「スター・ウォーズ」チューバッカ、来日記者会見の通訳はまさかのハン・ソロ! 漫才のような掛け合いで最新作の見どころを「ウォォォォーッ」とアピール[写真あり]

「スター・ウォーズ」シリーズのスピンオフ作品「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」で主人公ハン・ソロを演じるオールデン・エアエンライク、監督のロン・ハワード、そしてチューバッカが来日。6月11日に都内で記者会見が開かれ、3人が出席した。

シリーズ屈指の人気を誇る“愛すべき悪党”ハン・ソロは、いかにして銀河最速のパイロットになったのか。同作はルークとレイアに出逢う前の、若き日のハン・ソロの知られざる過去を描くアナザー・ストーリーだ。

ステージに上がるなり主役のオールデン・エアエンライクは「日本に来るのは始めてだからすごく興奮してるよ。街を散歩してみたけどどこも綺麗だし、日本の人はすごく親切で嬉しい」と笑顔で話し、初来日を既に満喫している様子。



来日に関してはチューバッカも黙っていない。自身の話すウーキー語(チューバッカの種族が話す言語)で「ウォォォォーッ」と叫ぶように一生懸命喋ったのだが、会場はキョトンとしてしまう。しかしすかさずオールデンが「彼は『日本に来れてすごく興奮してる。日本は僕のお気に入りの国だし、ファンのみんなに会えてうれしい。今はカメラのフラッシュがすごいけど』って言ってるよ」と、ナイスチームワークで通訳した。

さらに「この映画のみどころは?」と聞かれたチューバッカ、再びウーキー語で「ウォォォォーッ」と叫んだが伝わらず、またまたオールデンが「オールデンと仕事ができたこと、って言ってる」と爆笑の通訳。さすが“生涯の相棒”であるチューバッカとハン・ソロ、まるで漫才のようなやりとりで、しっかりと2人の絆を見せてくれた。



同作の撮影についてロン・ハワード監督は「僕が監督をすることになった撮影初日に、なんとジョージ・ルーカスが現場に来てくれたんだ。特にアドバイスは敢えてしてこなかったけれど、1つのシーンに関してだけは“ハンならこうするはず”と見せてくれた仕草がすごくハン・ソロっぽくて不思議だった」と、スター・ウォーズの生みの親であるジョージ・ルーカスとのエピソードを披露。ちなみにロン・ハワード監督とジョージは親友関係だという。

またジョージ・ルーカスとロン・ハワードは以前、「七人の侍」などで知られる日本人映画監督の黒澤明と3人で食事をしたことも明かし、さらにその際黒澤監督から受けたアドバイスを実際「ハン・ソロ」でも取り入れたと話した。



オールデンはなんと、「スター・ウォーズ」の旧三部作でハン・ソロを演じたハリソン・フォードに、彼の所有する飛行機の倉庫にて話す機会があったことを告白。「ハリソンは今回の“ハン・ソロ”をすごく褒めてくれたよ。あと、人に何か(ハリソンのことを)聞かれたら『ハリソンは僕が必要なすべてのアドバイスをくれたって言えよ。あとは何もしゃべるな』って言われた(笑)」と、ハリソンのお茶目な一面も語った。



オールデンは、世界的な人気があるスター・ウォーズのキャラクターを演じるプレッシャーについて「プレッシャーに関してはどの作品にも感じつつ演じているんだ。今回も与えられた役を、みんなに楽しんでもらうことに集中したよ」と話した。

ファン待望のスピンオフ映画「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」は、6月29日(金) 全国ロードショー。