第90回アカデミー賞、脚本賞を「ゲット・アウト」ジョーダン・ピールが獲得! アフリカ系初の快挙を、ゼンデイヤらが祝福

現地時間3月4日、第90回アカデミー賞にて、脚本賞を「ゲット・アウト」によってジョーダン・ピール(39)が獲得。アフリカ系アメリカ人初の快挙を、多くの人々が祝福している。

脚本賞において、ジョーダン・ピールはアフリカ系アメリカ人として、オスカー史上4人目の候補者、そして初の受賞者となった。授賞式でのスピーチにおいて、彼は「ゲット・アウト」という映画の脚本を書き、監督として作り上げて世に送り出すまでの過程で、何度も挫折しそうになった経験があったと明かしている。米TVLineが伝えた。

「この受賞は、わたしにとって大きな意味を持つものです。こんなことは不可能だと、執筆中、20回はあきらめそうになりました。うまくいくわけがない、誰もこんな映画を作らせてはくれない、と。それでも書き続けたのです。なぜならば、この映画の制作をわたしに許してくれる人さえいれば、声はみんなに届き、みんなが作品を観てくれるとわかっていたからです」

ジョーダン・ピールは、自身の母親、キャストとクルー、そして「ゲット・アウト」を観てくれた観客に加え、「わたしの主張を助け、この映画を作らせてくれた方々」へ賞をささげると述べている。

「母はわたしに、たとえヘイトに直面しても、愛するということを教えてくれました。この映画を観に劇場へ足を運んでくださった方々、チケットを買ってくださった方々、周囲へ薦めてくださった方々、ありがとう。愛しています。あなた方が、劇場で、スクリーンに向かって叫んでくださったことに、感謝しています」

ジョーダンは、“これからも歩みをとめずに”との意味をこめ、「Let’s keep going」と語りかけた。

長らく俳優、コメディアンとして活躍したあと、初単独監督作品である「ゲット・アウト」でジョーダン・ピールが成し遂げた偉業へ、同じ脚本賞にノミネートされ、受賞を逃した対立候補クメイル・ナンジアニ(「ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ」)は、ユニークな言葉で賛辞を贈っている。また、授賞式に参加していたゼンデイヤらが、受賞を祝福している。

「ビッグ・シックは次点かな!」(クメイル・ナンジアニ)

The Big Sick came in second!

— Kumail Nanjiani (@kumailn) 2018年3月5日

「ジョーダン・ピールは新しいジャンルを作り上げた。この賞に値するよ」(スティーヴン・アメル)

Jordan Peele created a new genre. He deserves this.

— Stephen Amell (@StephenAmell) 2018年3月5日

Jordan P

— Lakeith Stanfield (@lakeithlakeith) 2018年3月5日

Get out!! Yessss

— Zendaya (@Zendaya) 2018年3月5日

#Getout!!! So fantastic! @JordanPeele - so well deserved. Ya had my vote.

— Denis O'Hare (@denisohare) 2018年3月5日

Congrats @JordanPeele #GetOut #oscars

— Zac Efron (@ZacEfron) 2018年3月5日

@JordanPeele Inspiration!

— John Stamos (@JohnStamos) 2018年3月5日

I just won an Oscar. WTF?!?

— Jordan Peele (@JordanPeele) 2018年3月5日