初来日グレース・ヴァンダーウォール、浴衣姿で抹茶に悶絶! 歌と食レポで、ファンを魅了

13歳の天才シンガーソングライター　グレース・ヴァンダーウォールが、国内で自身初となるイベントを開催。30人の幸運なファンの前で、パフォーマンスを披露した。

グレース・ヴァンダーウォールは昨年、米人気オーディション番組「アメリカズ・ゴット・タレント(AGT)」第11シーズンに出演し、見事優勝。満を持してリリースしたデビュー作「パーフェクトリー・インパーフェクト」は、全米ビルボード・アルバムチャートにて、初登場9位を記録。12歳でのチャートTOP10入りは、当時11歳だったあのマイケル・ジャクソン(ジャクソン5名義、AL「帰ってほしいの」)以来、46年ぶりの快挙となった。


「AGT」でブレイクしてから、およそ1年余り、早くもグレースの初来日が実現。6月17日には、音楽ストリーミング配信サービスの世界最大手“Spotify(スポティファイ)”による全面サポートのもと、「おもてなしイベント」と題されたファンとの集いに登場した。


ニューヨーク出身、青い目にブロンドの天才少女グレースは、この日、ファンの前に浴衣姿で登場。“和”をテーマにして、特別にしつらえた空間には、抽選で選ばれた幸運な30人のファンが詰めかけ、グレースとの交流を楽しんだ。



初めての浴衣について、見栄えは「お気に入り」とする一方で、「パッと羽織って縛ったら終わりだと思っていたけど、(着付けは)もっとずっと複雑なものだったのね」と、ニューヨーカーらしい驚きを口にしたグレース。まだ不慣れなのか、パフォーマンス前の意気込みを聞かれても、「わかんない(笑)。エキサイティングかな」と照れ笑い。しかしひとたびウクレレを手にしてマイクの前に立つと、激戦を勝ち抜いたことも納得できる、堂に入った歌いっぷりで会場の心を一気につかんだ。

この日、グレースが歌ったのは、「AGT」で勝ち抜き、デビュー作「パーフェクトリー・インパーフェクト」にも収録されている3曲。「クレイ」という楽曲について、「粘土(=クレイ)のように誰かにもまれても、他人の思うような形にはならないという内容」。「ライト・ザ・スカイ」については、「私のお気に入り。軽やかな曲なの」と、それぞれの曲についての思いや成り立ちを語った。



短いライブのトリを飾ったのは、「AGT」で最初に披露し、チャンスをつかんだ記念碑的な1曲「アイ・ドント・ノウ・マイ・ネーム」。「いまだにどう説明したらいいのか、わからない曲ではあるんだけれど、この曲なしには日本へ来られなかった。ずっと歌っているけど、まだ飽きずに歌えるの。たぶん歌っていると、この1年の素敵な思い出が浮かぶからかな」と述べ、涙を浮かべるファンも出るほどのパフォーマンスを披露した。

【 #グレース初来日 イベント】
「この曲のおかげで日本へもこられた。ずっと飽きない1曲」と披露してくれたのは「I Don’t Know My Name」
感動して泣き出すファンも出る素敵なパフォーマンスでした @GraceVanderWaal #YouMeJapan pic.twitter.com/iwSTmk8XxA

— 海外ドラマ&セレブ情報TVグルーヴ (@TVGroove) 2017年6月17日

日本での初パフォーマンスを無事に終え、はにかみ笑顔の本人は、「ほっとした部分もあるし、ワクワクした部分もあるし、いろんな思い」と感想を語った。


ライブコーナーのあとに設けられたトークセッションでは、“おもてなし”というテーマに沿って、グレースは日本のお茶とお菓子を初体験。「同時に食べるの?」と戸惑いつつも、口にしたお菓子の感想は「どう言ったらいいのか……」。「一瞬、んんっ!?となるけど、イケる?みたいな」味とのこと。一方で、初体験の抹茶の感想は、ご覧のとおり。

