ニック・ジョナス、来日を待ち続けたファンは「当たり前の存在じゃない」! POPSPRINGで、新アルバム進捗&「ジョナス」再結成を直撃[インタビュー]

ニック・ジョナス(25)が、POPSPRING 2018出演のために来日。幕張メッセ公演のバックステージにて、TVGrooveのインタビューに応じてくれた。

25歳にしてキャリアは10年越え、日本でも人気の高いニック・ジョナスだが、意外にもファンを前にした日本国内でのパフォーマンスは、今回のPOPSPRING出演が初めて。その一方で、インタビュー中の落ち着きぶりは、もはや貫録すら感じられたほどだ。

今回のインタビューでは、現在の音楽面だけでなく、かつてふたりの兄と組んでいたバンド「ジョナス・ブラザーズ」や、俳優業、さらに気になる新アルバムについてなど、幅広い質問に答えてくれた。

――映画「ジュマンジ」のプロモーションから、かなり短いスパンでの再来日です。楽しんでいらっしゃいますか?

ニック:　素晴らしいよ。これが二度目の来日なんだけど、これまで日本でパフォーマンスする機会はなかったから、すごくワクワクしているんだ。ファンのみんなもぼくを温かく迎えてくれたし、彼らの前でパフォーマンスするのが待ちきれない。絶対楽しいはずだ。


――日本には「ジョナス・ブラザーズ」時代から来日を心待ちにしていたファンも。ついに日本での初パフォーマンスとなりますが、意気込みをお聞かせください。

ニック:　「ジョナス・ブラザーズ」時代もソロになってからも、何年間もずっと本当にみんな熱心に応援してくれていたよね。ずっと待ち続けてくれたみんなの忍耐力と、今回の歓迎ぶりに、心から感謝しているんだ。



――今回のフェスには同世代のアーティストが多く起用されていますが、ステージ裏での交流はありましたか?

ニック:　少しね。フェスや何かで共演したことがあって、何組かとは面識があるんだ。ソフィア(・カーソン)としゃべれたし、「SUPERFRUIT」のふたりとも。フェスってファンにとってはもちろん、アーティストにとっても楽しいものなんだ。アメージングなミュージックが一か所に集まるなんて、最高だよね。


――今年1月に、「ジョナス・ブラザーズ」再結成がツイッターでトレンドに。ずばり実現の可能性は?

ニック:　なんとも言えないね。いまのぼくらは、それぞれが自分の音楽や、映像作品を追及することに幸せを感じている。でも絶対なんてありえないからね。何が起こるかはわからない。ぼくらは変わらず兄弟だし、仲はいいんだ。再結成の可能性も、もしかしたらあるかもしれない。

Happy birthday to my beautiful niece Alena! You light up my world every single day. Love you so much!

Nick Jonasさん(@nickjonas)がシェアした投稿 - 2018年 2月月2日午前10時10分PST

Today was one for the books... From the 6am wake up calls finding out I’m nominated for the @goldenglobes to the insane LA #Jumanji premiere! Nothing better than sharing something you’ve worked on with family. Thank you to everyone for an amazing day. @joejonas

Nick Jonasさん(@nickjonas)がシェアした投稿 - 2017年12月月11日午後10時33分PST

Beautiful night celebrating beautiful people. #JOPHIE

Nick Jonasさん(@nickjonas)がシェアした投稿 - 2017年11月月5日午前9時01分PST

――幼いころから活動されているので、ファンの中には「キャンプ・ロック」や「ジョナス」のころから、10年以上もニックさんを応援し続けている方も少なくないと思います。世界の反対側に、昔から自分のことを知っているファンが存在するということは、どんな感覚なんでしょうか?

ニック:　世界中にファンがいるって、最高の気分だよ。自分が作った音楽だとか自分のストーリーをシェアしたとき、興味を持ってくれる誰かがいるってことは、ラッキーなことだと特に思う。ぼくにとってとても大きな意味があるんだ。当たり前のことだとは思っていないよ。




――現時点での最新シングル「Find You」は、ある女性をずっと探し続けている切ない楽曲。実体験に基づくのでしょうか?

