「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」カヤ・スコデラリオに来日インタビュー! 共演者が語る本物の“ジャック・スパロウ”のスゴさとは?

シリーズ全世界総興行収入約43億ドル(BOXOFFICE MOJO調べ)を誇る、壮大なスケールとアクションで贈る史上空前のエンターテインメント「パイレーツ・オブ・カリビアン」の最新作「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」が7月1日(土)より日本公開される。映画公開に先がけ、豪華キャスト陣が来日。女優のカヤ・スコデラリオがTVGrooveのインタビューに応じてくれた。

「メイズ・ランナー」シリーズのヒロイン テレサ役で知られるカヤ。本作では、物語の重要な鍵を握る若くて美しい天文学者カリーナ役を演じている。カヤは同じく新キャラクターのブレントン・スウェイツ演じるヘンリー・ターナーと共に主人公ジャック・スパロウの旅仲間として登場する大注目のキャラクターである。

インタビューでは、撮影時の裏話や作品に対する思い、彼女自身のキャリアについてなど、幅広く語ってもらった。



ーー初めての日本はいかがですか?

カヤ:本当に楽しんでいます。今日は雨が降っていて残念ですが、皆さんとてもフレンドリーに接してくださるので、日本が大好きになりました。


ーー世界的大ヒットシリーズの大役を射止めた経緯は?

カヤ:オーディションの期間はとても長く、一年間かかりました。最初の過程では、ちょうどその時に映画「メイズ・ランナー2」を撮影中だったので、共演者に他の役を演じてもらい、その様子をビデオに撮ったものを送りました。その後、何度かオーディションがありましたが、ブレントン・スウェイツが出演することは私よりも先に決定していたので、相性を見るために2人合わせてのオーディションも行いました。そのように長い過程を経て得られた役だったので、やっと合格をいただけた時は本当にほっとしました。


ーーオーディションへの参加を決意した時は、自分がカリーナ役にぴったりだと思い応募したのですか?

カヤ:これほどの大作に出演したことは今までになかったので、最初は役をもらえる可能性は低いと思っていました。それに、最初は台本を読む機会がなかったので、自分の演じるキャラクターがどのような人物なのか知らされていませんでした。なので、強い女性の役だったら良いけれど、誰かの彼女役や救われることを待っているお姫様タイプの女性役には興味がなかったので、躊躇(ちゅうちょ)もありました。しかし、実際に監督に会ってみたら、作品に対する熱意が伝わってきて、方向性も見えたので、それからはこの役を演じたいと強く思うようになりました。


ーーカリーナは天才天文学者という役どころですが、ご自身も勉強家だったのでしょうか?

カヤ:もともと天文学に興味があったわけではなかったのですが、今回の役を通してもっと学んでみたいと思うようになりました。学校に通っていた時は勉学よりもクリエイティブなことが好きなタイプでした。


ーー本作品の撮影で大変だったシーンは?

カヤ:実は、撮影の途中で肩を骨折してしまい、その後に海で泳ぐシーンの撮影があったんです。そのシーンの撮影はオーストラリアで行われたのですが、サメを気にしながらかなりの長距離を泳がなくてはなりませんでした。スタジオで撮影したシーンもありますが、ほとんどは実際の海での撮影だったので、船で沖まで連れていかれ、そこから1人で陸まで泳がなくてはならなかったし、とても寒くて大変でした。


ーー昔から「パイレーツ」作品のファンだったそうですが、作品のどのようなところが好きですか?

カヤ:冒険の物語が好きです。キャラクターが毎回旅に出ていく新世界観もファンタジックで、少し怖いけれど魔法のような要素もあって、わくわくできるところが大好きです。


ーー初めて本物のジャック・スパロウに会った時の印象は?

カヤ:ジョニーには読み合わせなどでお会いしていたので、撮影現場でお会いしてもプロの女優として普通に接することができると思っていました。しかし、実際にジャック・スパロウの格好をしたジョニーを目の当たりにすると、ジョニー本人というよりもジャック・スパロウのスター性に打たれてしまいました。子供時代に戻ったかのような感覚でした。


ーー父ウィル・ターナーと息子ヘンリー・ターナー、主人公ジャック・スパロウだったら、どの人と付き合いたいですか?

