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今を生きるリアルでポジティブな実力派シンガー P!NKが待望の新アルバムをリリース! 観る者を魅了するド迫力なパフォーマンスがスゴすぎる[動画あり]

2017年10月13日
P!NKP!NK
10月13日の金曜日に5年ぶりとなる7作目の新アルバム『ビューティフル・トラウマ』を全世界同時発売するP!NK。今年8月27日にロサンゼルスで開催された「MTV Video Music Awards(VMAs)」で披露した圧巻のパフォーマンスと、特別賞の授賞スピーチはファンや観客、視聴者だけでなく、数多くのセレブたちも感動させ、SNSでは彼女を称賛する嵐が巻き起こった。とんがったイメージの強いアラフォー世代のP!NKは、なぜ、こんなに多くの人々の心を揺さぶることができるのだろうか。


スーパースター=P!NK誕生

ペンシルベニア州フィラデルフィアの田舎町に生まれ育ったP!NKは、幼い頃、喘息が酷く「肺を強くするために」と様々なスポーツを経験。学校ではダンスやコーラス部に所属するアクティブな子供時代を過ごした。両親の離婚を経験した彼女は、母親や教師たちと衝突し、ドラッグに手を出すように。しかし、「歌うこと、曲を書くこと」だけが精神的苦しみを軽くしてくれることに気づき、地元の友達とバンドを組み、音楽にのめり込んでいった。

TLCなど数多くのスターを手がけたレーベル「LaFace レコード」のLA・リードの目にとまったP!NKは、2000年のアルバム『キャント・テイク・ミー・ホーム』でソロデビュー。R&B色の強いデビュー・アルバムは、200万枚の大ヒットとなり、一躍有名になった。しかし、徐々にポップ・プリンセス的な扱いを受けるようになり葛藤した彼女は、自らコントロールする形でセカンド・アルバムをプロデュース。アルバムは彼女のイメージにドンピシャなロック色の濃い作品に仕上がり、クリーンなアイドルに飽き飽きしていた若い層の心を鷲掴みに。以来、彼女が全てコントロールする形でヒットソング、ヒットアルバムを飛ばしている。


パフォーマンスも一流

このように真剣に音楽と向き合い続けている彼女は、何よりもフェイクが大嫌い。リアルであることをモットーとしているため、口パクは絶対にしない歌手としても知られている。ライブでの歌声は迫力あるもので、十代の頃のアデルなど数多くの人々に感動と強い影響を与えてきたが、歌声だけでなくパフォーマンスも素晴らしいと大絶賛され続けている。

2008年に「MTV VMAs」で爆発など大掛かりな仕掛けの中、熱唱した「ソー・ホワット」パフォーマンスは、今も業界で語り継がれる程の凄さだった。同曲のMVも、P!NKが怒りを炸裂させるハチャメチャな内容で話題騒然。このMVには、大げんかの末二度破局した現夫も登場しているのだが、彼の前でピンクが一瞬「女」の顔になるのが、なんとも可愛らしいとファンを喜ばせたものだった。

【動画】「ソー・ホワット」MV


【動画】2008年「MTV VMA」パフォーマンス



誰もが驚く身体能力で魅せるステージ・パフォーマンス

歌とパフォーマンスを一致させ、自分の気持ちをより強く観客に伝えたいという思いを持つP!NKは、2009年から「天井から垂らしたリボンに体を巻きつけ宙を舞いながら生で歌う」エアリアルというまるでシルク・ドゥ・ソレイユのようなアクロバティック・パフォーマンスを始めた。子供の頃、8年間器械体操をしており、オリンピックに出場することを夢見るほどの選手だったP!NKは、オプラ・ウィンフリーのトーク番組で「バックダンサーがやっているのは見たことがあるけど、アーティスト自身がやっているのは見たことがないから、やってやろう!と思ってね」と説明。観客はうっとりと魅了され、パフォーマンスを見て感動のあまり泣くファンが続出した。

誰もやったことのないステージ・パフォーマンスを、いとも簡単にやるP!NKに「さすがに口パクでしょ」という声も上がったが、本人は「逆さまになっている方が、いい歌声が出るのよ」と大笑い。2010年にグラミー賞でこのアクロバティック・パフォーマンスをして大絶賛された時には、「口パクではないことを分かってもらうようにと、わざと深く息を吸ってアピールしちゃった」とニッコリ。コンサートでやっている「水に浸かった後、リボンを上げてもらい、宙でくるくる回りながら歌う」というパフォーマンスをグラミーでも行い「(客席にいる)大物アーティストたちをびしょびしょにできるなんて快感!」「終わったらみんな総立ちで拍手をしてくれて。“やっと認められた!”と思った」と、オプラ・ウィンフリーのトーク番組で、嬉しい気持ちを素直に表現したほどだ。

【動画】2010年グラミー賞でのパフォーマンス


全世界の観客を魅力してきたこのど迫力のアクロバティック・パフォーマンスだが、やろうと思ったきっかけは「スピリチュアルな歌をヴィジュアル的に伝えるのに、ぴったり」だと感じたから。特別な特訓は受けていないそうで、『エレンの部屋』に出演した時にも「逆さまになって、くるくる回っているだけだよ」と笑い飛ばしていた。しかし、ジョギングやヨガなどの基礎トレーニングは欠かさないとも語っており、かつてバク転を連続で18回できたという高い運動能力を持っている彼女だからこそ「いとも簡単に」できるのだと思われる。