【 #グレース初来日 イベント】
日本風のおもてなしということで、お茶とお菓子を体験
お菓子の感想は「一口目は、んんっ二口食べると、イケるみたいな」
作法の予習をしてきてくれたお抹茶の感想は…「海草と塩と水みたいな味」
#YouMeJapan pic.twitter.com/Z7Rv9EiHv1

— 海外ドラマ&セレブ情報TVグルーヴ (@TVGroove) 2017年6月17日

グレースにとって、この日の和食体験は思わしいものではなかったようだが、来日から現在まで、日本のスナック菓子を楽しんでいるとのこと。また、「何だったのかはわからないけど、スープが美味しかった。トマトと魚介?　本当よ、本当に美味しかったの!」「太い麺と茶色いスープに天ぷらがのったアレは、絶対オススメ!」(おそらく天ぷらうどん)と熱弁。ラーメン屋に入り、食券購入からの体験を仔細にわたって語るなど、滞在を楽しんでいる様子だった。




イベント中には、「Spotify」内で公開中のグレース自身による選曲プレイリスト「Laidback Afternoon with Grace VanderWaal」について解説する場面も。「レコード会社に言われて入れた曲なんてないの。全部、私が本当に好きな曲!」というラインナップで、「のんびりしている時でも、ワークアウトもダンスも勉強も、ご飯中だってどんなシチュエーションにもピッタリ」と、熱っぽく語った。

#グレース初来日 Playlist
グレース・ヴァンダーウォールの初来日を記念してグレースがファンの皆様に贈る #Spotify 公式プレイリストが公開中https://t.co/Z6oVSTRWds
是非チェックしてね#プレイリストあります#YouMeJapan pic.twitter.com/zCUZmBZYl0

— ソニーミュージック洋楽 (@INTSonyMusicJP) June 17, 2017

Thank Spotify Japan for having me! I had so much fun preforming in traditional Japanese attire, i am learning so much #youmejapan _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ *DISCLAIMER* I was asked to dress traditional as the beautiful kimono was so kindly gifted to me to wear for this amazing event, and I was very surprised at the process!!! Very complicated but, many kind amazing people helped me get it on and get ready to make sure it was properly worn and not disrespected in any way

Grace VanderWaalさん(@gracevanderwaal)がシェアした投稿 - 2017 6月 17 5:03午後 PDT

続いてのQ&Aコーナーでは、ファンから寄せられたという質問に、本人自ら回答。

Q.お母さんの手料理で好きなメニューは?
「パパでもいい?　パパのグリル豆腐は絶品なの!　スパイシーな味付けで、バーベキューソースをかけてグリルするんだけど、外側はカリカリで中身はそのまま。ヘルシーだとか栄養がどうとかじゃなくて、このメニューそのものが大好き。(舞台袖で見守っていた父へ)パパ、最高よ!」

Q.自然体なパフォーマンスが印象的。歌っているときに心がけていることは?
「どう見えているかを気にしないこと。特にテレビだと、私はいまどう見えているのかな?と心配になっちゃって、気が散ってしまうことがあるの。でもそれはよくないから、“ダメ、ダメ”って曲に意識を戻すわ」
「(今日は?と聞かれ)ノー。ときどきそういうことがあるのよね」

Q.どうしてウクレレで歌おうと思ったんでしょう?
「ブラジル出身の友だちが家へきて、彼女が弾いていたの。ブラジルではアメリカより一般的みたい。それで気に入っちゃって、弾かせてもらっていた。誕生日に買ってって頼んだんだけど、ダメだったから自分で買ったわ(笑)」


「すごく楽しいイベントだったわ。みんなも楽しんでくれていたらいいな」と、グレースが本日のイベントについての感想を語り、この日のイベントは終了。どこまでも自然体な13歳の天才歌姫グレース・ヴァンダーウォールのキャラクターに、改めて魅了される時間だった。