする人々のこと。

(実際の消防士との交流は、シーズン1から続けていることですか?)

テイラー:　シーズン1から、スティーヴ・チカローダスという、元々はバタリオン・チーフ(※複数の消防署を統括し、監督する立場)を務めていた人物が、アドバイザーとして番組の力になってくれているんだ。もしノウハウや、物事を進めていく手順、道具の使い方など、わからないことがあれば、彼に教えを乞う。消防士たちの活動を、忠実に描く上で、彼の存在は欠かせないもので、彼のおかげで適当に演じたり撮影したりすることはまったくなかった。
脚本にしても、書き手はロサンゼルス、舞台はシカゴだから、言葉を現地流に少しずつ修正することもある。実際の消防現場で活躍している面々とは、1日15時間、週6日間も一緒に過ごすこともあるから、いまとなっては家族であり、友人のような存在で、信頼できる相談相手だよ。この番組は、彼らの存在抜きじゃ成功しえなかったはずだ。



(実生活に役立つ知識も得ましたか?)

テイラー:　少なくとも、火事は出していないね(笑)。シンプルなことだけれど、緊急事態に遭遇したとき、彼らほど効率的に動き回ることはできないにしても、これまでなら怖気づいて二の足を踏みそうな場面で、さっと駆けつけて迷いなく手助けできそうなくらいの自信はついたよ。


――劇中では、鍛え上げた肉体を披露する場面も多々見られます。ワークアウトのメニューはどんなものなのでしょうか?

テイラー:　時間に余裕があればマウンテンバイクに乗ったり、クライミングをしたり、ジムに行って筋トレをすることもあるけれど、撮影が朝5時から夜の22時、23時まで続くこともあるから、決まった毎日のワークアウトプランはないんだ。
むしろ撮影そのものがトレーニングになっているよ。ギア(装備)やタンクを背負って走り回るからね。そんな撮影が、10時間も続くことも。ヘルメットまで含めれば、重さ70ポンド(約32キログラム)になるくらい。だから体力作りは不可欠だし、柔軟性が大切だからストレッチも。



(番組には火災や事故の現場が毎回のように登場。視覚的にとても緊迫感があるものですが、撮影していて実際に身の危険を感じたことは?)

テイラー:　そんな経験はないんだ。スタントコーディネーターがきちんとついていて、プロデューサーも、みんな安全第一で進められるようにしてくれているから、ぼくも安心している。リスクはなるべくないように環境を整えてくれているんだよ。
自分で出来るスタントは、全部自分でやろうとしているんだけど、制作側から「ノー、ダメだ」と言われてしまうことも。橋から40フィート(約12メートル)ほど飛び込んで救助に向かうシーンがあって、自分で演じたかったんだけど、どうしてもやらせてくれなくてね。結局、ぼくが折れたよ。
炎の中を駆け回るシーンだって、本当に炎を炊いてはいるけれど、完全に制御された中でやっている。特殊効果チームが完璧に監督していて、安全第一を心掛けてくれているんだ。




(後編へ続く)


【リリース情報】

■「シカゴ・ファイア シーズン2」
6月7日(水)DVDリリース開始
6月7日(水)　VOL.1～6　レンタル
7月5日(水)　VOL.7～11レンタル
DVD-BOX ￥9,500(税抜)

発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
(C)2013 Universal Studios. All Rights Reserved.
公式サイト:www.chicago-tv.jp

■「シカゴ・ファイア」 シーズン3
海外ドラマ専門チャンネルAXNで日本独占初放送!
5月18日(木)10:00PMスタート
(C) 2014 OPEN 4 BUSINESS PRODUCTIONS LLC. All Rights Reserved.
公式サイト:www.axn.co.jp/programs/chicagofire