アクロバティックなステージはP!NKの代名詞に

2011年、「ソー・ホワット」のMVなどに出演しているモトクロス・レーザーのケアリー・ハートとの間に長女を出産。しかし、ママになってもとんがっている“エッジィ”な姿勢は変えず。2014年のグラミー賞で再び行ったアクロバティック・パフォーマンスは、ただ単に布に体を巻きつけて回るのでなく「難しい技も取り入れながら生で歌う」という常人離れしたもので、世界中で話題に。P!NKのぶれることのない音楽への情熱と、パフォーマンスを通して伝えたい想いが伝わってくると大絶賛された。

【動画】2014年グラミー賞パフォーマンス

Pink - Try + Just Give Me A Reason feat. Nate Ruess - 2014 Grammy Awards from Kacio94 on Vimeo.



2016年末には第二子を出産。この数年は子育てに精を出していると伝えられていたP!NKだが、先日出演したKISS FM UKのインタビューで「子育てもしてたけど、映画の曲とかも作ってて音楽活動はずっと続けてたのよ。ただ、あっという間に時間が経っちゃって、気づいてたらもう5年間もニューアルバムを出してなかったわけ」と爆笑。実際に同年のビルボート・ミュージック・アワードでは、映画『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』の主題歌「ジャスト・ライク・ファイア」のパフォーマンスを披露。炎に包まれた時計をバックに、ダンサーたちのアクロバティックな舞いも加わり、彼女らしいパワフルなステージを繰り広げた。

【動画】ビルボート・ミュージック・アワード「ジャスト・ライク・ファイア」


【動画】MVでも圧倒的身体能力を披露!



5年ぶりの新作で伝えたいこと

そして、8月10日にリリースした新曲「ホワット・アバウト・アス」の歌声は、以前よりさらにパワーアップしているとファンを喜ばせ、ニューアルバムはこれまでで最高の作品になるのではないかと期待する声が多数上がった。

この「ホワット・アバウト・アス」だが、現在の世界的情勢や人種/ジェンダー差別に訴えかけるメッセージ性の強い曲。ミュージック・ビデオは、ケイティ・ペリーが絶大なる信頼を寄せる振付師ゴールデンボーイズが担当し、大勢の個性的なダンサーたちとP!NKが繰り広げるエモーショナルなダイナミック・ダンスが、業界からも高く評価されている。

【動画】「ホワット・アバウト・アス」MV


今年8月27日に開催された「MTV VMAs」では、観客の頭の上を移動する車のバンパーに乗ったり、バギーを運転しながら舞台を横切ったりしながら、自身のヒット曲をメドレー。彼女を知らない若い子たちも「超ハチャメチャでカッコいいアーティスト!」と大フィーバーした。このパフォーマンスでは、「観客の中を歩く」という、他のアーティストは「もみくちゃにされるから」としないようなこともして、SNSでは「さすが、ピンク!」「ファンとの距離が一気に縮まった」と感激する声が殺到した。

【動画】今年の「MTV VMAs」でのパフォーマンス


今回の「MTV VMAs」では、最高栄誉とされる特別賞<マイケル・ジャクソン・ヴィデオ・ヴァンガード・アワード>を受賞したP!NK。そのスピーチで「まだ6歳の娘が自分の外見に自信がないこと」「男の子みたいに見えることを気にしていたこと」と告白。

「私もガサツで男みたいだと、体もガッチリしてて男性的だとバカにされてきた。意見も主張しすぎるって批判された。でも、だからって私は自分の体を変えることはしない。女性らしい外見に変えることなんてしない。自分の表現は変えない。そんなことしなくても世界中のアリーナをソールドアウトさせることができるんだから」「だから私たちは変わらないんだよ。土砂の中から真珠を作り、人々がもっと色々な形の“美しさ”を見られるようになるため、私たちはその人たちを助けるのよ」と娘に教えたことを明かし、会場を感動の渦に巻き込んだ。

【動画】感動のスピーチ


ニューアルバム『ビューティフル・トラウマ』のリリース日である13日の金曜日だが、実はP!NKにとって特別な日とのこと。「生まれて初めてしたファーストキスの日が13日の金曜日」で、何かと「ツイてる」日なのだという。

(c)Ryan Aylsworth


歌手活動を始め21年目となる今も一貫して変わることなくとんがったスタイルで、感情をぶつけるパフォーマンスを行い続けるP!NK。来年スタートすることが発表された「ビューティフル・トラウマ ワールド・ツアー」では、どんなステージ・パフォーマンスを見せてくれるのかも非常に楽しみだ。

<リリース情報>

ピンク
『ビューティフル・トラウマ』
発売中

●国内盤CD(全14曲) 
2200円+税 / 解説・歌詞・対訳付き
初回限定紙ジャケット仕様 / ボーナス・トラック収録
//www.sonymusic.co.jp/artist/pink/discography/SICP-5625

●配信(全13曲)
https://itunes.apple.com/jp/album/id1269268686?at=10lpgB&ct=886446684499_al&app=itunes
*iTunes、iTunes Storeは、Apple Inc.の商標です。

●輸入盤CD(全13曲)
https://www.sonymusicshop.jp/m/item/itemShw.php?site=S&ima=4256&cd=01DE000047469
 
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