ニック:　自分の身に起きた出来事からインスピレーションを得て、曲を作るということは多いよ。特定の、というわけではなくて、いろいろなことから、いろいろな形でね。「Find You」は、ひとりでも大丈夫、誰かと出会う前に自分のことを深く知ろうという曲。自分の人生における体験を楽曲として昇華できることは、幸運だと思っているよ。ぼくの体験が、誰かが似た経験を乗り越えるのに、助けになればいいなと思っているんだ。

(ちなみにニックさんが理想とするパートナー像は?)

ニック:　あー……フフッ(笑)、どうだろうなぁ。ハッキリわからないかも。うーん……そうだなぁ(笑)、まぁ長い道のりってことなんじゃないかな。

【動画】意味深な歌詞の意図は…?　ニック・ジョナス「Find You」



――本作を含むかもしれない、新作アルバムの発売が期待されています。いま準備中ということでよろしいのでしょうか?

ニック:　音楽は作っているけれど、どうするかまでは決まっていないんだ。もしかしたらフルアルバムになるかもしれないし、シングルとしてリリースするかも。限定はしていない。ぼくにとっての“キー”は、クリエイティブでい続けること。ありがたいことにファンにも恵まれていて、ぼくのペースでやらせてくれている。プレッシャーを感じることなく、自分がやりたいようにやっているよ。


――俳優と歌手、二足のわらじをどう両立させているんでしょう?

ニック:　俳優としても歌手としても、クリエイティブでいることによって、ずっと忙しい状態だからいいんだよね。それぞれの仕事が、いい影響を与え合ってくれるんだ。チームもぼくがうまくバランスをとって、インスピレーションをいつでも得られるように、サポートしてくれている。なんでもきちんとこなせるように、スケジュールの管理もね。

(ファンが果たす役割も大きいのでしょうか?)

ニック:　どんな仕事においても、ファンが果たしてくれる役割は、巨大なものだよ。世界中を旅してインスピレーションを得たり、エネルギーをもらったりするのもいいけれど、ステージに立って、観客との“絆”を体感するのは最高だ。人間として、個人的な意味でね。世界のあちこちで素晴らしいファンに会えることを、本当に幸せに感じているんだ。
(日本のファンと一緒の時間も楽しんでくださいね、という言葉に)そうだね。どれだけ時間をとれるかわからないけれど、東京と神戸のショーは最高のものになるよ。

Performing in Tokyo for the first time ever last night was incredible! @popspringfest in Osaka tonight

Nick Jonasさん(@nickjonas)がシェアした投稿 - 2018年 3月月24日午後6時15分PDT

There was something really special about these Japan shows. Thank you Kobe

Nick Jonasさん(@nickjonas)がシェアした投稿 - 2018年 3月月26日午前10時44分PDT

――マイリー・サイラス、デミ・ロヴァート、セレーナ・ゴメスら、同時期に活躍したディズニーチャンネルスターが、いま本業以外にも熱心に社会貢献活動を行っています。ニックさん自身は現代社会において、どんな役割を果たしていきたいと考えていますか?

ニック:　ぼくらには世の中をより良くしていく重要なメッセージを伝えるための、プラットフォームがあるんだ。チャリティへの情熱や、興味を伝えていくことに、責任を感じているよ。自分の役割を果たそうと努めているんだ。もしファンを巻き込むことができれば、それはぼくにとっての勝利に間違いないんだよね。


――DC時代から比べると、いまではすっかり「セクシーな男性」といった印象ですが、イメージの変革に苦労はありましたか?

ニック:　「ジョナス・ブラザーズ」を離れた瞬間が、少年から大人に変わったタイミングだと思うよ。次のステップへ進むことに、不安や恐れがあった。うまくいくかなぁって。でもアートや音楽制作があくまでも中心にあった。それを誇りに思っていたし、単純に好きなんだよね。俳優としての仕事もすごく手助けになったよ。いい役を得たことで、背中を押されたし、新しい層の観客と出会わせてくれたんだ。

Why am I still awake?

Nick Jonasさん(@nickjonas)がシェアした投稿 - 2018年 1月月29日午前1時14分PST

――ファンへのメッセージをお願いします。

ニック:　日本のファンのみんな、ニック・ジョナスです!　いつも素晴らしい愛情と応援をありがとう。またすぐに戻ってこれますように!　TVGrooveを観ているみんな、自分らしくね!


(インタビュー、終わり)