カヤ:正直、誰とも付き合いたくないです(笑)ジャックは歳をとりすぎてるしクレイジー。ウィルはずっと海にいるわけだから会えないし、ヘンリーは私のタイプではないですね。


ーー「パイレーツ」作品で、お気に入りのキャラクターは?

カヤ:恋愛抜きで考えると、キャラクターとしてはジャック・スパロウが好きですね。なんといってもジャックは、この「パイレーツ」の心であり魂で、一作目はアカデミー賞にもノミネートされた素晴らしいキャラクターです。ジャックはとても使えないしおバカで、人としての道を誤っているけれど、観客はそんな彼に魅了されますよね。それってすごいことだと思います。


ーージャパンプレミアでは、ジョニー・デップがたくさんボケをかましてファンから笑いをとっていましたが、そういった姿を見てどう思いましたか?

カヤ:彼は最高ですね。あのようにファンと接する姿は、私も見ていてすごく良いなと感じます。やはりジャック・スパロウを演じることがすごく楽しいんだなと伝わってきますし、今も彼の中にはジャックがいるんだなと思いました。ただ、私は少しシャイなので、あんなにクレイジーなことをする勇気はないですね。




ーージャパンプレミアでも素敵なドレスを着用していらっしゃいましたが、普段のファッションはどのようなものがお好きですか?

カヤ:これは仕事着で、普段はカジュアルな服を着ることが多いです。時々素敵な洋服を着れるのは、こういったプロモーションの仕事の楽しみでもあります。まだ小さな子供がいるので、基本的に家ではTシャツとジーンズというスタイルで、髪はまとめています。


ーーイギリスのドラマ「スキンズ」への出演で女優デビューを果たしてから10年経ちますが、女優業についてどう思っていますか?

カヤ:女優という職業は、自分の人生の中で一番情熱を感じるし楽しいお仕事なので、これからもずっと続けていきたいです。ただ、自分にこのような機会が舞い降りてくるとは思ってもみなかったので、正直驚いています。将来的には制作にも関わりたいですし、学生への演技指導もしてみたいと思っています。


ーー演技に目覚めたきっかけは?

カヤ:11歳の時に、学校の演劇で「オリバー・ツイスト」をやった時でした。主人公オリバーは少年なので、男の子だけがオーディションを受けられたんです。オーディションを受けられなかった私は他の役はもらえましたが、セリフはたったの一行ですごく悔しい思いをしました。しかし、そのたった一行のセリフに心をこめて言ったら、オリバーの役を受けてみないかと誘われてオーディションしてもらえることになりました。結局、私もオリバー役を演じられることが決定して、もう一人の男子生徒と交代交代にオリバー役を演じました。その時に得た達成感というのが、この仕事を始めるきっかけになったと思います。


ーー女優業のみならず、モデルとしても大活躍していますが、今後のキャリアの目標は?

カヤ:実はモデルの仕事は、映画のプロモーションなどの関係で行っているものなので、モデル業をしているという訳ではないんです。将来的にはファッションの制作過程にも関わりたいと思っていますが、私が一番情熱を注いでいるのは女優の仕事です。


ーーこの作品を通じてファンに期待することは?

カヤ:カリーナは自立した強い女性でありながら、実は柔らかい側面もある役です。そういったところを発見して楽しんでもらいたいと思います。そして、映画を観た後に、13年も続いているこのシリーズをより好きになっていただけたら嬉しいです。


■作品情報

「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」
2017年7月1日(土)より全国公開!

監督:ヨアヒム・ローニング/エスペン・サンドベリ
製作:ジェリー・ブラッカイマー
出演:ジョニー・デップ/オーランド・ブルーム/ハビエル・バルデム/ブレントン・スウェイツ/カヤ・スコデラリオ/ジェフリー・ラッシュ他
原題:Pirates of the Caribbean: Dead Men Tell No Tales　 　
全米公開:2017年5月26日
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
公式サイト:Disney.jp/Pirates　

【動画】映画「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」予告編


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