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第75回ゴールデン・グローブ賞授賞式開催! ニコール・キッドマン、エマ・ワトソンら出席者が黒ドレス着用でセクハラ問題に抗議

2018年1月8日
ニコール・キッドマンニコール・キッドマン
@THR/Twitter
現地時間1月7日、米ビバリーヒルトン・ホテルにて、アカデミー賞の前哨戦となる第75回ゴールデン・グローブ賞受賞式が開催。例年であれば色鮮やかなドレスで彩られるレッドカーペット・授賞式だが、今年は出席者らが黒のドレスに身を包み、会場全体が黒一色に染まった。

ハリウッドでは昨年、女優らがハーヴェイ・ワインスタインの性的暴行の被害を訴えたことをきっかけに、これまで業界内で蔓延していたセクハラに対する抗議が拡大。それを機に、性的暴行・セクハラ被害にあった者たちが「#MeToo(私も)」というハッシュタグをつけて、その被害をSNSでシェアするなど、ハリウッドを越えてセクハラ被害に立ち向かう動きが見られた。

そして1月1日、ハリウッドで活躍する女性たち300人以上がセクハラと闘うための運動「Time’s Up」に賛同を表明。セクハラ問題への意識を高めるために、今回の受賞式に黒のドレスを着用することを呼び掛けていた。




「Time’s Up」に賛同するメリル・ストリープやエマ・ワトソンらは、女性問題活動化の女性らと共にレッドカーペットに登場。ニコール・キッドマンやリース・ウィザースプーン、ヘレン・ミレンなどノミネート者らに加え、ほとんどの出席者が黒のドレスに身を包んだ。またジャスティン・ティンバーレイクやニック・ジョナスら男性陣も、黒のタキシードに「Time’s Up」と書かれたピンバッジを着け、今回の運動への賛同を表明した。

「Time’s Up」の影響は授賞式本編にも大きく表れ、司会者セス・マイヤーズはオープニングで、「今年は2018年です。ようやくマリファナが解禁されました。そして、やっとセクシャルハラスメントは許されないものであるということになったのです」とセクハラ問題をテーマにしたスピーチを披露。

黒人女性として初めて功労賞のセシル・B・デミル賞を受賞した女優・司会者・プロデューサー・慈善家のオプラ・ウィンフリーも、女性たちに向けて熱いスピーチを披露。「長きに渡り女性たちは、力を持った男性たちに真実を話しても、耳を傾けられることも信じられることもありませんでした。しかし、そういう時代はもう終わります(Time’s Up)」と語り、会場はスタンディングオベーションでオプラを称えた。



その他の受賞者の多くもセクハラ問題に絡めたスピーチを披露するなど、会場一体となってセクハラ問題に立ち向かう姿勢が窺えた授賞式となった。


 
ハリウッドからセクハラに立ち向かう新たな運動「Time’s Up」がスタート 大物女優ら300人以上が賛同を表明(2018年1月5日)
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